夢職で 高貴高齢者の 叫び

          

秋田県・岩谷の子守り歌

2014年07月28日 | 子守唄

 
折渡千体地蔵(秋田県由利本荘市岩谷地区)

私のふる里、秋田県の旧岩谷村に伝わる子守唄があった。

「おしん」の時代の子守唄である。

奉公に出された子供たちが子守りをしながら、自分の境遇を子守唄にして歌っていたものである。

もう、忘れ去られた唄である。

幸い、地元で歌える人がいるのを知っていたので、カセットテープに録音を頼んだ。

彼女は高齢者で声がかすれているけれど、協力してくれた。

私はこれを「岩谷の子守唄」としてユーチューブに流した。

この唄を日本子守唄協会に紹介する人がおられたので、子守唄協会から資料として収集したいと連絡を受けた。

今は地元でも死語となった方言で歌われるので、意味が分からない所があったが、古文書や方言辞典などを調べて現代語訳をつけた。

これが子守唄協会の季刊誌で紹介された。(P.6)

そして、協会のHPに「岩谷の子守唄」を載せていただき、消え去ろうとしていた唄が保存されることになった。

高齢者であり素人の歌なので声の質が劣りますが、興味のある方は現代語訳を読みながら1分34秒間ご辛抱の上、お聴きください。 

http://www.komoriuta.jp/ar/A12120901.html

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