夢職で 高貴高齢者の 叫び

          

1万円札が落ちていたら?

2017年09月27日 | ギックリ腰

 ギックリ腰になってから3か月が過ぎた。

腰を痛めたときは、ほとんど歩けなかった。

今は杖をつきながら、少しずつ歩く練習をしている。

 

 今日は杖なしで歩く練習に出かけた。

場所は那須野が原公園。 今日は人の姿がまばらだ。

ここはクルマの心配がない。

舗装された小道や、柔らかい芝生の上を歩く。

途中、花を見つけてはデジカメで写す。

のんびりゆっくり歩いて1時間。

 

 昨年は、ギックリに3回もやられた。

 今年は、まだ、1回だけだ。

 これ以上ギックリ腰になりたくない。 

 昨年は、落ちていた紙屑を拾おうとしたらギックリ。

 今年は、卓球の練習のとき、落としたボールを拾ったらギックリ。

 俺は物を拾おうとして、腰をかがめたときにギックリ腰になりやすいのだ。

 公園に、100円玉が落ちていても拾わないことにしよう。

 わずか100円拾って、ギックリになったら、大損害だ。

 

しかしなあ、1万円札が落ちていたらどうしよう。

迷うなあ?

    

  

      

 

    

   

 


ギックリ腰で太極拳教室へ

2017年06月29日 | ギックリ腰

 

ギックリ腰になってから、今日で13日目。

平坦の所なら、少しは杖なしで歩けるようになった。

だいぶ楽になったので、太極拳教室へ出かけることにした。

今日の太極拳は会場の都合で、体育館に変更。

いつもの公民館は駐車場からフロアまで、段差がない。

しかし、体育館の玄関には5・6段の階段がある。

スロープのある入り口は離れた所にあり、通常、そこのドアはロックされている。

俺は、階段の前で立ち止まってしまった。

今朝、クルマに乗るとき、うっかりして杖を忘れてしまったのだ。

クルマに乗るときよりも、降りるときが足腰に負担がかかる。

会場の駐車場で、クルマから降りようとしたときに、杖を忘れたことに気がついたが、もう遅い。

杖があれば、少しぐらいの階段は登れるのだが、杖なしでは苦労する。

 

ふと、昨日のテレビニュースを思いだした。

格安航空会社のバニラ・エアが、車いす客にタラップの階段を這わせて上らせたことを。

何とタラップの階段は17段もあるそうだ。

かなり、つらかったろうなあ。

こんな状況を、空港の職員は平気で見ていたのだな。

それに比べれば、ギックリ腰が階段の5・6段ぐらい上るのは大したことはない。

俺は、右足に左足を添えながら、一段ずつ上った。

今日は無理をせず、太極拳のまねごとをしよう。

 


ギックリ腰日記

2017年06月23日 | ギックリ腰

ギックリ腰日記

 

   ☆6月17日(土)晴

公民館でラージボール卓球をした。   ボールを打ち損ねた。

床に落ちたボールを拾ったとき、腰に激痛が走った。

また、ギックリ腰にやられた。

去年の12月に起きたギックリ腰が治ったのばかりなのに、またやられてしまった。

家の中を二本の杖に寄りかかって歩く。 

昨日、潮来へバス旅行したばかりだ。

旅行前でなくて、よかったのかも知れない。

 

   ☆6月18日(日)晴

今日は父の日。  

博物館で、子供たちへお父さんへのプレゼント作りのボランティアをする予定だったが、欠席。

夕方、近所の子が家に来て、面白いものを見せると言って出したのが、今日、自分が子供たちと作るはずの父へのプレゼントのビックリ箱ではないか。

蓋をあけると中から牛乳パックで作ったバネが飛び出した。

大げさに驚いて見せ、子供を喜ばせた。

 

   ☆6月19日(月)晴

前回のギックリ腰のときは家の中を車椅子で移動したが、今回は軽くてすんだ。

2本の杖に頼ると歩ける。  しかし、かがんで顔を洗うことができない。

タオルで拭くだけである。  赤ちゃんと同じだ。

 

   ☆6月21日(水)雨

自分でクルマを運転し、整形外科へ。

痛み止めを処方するとのことだが、一時的に感覚をマヒさせるだけだろうから断る。

ウォーターベッドでリハビリをし、シップをいただく。

薬局で杖を倒してしまったが、腰が痛むので拾うことが出来ない。

職員に拾っていただいた。  みんな親切だなあ。(感謝)

 

   ☆6月22日(木)晴

ネットのストレッチ体操を探し、パソコンを見ながら、できる所だけをまねる。

外出できないので退屈。  テレビを眺める。

森本学園、加計学園、豊田真由子議員の暴言暴行。  不快なり。 

 

 

   ☆6月23日(金)晴

DVDを見ながら太極拳のまねごとをする。

 

東京立川の丸山という男、保険金詐欺で逮捕。

海外旅行をしていないのに、フィリピンで、くしゃみをしたらギックリ腰になったと偽り、保険金40万円をだまし取る。

俺は本物のギックリ腰だ。  許せない。

 


高齢者体力テストを受けた

2017年06月01日 | ギックリ腰

 

 昨年、3度もギックリ腰になった。

最後に腰を痛めた12月4日から間もなく6か月になる。

今は再発しないように気をつけて生活している。

 昨日、市民体力テストに参加した。

健康チェックのとき、ギックリ腰になりやすいことを告げたら、無理をしないようにと注意を受けた。

 65歳~79歳の高齢者体力テストでは次の検査を行う。

① 握力  ②上体起こし  ③長座体前屈  ④開眼片足立ち 

⑤10m障害物歩行  ⑥6分間歩行

 私は腰が弱いので、上体起こしはゼロ回、長座体前屈は25cmと極端に悪い。

しかし、開眼片足立ちは太極拳で鍛えたおかげで、120秒をクリア。

握力、障害物歩行、6分間歩行は、中ほどの成績。

総合評価では5段階評価の《3》の成績を得た。

 テストの基準は多少異なるが、5年前に筋トレの講習会を受ける前のテストでは、評価《1》であったが、講習後は《2》となった。

この頃は体力が弱かったので、《2》でも満足していた。

 今回の体力テストでは、筋トレをしてきた効果が表れ、人並みの成績に追いついたのでうれしい。

しかし、上体起こしは、1度も出来ない。

家で腹筋のトレーニングを何度も試みているが、1度も成功したことがない。

つまり、布団から手を使わずに起き上がる力がないのだ。

寝たきりになったら、大変なことになる。

 テストをしてくださった、スポーツボランティアの皆様に感謝。

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今日の昼食は、新聞の折り込みちらしにあった ‟かつおにぎりセット”

 


ギックリ腰 - - - ランチに誘われて歩く

2017年05月22日 | ギックリ腰

ギックリ腰・・・ランチに誘われて歩く 

 

 女房とファミレスで、ランチすることにした。

2キロも先の店だが、歩いて行くことにしたのだ。

 俺はギックリ腰を繰り返してきたから、あまり歩けない。

足腰を丈夫にするには、ウオーキングで鍛えなければならないことは理解しているが、ただ歩くのはつまらないのだ。

女房はファミレスまで歩いて行って、昼食しようと言う。

 歩けば、俺の足腰を鍛えることになるのだから、良いことなのだと。

しかし、ファミレスまで2キロ、往復4キロだ。 厳しい距離だ。

 ファミレスのランチには魅力がある。

しかたがないから、歩いて行くことにした。

 俺はファミレスで、パスタ・マルゲリータを注文。

女房は、ビーフハンバーグ。

 

 食事がすんでから俺は考える。

女房は俺の歩行訓練のためにと言って、遠いところへ連れてきたが、実は自分のダイエットのために歩いたのではないかと。

まあ、それはどうでもいいや。

美味しいランチができたのだから。


芝桜に 心が和む

2017年04月25日 | ギックリ腰

4月25日(火) 

 

 昨年の12月初め、ようやくギックリ腰が治り、足腰の調子が良くなったので、クルマで公園に出かけて、ウオーキングしようと思った。

出かける準備をしているときに、玄関の植木鉢が気になり、動かそうとして持ち上げたら、ギクッと音がして背中に激痛が走った。

また、ギックリ腰になったのだ。

せっかく治った腰は再びダメになった。

不用意に植木鉢を持ち上げたことを悔やんだ。

 腰が痛むので、いつものように年越しそばを打つことが出来なかった。

私の場合、ギックリ腰になると、ほぼ3か月は自由に活動できない。

 それから、運動をしばらく休んでいたが、今はだいぶ良くなってきたので、筋トレを再開した。

足腰の筋肉や背筋などを鍛えるために、マシーントレーニングを始めたが、負荷を軽くし、身体を痛めないように気をつけている。

今日もトレーニングをした。

帰るときに、体育館の前の芝桜に目が留まった。

綺麗なので、しばらくその場でくつろいだ。

(拡大)

 


ギックリ腰の歩行訓練中に歌の本に逢う

2016年09月13日 | ギックリ腰


散歩の途中で見つけたカマキリ

          ギックリ腰の歩行訓練中に歌の本に逢う

 

ギックリ腰がまだ治っていない。 腰ばかりか膝も痛む。

歩くと痛さが増すし、苦痛は翌日まで影響する。

足が衰えないようにと家の周りを歩くようにしているが、500m程で疲れてしまう。

これではいけない。 自分の身体に鞭打って頑張ろうと思った。

妻がクルマで外出するときに同乗し、2キロ程先で降ろしてもらった。

こうすれば何が何でも家を目指して歩かなければならない。

街へ出かけてクルマを降りた。

ゆっくり歩いた。

そのうちにヨタヨタ歩きになってしまった。

少し歩けば、喫茶コーナーのあるスーパーがあるはずだ。

歩道をヨタヨタ歩む。

道路を横切らなければスーパーへ行けない。

いつもなら、何の苦も無く横切る道路なのに、慎重に構える。

何台も何台もクルマを見送り、やっとのことで手をあげて道路を渡る。

スーパーの喫茶コーナーの椅子に腰を掛けて、缶コーヒーを飲みながら休憩。

すると、私のそばに見慣れぬ女性が近づいてきた。

そして、手作りの本を差し出し、「このテーブルに置いてください」と言って去った。

店員ではないようだ。

冊子を見ると、A4を二つ折りにし、10ページ程の物が4冊あった。

色紙に絵と筆書きの文章を書き、縮小コピーしたものや、ワープロで作成した俳句や和歌などが書かれている。

「朝顔」と題した本をめくった。

朝顔の俳句がたくさん書かれ、著名な作家の名が並ぶ。

芭蕉、一茶、蕪村、夏目漱石、正岡子規などだ。

 一つだけ私の知っている歌を見つけた。

千代女の「朝顔につるべ取れれてもらい水」である。

自作の俳句や仲間の句も書かれてあった。

 

別の冊子で室生犀星の「ふるさとは」に目がとまった。

色紙に花を描いて、筆で詩が書いてある。

 

     ふるさとは遠きにありて思ふもの

     そして悲しくうたふもの

     よしやうらぶれて 異土の乞食となるとても

     帰るところにあるまじや

     ひとり都のゆふぐれに

     ふるさとおもひ涙ぐむ

     そのこころもて

     遠きみやこにかへらばや

     遠きみやこにかへらばや

 

若いころは感傷的になって、繰り返し読んだ歌だった。

小冊子をしばらく読んだ。

地道に小冊子を作り、配布している人に感謝。

歩行訓練で外出したから、こんな良いものに出会えたと満足に思う。

30分程休んでから、家へ向かう。

休み休み歩き、ヨタヨタと玄関にたどり着いた。

 


ギックリ腰日記(10)

2016年07月31日 | ギックリ腰

ギックリ腰日記(10)

     7月31日(月)

ギックリ腰になったとき、トイレで立ち上がるのに苦労した。

足腰に力が入らず、立ち上がることが難しいのだ。

身障者トイレについているようなL字型の手すりを取り付けようと材料を買ってきたが、腰の痛みでなかなか作業に入れなかった。

リハビリで良くなってきたので、作業に取り掛かることにした。

まずは壁の中の間柱探しだ。

壁裏センサーで探す。

取り付け用の板を打ち込む所に釘があることがセンサーで分かった。

だから、ここを避けて木ねじを打ち込む。

女房に手伝ってもらっての作業だが、足腰が不自由なので、思うようにならない。

また、ギックリ腰にならないように気を付けながらの作業だ。

ギックリ腰予防の作業で、またギックリ腰になったら大変。

休み休みの作業で二日もかかった。

完成!

これで、いつギックリ腰になっても安心。

しかしなあ、もうギックリ腰はこりごりだよ。

女房いわく。

「超高齢になって腰が立たなくなったら使えそうだね」

ギックリ腰にならなくとも、いつか役立つときがくるだろう。    

             転ばぬ先の杖


ギックリ腰日記(9)

2016年07月24日 | ギックリ腰

ギックリ腰日記(9)

     7月24日(日)

トイレに手すりを取り付けようと思った。

ギックリ腰で一番困るのは、車椅子でトイレに入ってから、出てくるまでだ。

足腰に力が入らないから、立ち上がることができないからだ。

ベットから起き上がるときは、女房に手伝ってもらうが、こればかりは頼みたくない。

だから、トイレの中に置いてある車椅子の肘掛けに、必死になってしがみついて立ちあがった。

かなりの冒険である。

杖で歩けるようになってからも、トイレが大変。

杖に満身の力を込めて、気合を入れなければて立ち上がることができない。

身障者トイレにあるようなL字形の手すりを取り付けようと、この時、真剣に考えた。

 

俺はホームセンターでトイレ用のL型手すりを買ってきた。

壁は空洞なので取り付け用の板も用意した。

しかし、今はギックリ腰で作業ができない。

腰をかがめて作業しなければならないからだ。

 

   さて、いつ作業に取り掛かろうか?

   下手に作業すれば、また、ギックリ腰だ。

 

 


ギックリ腰日記(8)

2016年07月23日 | ギックリ腰

ギックリ腰日記(8)

     7月21日(木)

太極拳教室へ出かけた

準備運動の片足立ちや、足に負担がかかる運動はやめた。

24式太極拳では、左足になるべく負担がかからないようにして演技した。

注意しているのに、ついつい力が入ってしまい、膝が痛くなった。

そこで、椅子に腰かけて休憩。

99式太極拳は腰かけたまま、腕だけ動かして運動した。

だから、手踊りをしているようなものだ。

   夏になった。 そろそろ、街のお祭りが始まる。

   腰かけたまま、腕を動かしていると、まるで盆踊りの練習をしているようだ。 


ギックリ腰日記(7)

2016年07月21日 | ギックリ腰

 

ギックリ腰日記(7)

     7月20日(水)

腰の痛みはよくなったが、足が痛い。左膝が痛む。

若いころ、階段から転げ落ちて怪我をしたところだ。

歩くと膝が痛むのだ。

 

女房は9時前に家を出て、帰りは夕方5時とのことだ。

電車で押し絵教室に通っているのだ。

何か月も前から、歌舞伎役者の羽子板を作っているのだ。

弁当に、おむすびを持っていくという。

ついでに、俺のおむすびを二つ作って置いていった。

多分、俺がスパゲッテイを作ってあげたお礼だろう。

 

女房のおむすびは一つだけだ。

ダイエットのため、一つでよいそうだ。

重くなったら、俺が女房の介護に困るからなあ。


(おむすびと きゅうりとわかめの酢の物)

 

 


ギックリ腰日記(6)

2016年07月18日 | ギックリ腰

ギックリ腰日記(6)

     7月16日(土)

☆ギックリ腰14日目

女房は俺を家に置いたまま、出かけてしまった。

卓球クラブに行ったのだ。

俺も同じクラブに入っているのだが、ギックリ腰なので置いていかれたのだ。

まあ、仕方ないや。

俺は家の中なら、杖なしで歩けるようになってきた。

しかし、再発防止のため、腰は腰痛ベルトで、しっかり固定していなければならない

腰を曲げると痛いので、顔洗いがむずかしい。

まず、左右の足を前後に開いてかまえる。

運動会のかけっこで、スタートするときの構えだ。

それから身体を少し前にかたむけて顔を洗う。

 

☆俺がギックリ腰で立つことも座ることも出来なくなったとき、女房は俺を介護してくれた。

     (ありがたや!ありがたや!)

しかし、こらからもギックリ腰になったとき、どれだけ介護してくれるかどうかは分からない。

身動きできなくなったとき、笛で合図しても、太鼓をたたいても、聞こえないふりをされるかも知れないのだ。

ここらで、点数をかせいでおいた方がよさそうだ

 

☆俺は女房が卓球から帰って来る前に、お昼の準備をすることにした。

まず、腰を痛めないように腰痛ベルトをがっしりと締めなおす。

エプロンをする。

俺に一番簡単な料理はスパゲッティだ。

俺は鍋でお湯を沸かしながら、冷蔵庫の中を探す。

あまり良い材料はない。

人参とピーマン、それにウインナーソーセージを取り出した。

これをフライパンで炒めて、市販のナポリタンソースと混ぜた。

女房が帰ってくるころあいを見て、鍋にスパゲッティを入れる。

茹でた麺をフライパンのソースと混ぜ合わせる。

盛り付けをした。

庭からバジルを採ってきて適当にトッピング。

あまり、美的センスのない盛り付けだが、まあ、食べられるだろう。

ちょっと疲れた。

腰も痛い。

  

☆これだけ、料理をしておけば女房は満足して、またギックリ腰になったら、手厚く介護してくれるだろうよ。

- - - - と、まずは思う。

 

☆けれども心配事がある。

俺は人参が大好きなので、たくさん入れたけど、女房は人参が大嫌いなのだ。

女房はどう思うことやら。

 


ギックリ腰日記(5)

2016年07月14日 | ギックリ腰

ギックリ腰日記(5)

     7月13日(水)

☆ギックリ腰11日目。

今日は宇都宮で歌舞伎がある。

チケットはすでに2枚買ってある。

今さらキャンセルするのはもったいない。

痛さをこらえて宇都宮に行くことにした。

駅構内はエレベーター、エスカレーターの移動だから、階段を一段も踏むことはないから楽に移動できた。

宇都宮駅からバスに乗る。

ステップの上り降りに苦労する。

バス停から会場までは200m程だ。

歩道は平らではない。

歩道の右端と左端では高さが違うのだ。

歪んでいる歩道は歩きにくい。

つまずかないように地面を見ながら一歩一歩前に進む。

杖に寄りかかりながら歩くので腕が痛い。

左の膝が痛む。

歩くのがつらくなってきた。

やっと、総合文化センター前に着いた。

いつもなら階段を上がるのだが、今日は少し遠回りしてスロープを進み、玄関へたどり着いた。

俺と同じように杖をついている爺さん婆さんたちが目に付く。

この会場にはエレベーターがない。

スロープもない。

急な階段を杖で身体を支え、手すりに手をかけながら降りる。

メインホールの客席に行くには、身体の不自由な人にはきつい。

 

☆客席に腰を下ろした。

市川染五郎が登場し、挨拶。

歌舞伎の内容を分かりやすく説明。

最後に、ケイタイの電源を切るようにと、客席へ呼び掛けた。

すると、けたたましくケイタイが鳴った。

非常識な人がいるものだと思いきや、染五郎はポケットからケイタイを取り出して、「あっ!電源を切るのを忘れていた!」と。

会場は爆笑。

華やかな歌舞伎を楽しむ。

痛さをこらえても、来てよかったと思う。

 

☆帰りのバスで宇都宮駅に到着。

駅のお店で餃子を食べる。

宇都宮ではこれが楽しみだ。

 

☆帰りの電車は宇都宮駅始発。

ホームで若者たちに交じって並び、やっと席を確保。

もう少しで、若者に席を取られるところだった。

女房と離れた席になった。

優先席はすぐに若者たちに占領されてしまった。

 

☆杖をついていた右腕が痛む。

 整体で足腰のマッサージをしてきたが、今度は腕のマッサージか。(>_<)


ギックリ腰日記(4)

2016年07月13日 | ギックリ腰

ギックリ腰日記(4)

     7月12日(火) 

ギックリ腰10日目

昨日、借りていた車椅子を返した。

杖に頼っているが歩けるようになった。

今日は調子が良い。

友人が心臓の手術をしたので、お見舞いに出かけた。

ギックリ腰後、初めての外出だ。

まだ、足に力がないから、クルマの運転でブレーキを踏む自信がない。

運転は女房に頼んだ。

 

☆病室で友人に会う。

心臓の手術に7時間も耐えたという。

その後、肺気腫を併発して治療中というが、至って元気だ。

病院内をスタスタ歩いている。

一方、俺は杖をつきながら、ヨタヨタ歩いた。

彼は腰かけているベッドから、わけなく立ち上がる。

しかし、俺は椅子から杖で身体を支え、やっとのことで立ち上がった。

どちらが病人なのか分からない?

 


ギックリ腰日記(3)

2016年07月10日 | ギックリ腰

ギックリ腰日記(3)

     7月5日(火)

☆ギックリ腰、3日目。

女房のクルマで、整体へ行った。

整体師は腰の筋肉の硬くなっているところを、もみほぐした。

腰の筋肉は足とつながっているので、足の筋肉も、もみほぐした方がよいという。

だいぶ、痛みがとれた。

 

☆家の中を車椅子で歩く。

寝室、台所、居間、トイレなどには、車椅子で入れるのだが、ただ一つ入れない部屋がある。

俺専用の部屋だ。

パソコンの作業をする部屋だ。

本棚を広く備えるため、入り口のドアが狭く作られている。

車椅子は通れないのだ。

しばらく、パソコンはお休みだ。(>_<)

 

☆疲れやすくなった。

ベッドに寝ころびながら、ラジオを聞いている。

起き上がるときは、女房に手伝ってもらわなければ出来ない。

女房の首の後ろに腕をまわし、身体を起こしてもらう。

そして、ベッドに腰かける。

起き上がるだけの筋力が、腰の捻挫で無くなってしまったのだ。

腰かけるまでの動作や、横になってから、ベッドの中央へ移動するのが、大変な苦労だ。

女房は介護の講習を受けたことがあるので、俺の身体の移動させるコツを覚えているので、大いに助かる。

今、我が家は老々介護だ。

 

☆ベッドに横たわりながら、これが逆の立場だったらどうしようかと考える。

女房が歩けなくなったら、俺が介護しなければならないのだ。

俺は、介護のコツを知らない。

第一、 女房の身体を持ち上げるなんて、到底できるものではない。

寝ている身体を起こして、ベッドに座らせることさえ、無理だ。

女房の体重を支えると、俺はまた、ギックリ腰になってしまう。

そうなれば、二人とも倒れたままだ。

どうしたらよいだろうかと、悩む。

女房が、もっと軽ければ、何とかなるのだがなあ?

 

あることが、ひらめいた。

女房よ! 

もっと、ダイエットしておくれ!

 無理だよ! 無理! 無理!