村の水車番

水車小屋のおじさんは見た?  山村のくらしは、今日も快調!

無力感

2007年06月02日 | Weblog
明日から始まる八重滝の草刈りに備えて、事前の写真を撮りに行く。
帰りに寄り道をして、かねてから気に掛っていた、親戚のH家の様子を見に立ち寄った。
お世話になっていたHさんはすでに亡くなられ、息子さんが後を継いで居られたが、勤めの都合もあって、2つ隣の町へ新築して出られた。

生前、お寄りすると多趣味な人でもあったのでいろいろな話を聞かせていただいた。
とりわけ、庭先の栂の木が自慢で、うっかり物でも引っ掛けようものなら怒られたものだった。

今は見る影も無い! 庭の草のはびこりが哀れな感じだ。
庭先に広がる田んぼも草に覆われている、 農事小屋を覗くとそれでもまだ動くような農具が見える。
津波の様に、人口減社会は中山間地域へ最初に上陸する。
家もある、耕地もある、農具もある、  直ぐにでも農業を営む事が出来る状態だが、どうする事も出来ない・・・・

襲い掛かる津波に飲み込まれた、スリランカの漁民の様に無力に逃げ回ることが精一杯だろうか?

一軒・・又一軒と青草に埋もれて行く地域を見ていると・・・
我が身の無力が腹立たしい!
コメント
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