ファミリーアシスト あすなろ教室(輝く瞳と素敵な笑顔を求めて)

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はじめの言葉かけ

2013-04-08 | 育児
 いよいよ新学期がスタートします。多くの人々が新学期に向けて、新たな気持ちで取り組もうと意欲をもっていることと思います。
 スタートに立った自分にどんな言葉をかけているかによってかなりこれからの成長に大きな違いが生まれてきます。
 過去を振り返り反省をし、課題を明らかにしながら、次を考えるという人は多いと思います。
 「昨年度は、~ができなかったで、今年度は~ができるようにしたい。」という言い方になります。
 しかし、これを続けると次第に視野が狭くなる恐れがあります。

 完璧な人などいません。そして、常に変化をしている私たちです。

 完璧さを求めて、至らない点を何とか実現しようと頑張るという生き方をしても、完璧になることはないから、常に満足な状態を作り出せないということになります。また、変化をしている私たちですから、同じ取り組みでも、見方が変われば、成果も変わることが考えられます。

 つまり、「どんな自分になりたいのか。」に焦点を当て、昨年度までにどんな成果があったのか。そして、今年度は、どんな取り組みをしたいのかを明らかにする方がやり甲斐を感じます。

ですから、「昨年度は、~ができたから、今年は、これもできるようにしたい。」という言い方になります。

 常に私たちは、成長し続けています。

 失敗をしながらでも学び続けているのです。

 ですから、自分の可能性を広げるという意味から、「これができる私ならば、これもできるはずだ。」という自己肯定感に根ざした言い方ができるはずです。

 言い方一つなのです。自信がないからと言って、自分に否定的な言葉をかけていれば、自然と自信のない自分を作り上げます。自信がなくても、あたかも自信があるかのような言い方をすることで、次第に自信が蘇ってきます。

 これは、子どもに対しても同じです。目の前の子どもがやる気をもって取り組もうといている時に、あなたたちは、だめなんだ。だから頑張りなさいと言うか。それとも、あなたたちは素晴らしい。だから、もっと頑張れると言うかは教師次第になります。

 受け取るのは相手です。どのように受け止めると、前向きにやる気をもって取り組むかを考えることが大事だと思います。

 自分への言葉かけが、人への言葉かけにも影響を与えます。

 独特で素晴らしい可能性のある私たちだから、子どもを育てるに値する教師として生きている私たちだと思います。