ファミリーアシスト あすなろ教室(輝く瞳と素敵な笑顔を求めて)

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今の状態をどう見るか

2014-04-14 | 育児
 新年度が始まり、子どもたちの様子は、いかがでしょうか。新しい学級について、どう見ているかによって今後の学級経営の質が決まります。次のどちらに


 課題を感じる

 やりやすさを感じる


課題を感じるといういうことは、学級の状態に満足していないことになります。そこで、自分の思い通りの学級を作りための努力を始めます。

逆にやりやすさを感じていると、その状態をうまく利用して、自分のしたいことを進めます。

 後者の方がスムーズに自分の思い通りにいくように感じるでしょうが、実は、違います。

 この時期の子どもたちは、新年度が始まる前に身に付けた力を精一杯ぶつけて、新しい学級での自分の頑張りを先生に向けています。

 少し無理をしながらでも、よいところを見てもらおうと必死でがんばっています。

 その頑張りを十分に評価すると、次の取り組みに向かう意欲をもつことができます。

 評価をされないでいると、子どもは、自分の頑張りを意味あるものと考えることができず、次第に疲れてきます。
 
 次第に頑張りが失せてきます。

 緊張感がとれた時期が来ると次第に以前の自分が出てきます。これが学級の乱れとなって現れてきます。
 それが現れてから指導しようとしても、なかなか子どもの心には入りません。
 頑張っていた時に評価されず、今また同じように頑張れといわれても、素直に受け入れることができません。なぜならば、教師の姿勢に矛盾を感じるからです。

 一貫して指導していることが子どもの心に落ちていきます。

 よい姿を当たり前と見ず、よいと評価することがそれになります。

今の状態にやりやすいと思っている時には、できて当たり前という感覚が強くて、子どもの頑張りのよさをなかなか評価できません。

 ですから、課題をもっていると考えられる方が、指導が入りやすいことになります。
 常に上を向きながら、挑戦する気持ちを持つ続ける指導ができれば、子どもたちも現状に甘んずることはありません。
 
 今の状態にやりやすさを感じているとしたら、自分の学級経営の限界が近いと考えた方がよいでしょう。さらによい学級を築くためには、自分自身を磨くことしかありません。

 課題を感じているとすれば、まだまだ自分の目指す学級は、高いレベルにあるということができます。
 ただし、目の前の子どもの実態からかけ離れていると、子どもにとって高いハードルとなり、時間がかかります。焦らないで、子どもとじっくりと取り組む必要があります。

 子どもの頑張りを見つめながら、新たな挑戦をさせるという姿勢でこれからの1週間を過ごすことが大切だと思います。