ファミリーアシスト あすなろ教室(輝く瞳と素敵な笑顔を求めて)

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進んでやる子

2014-03-03 | 育児
 日頃、子どもたちが教師にかけてくる言葉に「~してもいいですか。」という言葉があります。
 許可をもらいながら、自分で前に進もうとしています。

先日、ある学級に入った時に、
 「先生、トイレに行ってもいいですか。」
 「先生、トイレに行ってきます。」
と2種類の言葉を拾うことができました。

 進んでやる子は、どんな言葉を使うのでしょう。

 子どもたちに次の3つから選んでもらいました。

 1 「~してもいいですか?」
 2 「~させてください。」
 3 「~します。」

 多くの子どもたちが選んだのは、2でした。
 3を選んだ子どもの数は、思ったほど多くありません。

 進んでやるということは、自分で考え、自分で決め、自分で行動することになると子どもに教えました。

 それに合う言葉は、3になります。

 しかし、3については、勇気と覚悟が必要です。

 「自分勝手だ。」と言われるかもしれません。「何で許されるのだ。」と反感を買うかもしれません。

 私たちは、社会の中で生きています。自分で決めたことでも、ルールで縛られることもあります。

 そのルールを破ってまでもしたいと思った時、仲間からどう見られるかと躊躇するのではなく、これが大事という信念があれば、言い切る勇気が湧きあがります。そして、その結果については、責任を取る覚悟が必要になります。

 許可をもらううちは、責任を転嫁できます。それができない状況まで自分を追い込むねうちがあるのならば、素晴らしいことだと子どもたちに話しました。

 価値観が多様化した今、子どもたちが自分で道を切り開くためには、勇気と覚悟が必要です。それを教えるのも私たち教師だと思いました。