ひよりの音楽自己満足

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GONZ 2nd MULTI VERSE TRAVELER

2020-04-19 08:25:05 | 21th J-プログレ
 先日、久しぶりに某CD店に行ったときに、新譜コーナーで偶然このアルバムを発見してビックリ!そういえば前にこのバンド名の他に類のない凄いサウンドのアルバムがあったなと。で、まさか今20年以上も経てニューアルバムが発表されるなんて夢にも思っていなかったもので超ビックリ!
<GONZ>は、2004年12月にベーシストの<Tosh Miyataさん>が中心となって結成されたトリオ編成のバンドです。現メンバーはキーボードの<Talkey Sakamotoさん>と、2018年に新加入されたドラムス<Yasu Masuiさん>です。Toshさんは中学の頃からベースをはじめ、18歳でライブハウスELLのレギュラーになったそうで。そして78年に<ZETT>というバンドを結成し、某メーカー主催のコンテストで81年と82年にベストベーシストに輝き、バンドも82年にグランプリを獲得したそうです。その後幾多のバンドを経て87年頃にアメリカに渡り、帰国後に<DYNAGON>というバンドを結成されたそうです。そのバンドの進化形がこの<GONZ>のようで、2005年からライブやイベント出演等の活動をはじめ、2007年7月に1stアルバム「INSTRUMENTAL TRANCE PHENOMENA」を発表されました。
 そして2019年に2ndアルバム「MULTI VERSE TRAVELER」が発表されました。星空をバックにした神秘的かつスペーシーなジャケット、期待しちゃいます。
 1曲目は「TIME SHIFTER (studio live)」。いきなりの2分弱のアップテンポの弾きまくりうねりまくり叩きまくりの曲。ここですでに圧倒されちゃいました。これだよこれ、スゲー!って感じ。
 2曲目は「COSMIC GYPSY」。パワフルなドラムフィルからミドルテンポではじまって、うねるベースにのって綺麗なピアノリフがリズミカルにながれ、そしてシンセがしなやかに哀愁メロディを奏でて。中盤ではピアノがのびやかにドラマティックに。その後カッティング風のリズムリフからピアノが美しく壮大に奏で、シンセがのびやかにドラマティックに。スケールの大きい感動の曲。
 3曲目は「BEHIND THE MOON」。ギター風のミドルテンポのミステリアスリフからシンセが神秘的に奏で、しっとりとゆったりと幻想的に。中盤ではオルガンがうねりまくりベースと叩きまくりドラムにのってダイナミックなソロを。超攻撃的で激しく。終盤ではオルガンがのびやかに奏で、ラストはパワフルにブレイクをキメて。
 4曲目は「MULTI VERSE TRAVELER」。パワフルなドラムフィルからミドルテンポではじまって、オルガンがリズミカルに。そしてアップテンポになってノリノリモードに。その後ミドルテンポに戻ってオルガンソロと叩きまくりドラムが。中盤ではミドルテンポでベースのヘヴィリフからオルガンのミステリアスリフが。終盤ではオルガンのリズムリフからドラマティックに盛り上がって。
 5曲目は「RHYTHMO CRUISE」。ミドルテンポのパワフルなリズムからオルガンがリズミカルに、そしてパワフルなユニゾンをキメてオルガンソロへ。その後ベースのうねるリフにのってオルガンのリズミカルでテクニカルなソロで盛り上がっていって。
 6曲目は「NEW GATE sec.12」。ピアノのミドルテンポのパワフルなリフからダンサブルに。そしてアップテンポになってベースがうねりまくり、オルガンがのびやかに、そしてテクニカルに弾きまくって。その後ミドルテンポでピアノがゆったりと力強く奏で、そこからベースのテクニカルソロへ。ラストはドラマティックに盛り上がって。
 7曲目は「TRI DIMENSIONAL FORCE (studio live)」。ダイナミックリフからうねるベースリフにのってピアノがリズミカルにテクニカルに弾きまくって。そしてブレイクからアップテンポノリノリになってさらにテクニカルに。中盤ではミドルテンポに戻ってゆったりと、そしてダイナミックに。終盤ではアップテンポで弾きまくりうねりまくり叩きまくりでパワフルにスリリングに盛り上がって。ラストはユニゾンでブレイクをキメて盛大にFin。アツいっす!
 弾きまくり叩きまくりのスリリングで超攻撃的な場面や、壮大で美しくドラマティクな場面、さらにブルージーだったりジャジーだったりと聴き何処の満載の素晴らしい、いや凄いアルバムですね。もし機会があるならば、ライブを観てみたいですが・・・