ひよりの音楽自己満足

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11.7.17 MARS

2011-07-19 06:23:28 | ライブレポ プログレ2008-2011
◇ 2011.7.17 吉祥寺Silver Elephant
<PROGRESSIVE LIVE 2011>
 新潟の“女エマーソン”と称される女性キーボード奏者<KUMIKUMIさん>を擁するキーボードトリオプログレバンド<MARS>。現メンバーは、KUMIKUMIさん、ドラムスの<岡田隆さん>、ベース&ヴォーカルの<成田秀雄さん>のEL&Pと同じトリオ編成です。1999年にアルバムを発表。そして2010年9月に現メンバーで復活し、活発にライブ活動を行われています。自分は12月に初めてライブを観てめっちゃ感動して、次の2月のライブも観にいきました。そして6月にもライブがあったのですが、仕事帰りに駆けつけたときにはもうライブが終わったあとで超ガッカリ。でもその時点でもう7月の日曜にシルエレでライブがあると発表されていたので、その日は絶対に仕事にならないように気をつけて7/17を楽しみにしていました。そうそう、その間に成田さんが6月のライブのDVDを送ってくださってめっちゃ感激!そして映像を見て仕事をサボってでも観に行けばよかったとちと後悔。ライブが待ち遠しいっす。

 さて当日。MARSがトップバッターであることは成田さんから教えていただいていたので、早めに家を出て吉祥寺へ。余裕でお店に着いてのんびりと開演を待ちます。ステージは向かって左にKUMIKUMIさんの3段キーボードセットが。中央に2タム1バス&エレドラのドラムセット、そして右にナチュラルボディのイーグルベースが。

 開演予定時間の18時を5分過ぎたころ、客席が暗くなってメンバーの皆さんがステージに登場し、拍手で迎えられます。KUMIKUMIさんはノースリーブの白ミニワンピすがたでスレンダーで綺麗でもううっとり♪男性陣は黒Tシャツで。準備が整うとステージが暗くなって、それまでながれていたSEが止まって、そしてながれてきたのがバンド名そのもの、ホルストの「惑星」より「火星/Mars」が。これめっちゃ嬉しいっす。背筋がゾクゾクしてきますね。ひょっとしてこのままEL&Powellの曲に突入?と思いきや、ナレーションがはいったあとスネアロールからはじまった1曲目は「Who Done it!」。テクニカルなオルガンリフのアップテンポのリズミカルでとっても楽しい曲。元曲はEL&Pの“Hoedown”かな。パワフルでノリノリのリズムにのってオルガン&シンセのリフが。ベースのリズムもパワフルなドラムもかっくいいっす。特にスネア、いい音してますね。中盤にはテクニカルなオルガンリフ&ソロが。終盤再び明るく楽しいリフに戻って、ラストはジャジーなピアノフィルでおしゃれにFin。

 「こんばんは、MARSです。新潟からきました」って成田さん。MARSはシルエレは9年ぶりだそうで「またここに来れて嬉しいです。今後とも宜しくお願いします」って。ここで成田さんは今日のシルエレのスケジュールを。「ゆっくり楽しんでいってください」って。

 2曲目は「Voice of the Universe」。ダイナミックなファンファーレから劇的にはじまり、アップテンポのパワフルなリズムがはいってめっちゃ明るく爽やかなシンセリフ、メロウなフレーズがながれて。そして美しいピアノリフとフルート風の音色がながれて。その後ダイナミックなリフから明るく楽しいリフが元気よくながれ、ピアノの綺麗なリフがゆったりとながれたあと、ドラムが一旦止まって、ピアノの美しくたおやかなリフがながれ、ウインドベルが鳴って。そして成田さんの力強いヴォーカルと岡田さんのパワフルなヴォーカルか交互に、そして綺麗なハーモニーも聴かせてくれて。サビはパワーバラード調でめっちゃドラマティック。中盤ではテンポアップしたパワフルなドラムにのってピアノのテクニカルなリフが。ドラムも叩きまくって盛り上がっていきます。その後ミドルテンポでパイプオルガンの音色が響きわたって、ダイナミックなリフからシンセの明るく爽やかなフレーズがながれて。終盤では一旦ドラムがとまってピアノの美しいリフレインがゆったりとながれ、ウインドベルが綺麗に響いて。そして成田さんと岡田さんの力強いヴォーカルが入ってドラマティックに盛り上がっていきます。ラストはハイテンポのパワフルなリズムにのってアグレッシブなモーグソロ、そしてリズミカルなピアノリフのあと、ゆったりとFin。大好きな曲なので演ってくれてめっちゃ嬉しいっす。

 「ありがとうございます」って成田さん。ここでチューニングタイムでしばし沈黙です。そしてはじまった3曲目は「億万長者のファンファーレ」。シンバルロールからはじまって、まずは「庶民の~」の壮大なファンファーレが、ゆったりと響きわたり、ティンパニサウンドも力強く響いて。そしてアップテンポのノリノリのパワフルなリズムがはいって、明るく力強いエマーソン風ブラスサウンドが鮮烈に響き渡って。中盤ではテクニカルなベースソロがちょこっと。その後「Fanfare for the common man」の力強いシンセリフが響き渡って。これ大好きなのでめっちゃ嬉しいっす!感激してちょっと涙腺が緩んだかも。そしてスリリングなシンセのトリルとアグレッシブなベースリフが。終盤は再び元のリフに戻って、ラストはドラムも叩きまくりで盛大にFin。

 「ありがとうございました」って成田さん。メンバーの皆さんは今朝8時過ぎに新潟を出発して高速を通って東京にこられたそうですが、これまでは高速料金は休日1000円だったので安く来れたそうですが、法改正で元の料金に戻ってしまったので、ちと出費がかさんだようで。遠くから来られるのはほんと大変ですねぇ。お疲れ様です。そして次のライブの告知ですが、9月に行われる沼袋の3daysイベントの初日に出演が決まったそうで。とっても楽しみです。

 4曲目は「Awakening」。ミドルテンポのパワフルなドラムからピアノの瑞々しく綺麗で爽やかなリフがながれ、変拍子で静かになったり、パワフルになったりと強弱をつけて聴かせてくれます。その後一旦止まってクリスタルなキーボードサウンドが幻想的にながれ、そしてピアノリフをバックに成田さんの力強く伸びやかなヴォーカルがはいってドラマティックに展開していき、盛り上がってから、ピアノの綺麗なリフ、シンセの幻想的なフレーズがしっとりとながれ、レッドライトに包まれてテンポダウンしていって。中盤では一旦止まったあと、パワフルなドラムをバックにピアノの力強いリフがリズミカルにテクニカル響き、そして力強いヴォーカルがゆったりと伸びやかに響き渡って盛り上がって。その後一旦止まってパイプオルガン調の壮大なサウンドが響き、クリスタルなサウンドが響くなか、テクニカルなベースソロが。終盤再びヴォーカルがはいって劇的に盛り上がって。そしてピアノの綺麗なリフ、シンセの幻想的なフレーズがながれて。ラストは一旦止まったあと、エレドラのティンパニロールからダイナミックなリフが劇的にながれ、ドラムも叩きまくりで盛大にFin。

 「ありがとうございます」って成田さん。ここでHPの宣伝を。最近、検索すると以前よりも上位でHITするようになったそうで。

 オーラス5曲目は「Rond of roses」。「ツァラトゥストラはかく語りき」のブラスサウンドが力強く響き渡り、エレドラのティンパニサウンドが力強く打ち鳴らされて。そしてアップテンポの躍動感たっぷりのリズムにのってオルガンのリズミカルで明るく爽やかなリフがながれて。そしてパワフルなソロやテクニカルなトリルが。終盤では叩きまくりのドラムソロがちょこっと。ラストは壮大なフレーズがダイナミックにゆったりとながれて劇的にFin。
 そしてすぐに「木星」の美しいメロディがゆったりとながれ、成田さんが「ありがとうございました、MARSでした」って挨拶を。そして「このあとも最後まで楽しんでいってください」って。続いてメンバー紹介です。「ドラムス、岡田隆!」「キーボード、KUMIKUMI!」「ベース&ヴォーカル、成田秀雄でした」ってメンバーおのおのに大きな拍手が。「またよかったら観に来てください。今日はありがとうございました」って。そして劇的なフィナーレを迎え、エレドラのティンパニサウンドが響き渡って盛大にFin。

 曲が終わると大拍手大歓声!「ありがとうございました!」って成田さん。メンバーの皆さんは拍手歓声のなか、お辞儀をしてライブ終了です。時計を見ると19時ちょい前。1時間弱のとっても素敵なライブでした。
今回もパワフルでドラマティックな<MARS>サウンドを聴かせてくれて。鮮烈かつ繊細で美しいKUMIKUMIさんのキーボードサウンド、パワフルでエネルギッシュ、そして力強い岡田さんのドラム&ヴォーカル、太く奥深い成田さんのベース&ヴォーカル。それらによるダイナミックでドラマティックな楽曲の数々、感動です。特に好きな曲ばかりだったのでめっちゃ嬉しかったっす。久々のシルエレということでの選曲もあったのでしょうね。今回もエマーソン風の力強いシンセサウンド、めっちゃ楽しめました。次回のライブもすっご楽しみです。そして現在レコーディング中というニューアルバムもめっちゃ待ち遠しいっす。