イギリス/ストックポート日報 《England/ Daily Stockport》

イギリス北西部の歴史ある街、ストックポート Stockportから(ほぼ)日替わりでお送りする、イギリス生活のあれこれ。

タットン・パークの庭園の華、イタリアルネッサンス式庭園

2016年05月31日 09時00分00秒 | ストックポートとその周辺
タットン・パーク Tatton Park の庭園めぐり、今日で、5日目。

一昨日までの関連記事のリンクを添付しました。見てください。↓

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シャクナゲとサルスベリの林をぬけて丘を登ると見えてくる、邸宅、タットン・ホール。






現存するこのネオ・クラシカル様式の建物が完成したのは、1770年。第一級保存指定建築。



ギリシャ神殿風の柱と破風・・・博物館のような立派さです。

個人の邸宅なのが驚きです。



イタリア・ルネッサンス式庭園。



デザインはイギリス人の、ジョーゼフ・パクストン Joseph Pakston。ロンドン郊外に有名な水晶宮(クリスタル・パレス)を設計した人です。

湖がみえています。

邸宅の上階からの眺めはさぞ素晴らしいでしょうね。

そのうち、入館料を払って、はいってみます。
フランスのロココ式内装も見ておかなくては。



「ノット・ガーデン」が左右対称にふたつあります。






中には入れません。




ノット・ガーデン knot garden というのは、ボクサスという灌木を低く剪定して複雑にじゅうたん模様のように左右対称にアレンジした庭園です。

上の写真のように、庭園内に花壇のように配置した例も多いようです。

イギリスのチューダー様式の庭園には、縄目模様のように複雑に絡み合ったノット・ガーデンが数多くあります。

この円錐型に刈り込んだコニファーという木は、イギリスの普通の個人住宅に植えられてiにうえられているのもけっこう目にします。

クリスマスの季節には電飾が施されている小さな住宅の前庭のコニファーはなかなか微笑ましいものです。

頻繁に剪定をしないと、ボワボワのびて しまりのなくなる木。
それになぜか、部分的に赤茶色く枯れた木も多く、なかなか手入れが大変そうです。

植えるなら、ここまで懲りたい!

そばに行ってよくみたら、形を整えるために、緑のプラスチックの紐でぐるぐる縛ってありました。

日本で人気らしい、「イングリッシュ・ガーデン」にもっともふさわしくないタイプの、技巧が要求される庭園スタイルです。


邸宅の入り口近くの花壇には意外とあっさりした、普通の花が寄せ植えになっていました。


タットン・パークの庭園、明日で終わります。

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