イギリス/ストックポート日報 《England/ Daily Stockport》

イギリス北西部の歴史ある街、ストックポート Stockportから(ほぼ)日替わりでお送りする、イギリス生活のあれこれ。

ポルトの人物彫像、やたらにある

2016年05月12日 09時00分00秒 | ヨーロッパ

まだポルト Porto・・・・。

今日は人物彫像をとりあげます。

それほど大きくない町なのにやたらにたくさんあるような気がします。

まるで、日本みたい・・・・。


私はどこへいっても古い建物の表面装飾に夢中になります!!!

国立劇場 Teatro National


ファサードを飾る、喜怒哀楽の女性寓意像群。国立劇場ですから、感情の表現が芝居がかってるのも納得です。








あら、楽、哀、喜、怒になっちゃいましたね。

望遠で撮ってコンピュータ・スクリーンで見て気がついたのですが、「哀」の慟哭する女性寓意像が自分の乳首をつまんでいるの、おかしくありませんか。いくら悲しいといったってねえ?


私の好きなテーマ。建築を支えるギリシア神話風フィギャー「おもそう」


市庁舎 Camara Municipal do Polto 銀行、公共の建物の数々、Aliados駅などのあるエリアの、これは高級紳士服店だった・・・と思います。



女性がコロネードを支えるのは見たことないように思います。おもそうじゃないですね。
人柱を連想・・・。


市庁舎です。



市庁舎の前の広場、Placa da Liberdade にはまんなかに等間隔で、時代もスタイルもちがう彫像がいくつか設置してありました。


そのひとつ。


なんか、へんです。1930年代風、アール・デコ様式、はいいんですが、アール・デコ風のポーズ、膝をついて片手を優美にあげたりとか、じゃなく、ただ座ってる。


気分の悪そうな表情のブロンズ面の薄く横に開いた口からじょぼじょぼ水が落ちるのも、優美でも力強くもなく、へんです。

歯を見せてにぃっと笑ってるのもへん。健康美の表現なんでしょうか。品がない。


1930年代風、断髪(ショートカット)なのも、今見ると、へん。



もうひとつ。

同じ広場のこれはバッカス神の侍童、なんだと思います・・・


「思います」って、調べたらいいんですけど、私は観光客なので、すべて「思います」でおしきります。調べないで想像で、あるいは読めもしないポルトガル語の座銘からてきとーに想像していい加減なことを書いてます。間違ってたら指摘してください。

写真嫌いな夫がポルトで撮った、たった2枚のうちの1枚がこのブロンズ像。異常なほど気にいったそうです。


誰だか知らないナポレオン戦争時代の人らしい軍人の騎馬像、他にも何か人物像がありました。



携帯電話で撮ったので、残念、顔のクローズ・アップができません。これが、ギリシャ神話のワインの神、バッカス。


ものすごく切なそうなうれしそうな顔の表現が傑作です。
ポートワインの産地ポートの守り本尊のようなそんざいなんでしょう。手にした杯にワインの空瓶をのせたいたずらものがいます。

ポートワインのびんだったらいいですね。

私たちが滞在した、町のはずれにあるホテルの前にある公園広場、Praca da Republica にあります。



この広場にある、偉人と、彼がいつくしむ子供たちの像。


このやしの木が記念に植樹されているんだと思います。南欧らしい。
で、これ、誰?

カトリック教会にお供えしてあるろうそくがいくつも灯っているので、聖人かと思ったら、どうやらお医者さんらしいです。Drの称号がありました。
何した人だろう?



この同じ、小さな広場にもうひとつ。


共和制をたたえる女性の寓話像・・・でしょうか。
この広場の名前の由来は、共和制成立の由来と関係ありそうです。

力強い表現が1920~30年代っぽいと思ったら、2012年ってかいてありました。



中心近く、有名な展望台のある尖塔のある教会、Igreja Dos Clerigos の向かいにたっている司教らしい像。


張り切った現代美術表現、地元の名士の像には絶対に向きません!断言します。張り切りすぎ。



すぐ斜め向かいの、これはなんだろう。クラシックな表現の堕落アートでしょうか。
こんな神聖な公共の場所で・・・?


不謹慎。



海辺の、現代アート。


現代アートなのに古典的、写実的な表現の若い女性が正座してこの巨大な角材?を支えています。

意図は?




大聖堂前のブロンズ像、中世の頃の王様だと思います。


英語で説明が書いてありましたが、どうでもいいので読みませんでした。

イギリスでも騎馬象は数限りなく見ていますが、馬は絶対と言っていいほどオス。




とにかく、フォローしきれないほどの数です。ポルトの人物像。

最後に。


どこの観光地にもいる、人間彫刻。

人通りの多い、ドゥーロ河岸で。
あまり芸がない。毎日同じネタで、靴の鋲を打っていました。

現場で石のメーキャップをしていました。プロ意識がたりない。

まだ、ポルトの写真はあるんですけど、あの・・・・観光写真もお見せしましょうか?ちょっとは名所もまわったんですけど・・・・おもしろくないかもしれません。




きのうまでのポルトの記事のリンクを下に添付しました。↓

ポルトガル北部の都市、ポルトに旅行2016年5月3日ブログ
ポルトガル北部の古い町、ポルト、ドゥーロ河周辺2016年5月4日ブログ
ポルトガルの古い町、ポルトのうら通り、その12016年5月5日ブログ
ポルトガルの坂の町、ポルトのうら通り、その22016年5月6日ブログ
ポルトガルの古い町、ポルトのボロ建築2016年5月8日ブログ

ポルトのストリート・アート2016年5月10日ブログ


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コメント (2)
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