ポルトから、イギリスに帰ってきたのは4月29日。
もう20日もたちます。
ほんとは昨日でポルトの記事は終わりにするつもりだったのですが、今週いっぱい、続けます。
好奇心旺盛な私の、イギリスや日本にはない、ちょっとした見聞をこまごま書いてみますのでもう少し、付き合ってくださいな。
ポルト、ポルトで食べたもの、食べた場所・・・第2回
フランシスコ・ザビエル要塞から、ポルトの町の中心まで海岸沿いに6キロ歩いた途中で、お昼時になったので立ち寄った、魚料理のレストラン。
リンクを添付しました。16日の記事も読んでくださいね。↓
海岸沿いに歩いた、ポルトまでの長い道2016年5月16日ブログ
ドゥーロ河河口をすぎて、ポルトの町に入った少し後の小さな漁港と、早朝に営業して閉まった後の魚市場をすぎたあたりです。
「マダム、マダム、魚見たい?」と、客引きする男についていったら、河を見下ろす展望のいい外テーブルの並ぶ、古い一般住宅を改装した魚料理屋が3件並ぶ通りでした。
その男が私たちをつれてはいったのは、ガレージのような暗い台所。
テーブルに、新鮮な魚が、タッパー容器に入ってずらっと並べられていました。
結局、食べることにしたのは彼の店ではなく、他も見て回ることにして3軒目、別にどこでもおなじ、最後の一軒。
ポルトのカフェもレストランも、行った場所はたいてい、テーブルに使い捨ての紙のランチョン・マットを着席するなり敷いてくれます。
清潔で合理的。イギリスでは、あまり、見ません。
イギリスのマクドナルドででもトレイに敷いてある、プロモーション用のプリントいりの敷き紙は、たいてい、席に着くなりゴミ箱いきです・・・テーブルに着くなり食べ物を運ぶのにに使ったトレイは片付けちゃいますから。(トレイの上では、絶対食べません)
私たちの座った後ろで、英語が一言も話せない中年の女性が、炭火のバーベキューで、早朝マーケットで仕入れた魚数種と、豚肉、牛肉をジュージュー焼いてます。
ここでも、英語を話せるウェイター(焼いてる女性の息子だと思います)は、ポーク(豚肉)と言わずにピッグ(ブタ)、ビーフ(牛肉)と言わずにカウ(乳牛)と言っていました。
サケの切り身と、イカと、私が選んだ、日本語でも英語でもなんと言うのかさっぱりわからない、大きいイワシみたいな魚、あるいは肉と付け合せの野菜の2人前で5ユーロ、またまた、信じられない安さです。
ウェイターおススメの、じゃがいもの裏ごしスープ。
ヴェジタリアンの夫が、肉が入ってないことを念押しして、もらうことにしたのですが、通じなかったのか、コリコリしたソーセージの切れがたくさん入ってました!
幸い、肉もOKの 私が先に口にして発見。
夫が指摘すると、「あ、ダメ?」と言って、ウェイター君、ソーセージをスプーンですくって私のスープにうつしてくれました・・・・「ほら、もうないよ」とか言いながら。
日本も含め、イギリス国外では、ヴェジタリアンに対する認識が低く、肉さえ入ってなければ良しと解釈する人が多いようですが、ヴェジタリアンは、肉と煮たスープも、肉が接触した調理器具や食器に触れた食べ物も口にできません。
夫は、苦笑いして、ただ「要らない」とひとこと。
夫のスープ、残念そうにさげられました。
ものすごく、おいしかったです。味は、ソーセージの塩味のみ。
ポルトの初日に、英語がぺらぺらの、河畔のカフェのウェイターが教えてくれた通り・・・
・・・・ポルトガル全体でか、あるいは観光客相手にだけなのかどうかは不明ですが、ポルトのレストランでは、たのんでないものがどんどんテーブルに運ばれてきます。このスープもそう。
別に、インチキでもなんでもなく、「いらない」と言えば、さげられ、料金も請求されません。
やはり、ここもメニューがない・・・聞いたけどきっぱり、「ない」と言われました。
英語のメニューがないのか、それともメニューそのものがないのか・・・・わかりません。
サクサクしてものすごくおいしいパンと、オリーブオイルとお酢で味付けした新鮮なサラダを持ってこられたので、食べることにしました。
日本では、ゆで卵の入ったサラダは特に珍しくなかったような気がします。どうでしょうか?
そういえば、イギリスでは、見ません。
最初のホテルの近所の、地元民御用達カフェでも、夫のサラダにゆで卵がたくさん入っていました。
夫は珍しいと、喜んでました。
スープを含め、メニューがないので、値段がわからないのがスリルですね。
結局、お支払いは2人で飲み物含めて10ユーロ(1300円ぐらい)ちょっと。安いです!
夫はビールを2杯も飲みました。
私の、脂っぽい謎の魚、頭だけおとしてあります。
日本でイタリアン・パセリとよばれている、フラット・リーフ・パセリを散らして、オリーブ・オイルで和えたゆでたじゃがいもが添えてありました。
骨がするっとはずれて、おいしかったです。
イギリスでは食べられないイカにしようか、まよったけど、謎の魚、正解です。イギリスで見たことのない魚です。
夫はサケを食べました。
ところで、ここのバーベキューのかまどでは、肉も焼いています。ぼたぼた肉脂が炭に落ちてジュージュー、こおばしい匂いがしていました。
感心なことに、ヴェジタリアンの夫は、旅行中はそういうことには、目をつぶって楽しむ覚悟でいたらしく、肉を焼いたかまどで調理されたサケをおいしく食べていました。
日本に行っても同じ覚悟を強いられます。
イギリス国内では、夫を含めたヴェジタリアンは断固として、自分たちの食べるものは徹底的に肉なしの環境で調理することを要求しますが。
ついでですが、ここの屋内のトイレ、ものすごく狭いスペースに便器とビデ、洗面台がぎっしり詰まってる、という感じでアレンジしてありました。
トイレには普通に腰掛けられません。ひざが壁にぶつかります。
横すわり、とか膝を開くとかの工夫が必要です。
イギリスではまったく見ない、ビデ・・・カトリック国にはたいていあるそうですが、この男女共有のものすごく狭い洗面所に本当に必要でしょうか?
ホテルにあったビデもここのも、日本のウォッシュレット式のとは違って水をためて手で洗うようになってました。
汚くないですか・・・・?
そう、犬が寝そべって通路をふさぐ例のカフェです。
階段で上り下りする、高いところにあるカフェ群。
外のテーブルと、カフェの建物の間の細いスペースを車が通っているのがびっくりです。
ポルトの町中、大勢の観光客が歩いてまわる狭い急な石畳の坂道に車の交通規制がほとんどないようだったのも、びっくりです。
イギリスだったら、ストックポートのような古い通りがよく残る町では、一方通行だらけで、すぐそばに行くにもぐるぐる大回り、が普通なんですが。
狭い道にぎっちりと、団子状に駐車してあるのもよく見ました。すごい。どうやって車、出すんだろうという疑問もわきました。
たぶん、職場などでいっしょに退社する同僚同士が声を掛け合って、両端から発車していくんでしょうが、すごい運転技術です。
お客がくつろぐ外のカフェのテーブルすれすれを車がゆっくり走り抜けていく、のもポルトでよく見ました。
日本でも、路上の客引き、禁止ですよね?(昔、東京の歌舞伎町あたりではよくみましたが)
イギリスでも一切見ません。
ポルトでは野放し。
河畔の一等地、客引き激戦区のレストランのひとつ。
英語でのメニューを押し付けるようにして「マダム?サー?2人?座った、座ったぁ~」って感じで、外のテーブルに誘導します。
明日に続きます。
↓↓↓画像をクリックしてください。はい、ありがとう。
もう20日もたちます。
ほんとは昨日でポルトの記事は終わりにするつもりだったのですが、今週いっぱい、続けます。
好奇心旺盛な私の、イギリスや日本にはない、ちょっとした見聞をこまごま書いてみますのでもう少し、付き合ってくださいな。
ポルト、ポルトで食べたもの、食べた場所・・・第2回
フランシスコ・ザビエル要塞から、ポルトの町の中心まで海岸沿いに6キロ歩いた途中で、お昼時になったので立ち寄った、魚料理のレストラン。
リンクを添付しました。16日の記事も読んでくださいね。↓
海岸沿いに歩いた、ポルトまでの長い道2016年5月16日ブログ
ドゥーロ河河口をすぎて、ポルトの町に入った少し後の小さな漁港と、早朝に営業して閉まった後の魚市場をすぎたあたりです。
「マダム、マダム、魚見たい?」と、客引きする男についていったら、河を見下ろす展望のいい外テーブルの並ぶ、古い一般住宅を改装した魚料理屋が3件並ぶ通りでした。
その男が私たちをつれてはいったのは、ガレージのような暗い台所。
テーブルに、新鮮な魚が、タッパー容器に入ってずらっと並べられていました。
結局、食べることにしたのは彼の店ではなく、他も見て回ることにして3軒目、別にどこでもおなじ、最後の一軒。
ポルトのカフェもレストランも、行った場所はたいてい、テーブルに使い捨ての紙のランチョン・マットを着席するなり敷いてくれます。
清潔で合理的。イギリスでは、あまり、見ません。
イギリスのマクドナルドででもトレイに敷いてある、プロモーション用のプリントいりの敷き紙は、たいてい、席に着くなりゴミ箱いきです・・・テーブルに着くなり食べ物を運ぶのにに使ったトレイは片付けちゃいますから。(トレイの上では、絶対食べません)
私たちの座った後ろで、英語が一言も話せない中年の女性が、炭火のバーベキューで、早朝マーケットで仕入れた魚数種と、豚肉、牛肉をジュージュー焼いてます。
ここでも、英語を話せるウェイター(焼いてる女性の息子だと思います)は、ポーク(豚肉)と言わずにピッグ(ブタ)、ビーフ(牛肉)と言わずにカウ(乳牛)と言っていました。
サケの切り身と、イカと、私が選んだ、日本語でも英語でもなんと言うのかさっぱりわからない、大きいイワシみたいな魚、あるいは肉と付け合せの野菜の2人前で5ユーロ、またまた、信じられない安さです。
ウェイターおススメの、じゃがいもの裏ごしスープ。
ヴェジタリアンの夫が、肉が入ってないことを念押しして、もらうことにしたのですが、通じなかったのか、コリコリしたソーセージの切れがたくさん入ってました!
幸い、肉もOKの 私が先に口にして発見。
夫が指摘すると、「あ、ダメ?」と言って、ウェイター君、ソーセージをスプーンですくって私のスープにうつしてくれました・・・・「ほら、もうないよ」とか言いながら。
日本も含め、イギリス国外では、ヴェジタリアンに対する認識が低く、肉さえ入ってなければ良しと解釈する人が多いようですが、ヴェジタリアンは、肉と煮たスープも、肉が接触した調理器具や食器に触れた食べ物も口にできません。
夫は、苦笑いして、ただ「要らない」とひとこと。
夫のスープ、残念そうにさげられました。
ものすごく、おいしかったです。味は、ソーセージの塩味のみ。
ポルトの初日に、英語がぺらぺらの、河畔のカフェのウェイターが教えてくれた通り・・・
・・・・ポルトガル全体でか、あるいは観光客相手にだけなのかどうかは不明ですが、ポルトのレストランでは、たのんでないものがどんどんテーブルに運ばれてきます。このスープもそう。
別に、インチキでもなんでもなく、「いらない」と言えば、さげられ、料金も請求されません。
やはり、ここもメニューがない・・・聞いたけどきっぱり、「ない」と言われました。
英語のメニューがないのか、それともメニューそのものがないのか・・・・わかりません。
サクサクしてものすごくおいしいパンと、オリーブオイルとお酢で味付けした新鮮なサラダを持ってこられたので、食べることにしました。
日本では、ゆで卵の入ったサラダは特に珍しくなかったような気がします。どうでしょうか?
そういえば、イギリスでは、見ません。
最初のホテルの近所の、地元民御用達カフェでも、夫のサラダにゆで卵がたくさん入っていました。
夫は珍しいと、喜んでました。
スープを含め、メニューがないので、値段がわからないのがスリルですね。
結局、お支払いは2人で飲み物含めて10ユーロ(1300円ぐらい)ちょっと。安いです!
夫はビールを2杯も飲みました。
私の、脂っぽい謎の魚、頭だけおとしてあります。
日本でイタリアン・パセリとよばれている、フラット・リーフ・パセリを散らして、オリーブ・オイルで和えたゆでたじゃがいもが添えてありました。
骨がするっとはずれて、おいしかったです。
イギリスでは食べられないイカにしようか、まよったけど、謎の魚、正解です。イギリスで見たことのない魚です。
夫はサケを食べました。
ところで、ここのバーベキューのかまどでは、肉も焼いています。ぼたぼた肉脂が炭に落ちてジュージュー、こおばしい匂いがしていました。
感心なことに、ヴェジタリアンの夫は、旅行中はそういうことには、目をつぶって楽しむ覚悟でいたらしく、肉を焼いたかまどで調理されたサケをおいしく食べていました。
日本に行っても同じ覚悟を強いられます。
イギリス国内では、夫を含めたヴェジタリアンは断固として、自分たちの食べるものは徹底的に肉なしの環境で調理することを要求しますが。
ついでですが、ここの屋内のトイレ、ものすごく狭いスペースに便器とビデ、洗面台がぎっしり詰まってる、という感じでアレンジしてありました。
トイレには普通に腰掛けられません。ひざが壁にぶつかります。
横すわり、とか膝を開くとかの工夫が必要です。
イギリスではまったく見ない、ビデ・・・カトリック国にはたいていあるそうですが、この男女共有のものすごく狭い洗面所に本当に必要でしょうか?
ホテルにあったビデもここのも、日本のウォッシュレット式のとは違って水をためて手で洗うようになってました。
汚くないですか・・・・?
そう、犬が寝そべって通路をふさぐ例のカフェです。
階段で上り下りする、高いところにあるカフェ群。
外のテーブルと、カフェの建物の間の細いスペースを車が通っているのがびっくりです。
ポルトの町中、大勢の観光客が歩いてまわる狭い急な石畳の坂道に車の交通規制がほとんどないようだったのも、びっくりです。
イギリスだったら、ストックポートのような古い通りがよく残る町では、一方通行だらけで、すぐそばに行くにもぐるぐる大回り、が普通なんですが。
狭い道にぎっちりと、団子状に駐車してあるのもよく見ました。すごい。どうやって車、出すんだろうという疑問もわきました。
たぶん、職場などでいっしょに退社する同僚同士が声を掛け合って、両端から発車していくんでしょうが、すごい運転技術です。
お客がくつろぐ外のカフェのテーブルすれすれを車がゆっくり走り抜けていく、のもポルトでよく見ました。
日本でも、路上の客引き、禁止ですよね?(昔、東京の歌舞伎町あたりではよくみましたが)
イギリスでも一切見ません。
ポルトでは野放し。
河畔の一等地、客引き激戦区のレストランのひとつ。
英語でのメニューを押し付けるようにして「マダム?サー?2人?座った、座ったぁ~」って感じで、外のテーブルに誘導します。
明日に続きます。
↓↓↓画像をクリックしてください。はい、ありがとう。