

近所に「大和屋」というコーヒーの店がある。本部は群馬県の高崎で、国内に数十店舗あるようだが、コーヒーといってもいわゆる喫茶店ではなくて、珈琲豆を焙煎して量り売りで売っている店である。コーヒーカップなどのやきもの類やコーヒーに合うお菓子なども売っている。たぶんコーヒーを飲む環境のプロデュース的なコンセプトなんだろう。
ここの珈琲豆は結構お気に入りで、家では「よか珈琲」という豆を愛用している。なぜ「よか珈琲」にしたのかは覚えていないが、一度買ったら結構おいしく、値段も手ごろだし、ほかの種類を買っておいしくないとしばらくつまらないことになるので、基本的にこれに決めている。
ところで、この大和屋、珈琲豆を買いに行くと、必ずコーヒーを出してくれるのだ。ミニカップで試飲できる店はたくさんあるが(紅茶だとルピシア(昔はレピシエ)とか、福井でも三國屋善五郎とかはそうだ。)、ここは、ちゃんとしたテーブルがあり、椅子に座らせてもらえてフルサイズのカップで出してくれるのだ。しかも小さなチョコレートまで付いている。
喫茶店で飲むとすると400円以上の値打ちがあり、すごく得した気分になる。これで採算が合うのだろうかと逆に心配になってしまうのだが、これ目当てで来る客もたぶん多いと思うし、飲んだら何も買わずには帰りにくいので、宣伝効果を考えればコーヒーの原価などたかが知れているのかもしれない。
ただし、コーヒーのサービスを期待して先に座り込むわけにも行かず、なんとなく商品を見ながら店員から声がかかるのを待っているというポーズが必要である。それに、2人ぐらいまでならいいが、3人も4人もというとちょっと気がひける。なかなかその辺の間合いが難しいのである。
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