つぶよりのつぶやき The Twinkling Twitter

福井を愛するがゆえに、地域や身の回りのいろんなことに勝手にコメントしています。

はじめに

福井を中心に、地域や身の回りのことに勝手にコメントしています。話題はいろいろですが、基本は福井への愛です。福井とあまり関係ない話もありますが、それは福井人としての視点ということでご了承ください。 なお、当然ですが、このブログの内容については、stanzaが所属する組織(公表していませんが)の考え方とは無関係です。 ブログランキング参加中=いいね!と思っていただけたらクリックをお願いします

無名のヒーローたちに感謝

2011-03-29 | 社会問題
先日、東京消防庁のハイパーレスキューのことを書いたが、福島第一原子力発電所の事故対応のため、東京電力の社員は当然だが、協力会社の社員、自衛隊、消防士、機動隊などなど多くの人たちが尽力されている。

少し明かりが差したかと思うとまた次の難題が現われ、先が見えない状況が続いている。これも、震災翌日に原発にジャマをしに行き、「ボクは原発にはものすごく詳しいんだ」と言って、負け戦の典型のように、兵を少しずつ投入して次々に後手後手に回る局面を作ってきた総理大臣のせいであるのは小学生にもわかる。

こうした中で、被爆の恐怖に打ち勝ちながら、日本を守るために日夜がんばっている無名の方々にはいくら感謝しても足りないぐらいだ。東京消防庁ハイパーレスキューはカッコよかったが、今考えるとそれほど特別なことをやったわけではなく、記者会見を開くなど、いわばプレゼン上手だったと言うべきだろうか。

ところで、ネット情報ではあるが、昭和30年代、防衛大学校の1期生の卒業式で、当時の総理大臣であった吉田茂は、このように述べたそうである。

君たちは、自衛隊在職中決して国民から感謝されたり歓迎されることなく自衛隊を終わるかもしれない。ご苦労なことだと思う。しかし、自衛隊が国民から歓迎され、ちやほやされる事態とは外国から攻撃されて国家存亡のときとか、災害派遣のときとか、国民が困窮し国家が混乱に直面しているときだけなのだ。言葉を変えれば、君たちが『日陰者』であるときの方が、国民や日本は幸せなのだ。耐えてもらいたい。

若いころ、自衛隊は憲法違反とかで疎ましく思っていたが、ついに自衛隊が感謝されたり歓迎されるときが来てしまったようだ。深イイ名言であるなあ。

ブログランキング参加中=気に入っていただけたらクリックをお願いします

特急雷鳥最後の日

2011-03-25 | 旅行・交通






3月11日、特急「雷鳥」が消える日である。朝、通勤で降りるいつもの福井駅でしばらく待てば最後の上り「雷鳥8号」に会えるというのであれば、それは待つしかないだろう。

仕事帰りの時間にも下り雷鳥33号を見かけることが多いのだが、最近でも乗客はあまり多くなかった。

ここ数日、写真を撮っている人をよく見かけたが、さすがに最後の日、5番ホームは雷鳥に乗る客よりもカメラを手にした人の方が多い。テレビ局も来てファンや乗客を取材している。あまり重装備のテツは見かけず、普通のデジカメやケイタイを持っている人が多いが、筋金入りの方はたぶん駅などではなく走行写真とかを押さえるのだろう。

5分前に臨時の回送列車が到着するということで、じゃまだなあと思っていたら、なんとそれが雷鳥型の特急電車で、しかもなつかしいボンネット型である。そんな意図はないかもしれないが、ファンにはとっておきのサプライズである。

なごり雪の中、やがて、雷鳥8号が2分遅れで到着すると、ホームは写真を撮る人で大混乱である。大勢の人に見送られて雷鳥は大阪に向けて最後の旅に出た。

ブログランキング参加中=気に入っていただけたらクリックをお願いします

特急雷鳥の思い出

2011-03-23 | 旅行・交通






3月12日のダイヤ改正で、大阪・富山間を走る特急雷鳥(485系)が姿を消し、サンダーバード(681・683系)に統一された。雷鳥といえば、サンダーバードと同じ料金なのに、時間もかかり、しかも古くさい車両(実際古いのだが)で、最近ではなるべく避けてきたものだ。

しかし、自分の思い出の中で、雷鳥は、大学時代に帰省する際のちょっとぜいたくな乗り物としての位置付けであった。当時は、まだ急行列車もいくつか残っており、貧乏な大学生は高価な特急になど乗れず、急行の「立山」、「ゆのくに」などで1時間以上も余分にかけて帰省したものだった。

北陸線では、同じ車両で雷鳥のほかに、名古屋や米原に向かう「しらさぎ」、「加越」、「きらめき」などが走っていたが、特に東京からの帰り、米原で新幹線から北陸線の特急に乗り換えると、明るい新幹線と比較して暗い車内にさみしい気持ちになったことを覚えている。

直流と交流が切り替わるデッド・セクション(現在は敦賀駅と北陸トンネルの間、かつては米原駅の手前であった。)で室内灯が一瞬消えて暗くなるのも、なつかしい思い出である。今の新型車両のサンダーバードではそのようなことは起こらない。

北陸のモノトーンの風景(特に雪の中)には、サンダーバードの白やシルバーは似合わず、クリーム色に赤のラインの雷鳥がよく似合っていたと思う。新幹線も金沢までしか来ないし、福井周辺では当分、サンダーバードの天下が続くことになるだろう。雷鳥最後の日のことは、また次回に。

ブログランキング参加中=気に入っていただけたらクリックをお願いします

ありがとう東京消防庁の救世主たち

2011-03-20 | 社会問題
東京消防庁のハイパーレスキューを中心とするメンバーが、福島第一原子力発電所3号機に放水した後、記者会見した。

淡々と語る中に、現場で命を懸けた人たちにしかわからない事実やその決断に向けての心情が伝わり、心を打たれた。あのたぶん日本一勇敢な男たちが涙を見せるのであるから、その苦悩は相当なものであったに違いない。

また、彼らの説明は大変明確でわかりやすい。不断から緊迫した中でものごとを簡潔に説明する訓練ができているのだろう。部下からの信頼、部下への信頼も厚いはずで、部下がこういう上司のためならがんばろうという気になる、モチベーションの高い組織であると思う。

自分は安全なところにいて簡単に「命を懸けてやる」と言い、「あなたたちしかいない」と電力会社に責任を押し付ける首相や、緊張感がなく、質問にも答えられず、細かい資料の※印がなんだとかだけ説明する東京電力の会見とはえらい違いである。

もちろんまだ予断を許さない状況にあるに違いないが、「日本の救世主」たちに深く感謝したい。

(追記)
東京電力は、経営陣があまりに対応がずさんなのでつい批判してしまうが、日夜、復旧に向けて危険を顧みず現場で努力している東京電力とその子会社の社員の皆様にも深く感謝を申し上げます。

ブログランキング参加中=気に入っていただけたらクリックをお願いします

地震とプロ野球と高校野球と

2011-03-19 | 社会問題
地震で被災地での停電や首都圏などでの計画停電が続いており、大変なことだと思う。幸いこの福井の地では、店頭から消えたものもあるものの、電気も水も豊富にあり、申し訳ないような思いだ。

こうした中、プロ野球が、セリーグだけ開幕するそうだ。しかもいきなり東京でナイトゲームである。単なる読売巨人軍会長に過ぎない渡辺恒雄(ナベツネ)氏がセリーグの実質的な権限を握っているのは衆目の知るところであるから、たぶんあのじいさんの考えだろう。

身近なところでもよく聞くが、トップがズレていて、しかも社員がだれもそのズレを指摘できない会社は本当に不幸である。選手会は見直せと言っており、そっちの方がよほど健全である。普通は選手がやりたいというのを社長が止めるのではないか。

日本テレビは、赤々と電気がともる東京ドーム(昼間にしてもほぼ同じだろう。)を被災地に向けて放送するのだろうか。それが本当に被災地の方を勇気付けるとは思わない。かくなる上は、東京電力は電車など止めずに、東京ドームと神宮球場への電気の供給を止めてほしい。

一方で、高校野球は予定どおり開催することが決まった。こちらは、世論もあまり異論はないようだ。かように世の中の空気というものは難しい。しかし、経営者はそれをすばやく見抜く必要がある。文部科学省も行政指導に乗り出したが、果たしてどうなりますか。

ブログランキング参加中=気に入っていただけたらクリックをお願いします

地震と節電とマスコミと

2011-03-13 | 社会問題
時間が経つに連れ、ますます被害が甚大なことが明らかになってきた。町が一つ壊滅状態とか、列車が消えたとか、まさに想像を絶する被害である。あらためて、被災者の方に心よりお見舞い申し上げるとともに、犠牲になられた方のご冥福をお祈りいたします。

地震の発生で原子力発電所をはじめとする東北地方の発電所が次々と停止し、電力が不足するということで、国や電力会社では節電を呼びかけている。レンホウ大臣が担当になったそうで、なかなか粋な人選である(笑)。

一方、テレビはどの局を見ても、同じような地震関係のニュースになっている。情報発信はもちろん必要だが、キャスターやゲスト、現場の記者が違うだけで内容はほぼ同じである。NHKと民放5局が次から次へと同じような取材をするのでは、被災地で救助を行っている方々や被災された人々にもきわめて迷惑であると思う。

放送局で使う電力量は大きいだろう。節電も兼ねて、取材について地域分担をしてはどうだろうか。そして、できれば放送も同じ内容にして交互にどこか1~2局が担当し、残りの局は電源を落とせば大きな節電になる。報道の自由をなんと思っている、と反論されそうだが。

ところで、関西電力からの要望を装ったチェーンメールが来た。東北に送る電気が足りないので、関西地方の人も節電に協力してほしい、というような内容である。ご存知のように、富士川を境に東日本は50ヘルツで西日本は60ヘルツ。周波数が違えば電気は使えない。周波数変換が必要で、それには上限があり、すでに上限まで送っているようだ。

デマというほどでもなく、節電自体は悪いことではないし、善意から出たものなのかもしれないが、この非常時に余計な社会リソースを消費するだけである。

東北沖巨大地震~東日本大震災

2011-03-12 | 社会問題
このブログに書きたいことはほかにあったのだが、あの惨状を見ていると、今はとてもそのような気にはなれない。

発生時はたまたま若狭地方に出張中で、揺れは多少感じた程度であるが、福井はかなり揺れたとの連絡をもらい、ワンセグなどで確認すると、この世のものとは思えない光景が広がっていた。

それにしても、テレビを見ていると、こういうときにテキパキこなす人とそうでない人の差が大変激しいのを実感する。管総理大臣のコメントを見ていると、この人で大丈夫かなという感じなのに対し、枝野官房長官のそれは、きわめて明快で、いたずらに不安を与えず、頼りがいのある話し方である。事業仕分けには納得いかないところもあるが、この際、そんなことは関係がない。

キャスターでも、興奮して何を言っているのかわからない人や、やたらあおったりする人もいる中で、フジの安藤優子さんは、高揚気味ながらも落ち着いていて、現場とのやり取りもきわめて的確、話しぶりも明解ですばらしいと思う。人間、こういうときに力を発揮できるのが本当の力なんだなと思う。

かつて、三陸の海岸線を旅したことがある。素朴な港町が続いていた。被災者の方々に心よりお見舞い申し上げるとともに、犠牲になられた方のご冥福をお祈りいたします。

福井ラーメン事情

2011-03-08 | グルメ
行列ができていると噂の「肉そば丸源」に行ってきた。ブームは過ぎたのか行列はまったくなく、店内も結構空いていた。スタッフが席まで案内してくれ、ファミレスのようである。建物も元は「めん処サガミ」だったのでラーメン屋にしては大箱でなおさらである。ちなみに、ラーメンではなくやはり「肉そば」という感じだが、しょうゆ味でおいしい。

ところで、福井県でおいしいラーメン屋といえばどこだろう。あまりラーメンのおいしい町とは思えないし、自分自身も決してラーメン通ではないのでよくわからないが、麺通ランキングでは、「博多ラーメン田中」(ベル近く)が1位になっている。おいしいのはおいしいが、どうも母数が少なすぎてあてにならない。

自分の中では、やはり「岩本屋」(光陽)が一番だろうか。焦がしメンマが特色で、麺の固さやネギ、背脂の量などが選べるのもポイントが高い。狭い店内が掛け声でうるさいのが欠点といえば欠点である。食べ始めると感想を聞きに来るが、「おいしいです。」としか言いようがないだろう。

あと、チェーン店ばかりであるが、エルパ近くの「山頭火」(上品な味。熱い丼をなぜかカウンター越しに手渡しされる。)やパリオ近くの「来来亭」(ちょっと騒がしく清潔感が乏しい。)もおいしいと思う。それに、なぜかあのこってりで有名な「天下一品」(大げさにいうとゲル状のスープ)も福井にあるのだ。

ちなみに、福井県内では、敦賀ラーメンとか小浜ラーメンとかを仕掛けているようだが、店数が少ないのか特色がないのかあまりインパクトがなく、イマイチブームにならないのが残念なことである。

ところで、福井といえば、やはり「8番らーめん」抜きでは語れないであろう。本部は石川県だが福井県内だけで29店舗ある。最高においしいというわけではないが、ほかのラーメンに飽きるとやはりここの塩らーめんに戻ってくる自分がいる。福井県民のソウルフード?と言われるゆえんである。(写真は丸源の肉そば)

ブログ村ランキング参加中=気に入っていただけたらクリックをお願いします

道の駅みくにで思うこと

2011-03-05 | まちづくり
最近、三国方面に出かけることが多く、その帰りに、テクノポート福井の入り口にある「道の駅みくに」(ふれあいパーク三里浜)に立ち寄ることが多い。

ちなみに、「道の駅」は正確には国土交通省の設置する案内施設であって、一般に「道の駅」と言われているのは、正確には道の駅に併設された物販・飲食等の施設であることが多い。こちらは一般的には地元の農協などの経営になっているようだ。

ところでこの道の駅みくに、正確には併設された「ふれあいパーク三里浜」だが、地元産のおいしい野菜がかなり安く売っており、休日などは早めに行かないと売り切れてしまうほどだ。そのほかにも福井のお土産や物産がたくさん並んでおり、観光客にもいい立ち寄りスポットとなっている。

ところがきわめて残念なのはこの道の駅、三国漁港に近いというのに海産物がほとんど置いてないのだ。干物などの加工品はあるのだが、生鮮魚介類がほとんどない。あっても、他県の産品が多く、見た目も値段もいまひとつである。

どうやらこの道の駅は、地元の農協(ホームページでは会社名になっているが、たぶん実質は三里浜特産農協ではないだろうか。)が経営しているようで、漁協ではないので魚介類はほとんど無視されているのだろう。

しかし、地元の人は別として、越前三国を訪れればかにや甘えび、ブリなど新鮮な魚介類をお土産にしたくなるのが普通で、大変不親切であるばかりか大きなビジネスチャンスを逃していると思う。ぜひ漁協などにも入居してもらって、総合的な県産品スポットにしてほしい。

ブログ村ランキング参加中=気に入っていただけたらクリックをお願いします

ネットを利用したカンニングは何罪に当たるのか

2011-03-02 | 社会問題
京都大学などの入学試験で、試験問題の一部をネットの掲示板に書き込み、回答を求めていた事件が話題になっている。

入学試験といえば大学の最も重要な行事の一つで、どの大学もかなりナーバスになっていて、試験官の目を盗んでケイタイに文字入力などということができるとはちょっと考えにくい話である。トイレに持ち込めばデータ送信は可能だろうが、さすがに試験問題までは持ち込めないだろう。

ところで、カンニング自体を罰する法律はちょっと見当たらない。答案は自分の文書だし偽造でもないので私文書偽造罪も該当しないだろう。カンニング自体ではないが、入試問題をネットに書き込んだことで著作権法違反か。入試問題も大学の著作物だろうから、該当する可能性はあるが、一般に過去問などのネットへの書き込みはよくあり、今回だけ罰するのは公平でないだろう。

大学側は偽計業務妨害罪での告訴を考えているそうだが、それはちょっと無理なのではと思う。偽計業務妨害罪は、「虚偽の風説を流布し、又は偽計を用いて、人の業務を妨害すること」が構成要件であり、当然のことながら「業務の妨害」に対する故意が必要である。ただし、「危険犯」なので実際に妨害されることは必要とされない。

彼(あるいは彼女)が、例えば大学に恨みがあり、大学の入試業務を妨害しようと思ってネットに書き込んだのなら該当する可能性があるが、そうではなくて、自分がズルをして合格したいためにネットに書き込んだのなら結果的に業務が妨害されたとしても故意は認定し得ないだろう。

やった者を擁護するつもりはまったくないが、罪刑法定主義が原則である。また、国が勝手に持ち込み禁止にすると息巻いても何の権限もない。地方からの受験生など持ち込み禁止と言われても預ける場所もない。さきのビデオ流出事件といい、感情だけが先行した非論理的な議論は危険である。

ブログ村ランキング参加中=気に入っていただけたらクリックをお願いします