つぶよりのつぶやき The Twinkling Twitter

福井を愛するがゆえに、地域や身の回りのいろんなことに勝手にコメントしています。

はじめに

福井を中心に、地域や身の回りのことに勝手にコメントしています。話題はいろいろですが、基本は福井への愛です。福井とあまり関係ない話もありますが、それは福井人としての視点ということでご了承ください。 なお、当然ですが、このブログの内容については、stanzaが所属する組織(公表していませんが)の考え方とは無関係です。 ブログランキング参加中=いいね!と思っていただけたらクリックをお願いします

山代温泉白銀屋に星野リゾートの実力を見る。(後編)

2011-08-30 | 旅行・交通






前編の続きである。
白銀屋は、キャパが小さいのでバー兼カフェと売店、エステがあるぐらいで、設備的にはあまり整っていないが、静かで落ち着いた雰囲気を楽しめる。もともと宴会などバカ騒ぎしたい向きはこの旅館は選ばないだろう。到着時には茶室で加賀棒茶とお菓子のサービス、風呂上がりにはラウンジでかき氷のサービスがある。得した感じである。

食事は、夕食、朝食とも自分の中では最上クラスであった。メニューをいちいち書いてもしょうがないが、刺身の新鮮さ(福井人ならすぐわかる。)はもちろん、ノドグロの塩焼き、あわびの昆布蒸し(あわびは昆布を食べるらしい!)などどれも絶品である。食後のデザートは5種類から選べる。素材もすばらしいが、器も九谷焼を中心に美しい盛り付けで出され、目でも楽しめる。朝食のアジも最高であった。

風呂は、新館、旧館一つずつあり、午後10時で男女入替えになる。ちなみにどうやって入れ替えるのかと思っていたら、いったんクローズにして掃除を行うということで、20分ぐらい待たされた。新館は露天風呂もあってまあまあだが、旧館の方はやや狭い感じがする。小さい旅館なのでやむを得ないのだが。

女将も仲居もおらず、少人数の若いスタッフで回しているようで、さっきフロントにいた人が食事処にいたり、売店も兼ねたり、合理化できるところは合理化している。これで料金は土曜日でも2万円台前半で、安くはないが、手が届かない料金ではない。若い人たちも結構泊まっている。星野リゾート、なかなか経営が上手である。

今度は、星野とはまったく違うコンセプトで旅館再生に取り組んでいる1泊7800円の湯快リゾートに行ってみたいと思う。旅館運営のしかたやコストパフォーマンスを見てみたい。まあ、どっちかというと、泊まる順番が逆なんだけどね。

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山代温泉白銀屋に星野リゾートの実力を見る。(前編)

2011-08-29 | 旅行・交通




家族でリラックスするため、山代温泉の白銀屋に行ってきた。結構取材費を使ったので(笑)、2回に分けて書くことにしようと思う。

白銀屋は、創業400年近くという由緒ある旅館で、紅殻格子の本館は築180年で、国の有形文化財に指定されている。はっきりとは書いてないが、経営が悪くなった名門旅館を高級旅館の再生で有名な星野リゾートが買い取り、2005年に再生させたものである。

星野リゾートは、温泉旅館やリゾートホテルなどを多数再生しており、「星のや」、「界」など新しいコンセプトの旅館もどんどん登場させている。トマムやアルツ磐梯、タラサ志摩、皆生の東光園や伊東のアンジンなども同じ仲間である。ホームページの雰囲気がどれも同じなのがご愛嬌である。

白銀屋は、山代温泉の総湯に面し、歴史を感じさせる構えである。魯山人が泊まっていたという本館は、白銀クラシックと呼んでおり、苔のある中庭に面し、古い中にも格式があり、しかもおしゃれな雰囲気が漂っている。加賀モダンという和洋融合の部屋もあるが、今回は白銀クラシックの部屋に宿泊した。

この部屋は、壁一面が加賀藩由来の群青に塗られており、群青の間とも呼ばれているそうだ。窓からは中庭や茶室が見える。建物が古いので高級ホテルのような快適さはないが、また別の日本的な、クラシカルな心地よさを感じることができる。

食事処は別にあり、最初の案内や布団を敷く以外はスタッフは部屋に入らないホテルタイプである。あまりかまわれても面倒なので、ちょうどいい距離感である。若いスタッフはみんなフレンドリーで、気持ちよく働いているようだ。ちなみにあまり関係ないが、同社ホームページによると、喫煙者は、作業効率、施設効率、職場環境の問題で採用しないらしい。すばらしい。

食事や風呂については次回に譲ることとするが、トータルで90点以上つけたい。久々にいい旅館に泊まった気がする。

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今さらながらヨコガワ分店のボルガライス

2011-08-26 | グルメ




福井県越前市(よくわからない名称だがもとの武生市)の名物にボルガライスというのがある。どちらかというと、いわゆるB級グルメに分類されるかもしれない。オムライスの上にトンカツがトッピングされたもので、これを出す店が越前市内に15店舗あるらしい。なんと、日本ボルガラー協会(ボルガライサーではない。)というのもあるようで、マップも作って力がはいっている。

しかし、なんといっても、ボルガライスといえば、ヨコガワ分店である。本店があるかどうかは知らないが、ヨコガワ分店は武生(越前市)のど真ん中、越前市民ならだれでも知っている総社の境内にある。最近どうも改装されたようで、とてもすっきりときれいになった。それ以前もきたなシュランほどではなく、まあ普通のきれいさではあったが。

このヨコガワ本店、観察しての想像だが家族でやっている店で、おやじとその息子が料理人、接客はあまり愛想はないが黙々と仕事をするその母親、配達その他雑用係が息子の嫁と見た。おやじシェフは職人の雰囲気を醸し出しており、息子(たぶん)と2人、オムライスとトンカツのでき上がるタイミングなど、さすがにぴったり息が合っている。

武生に縁があり、ヨコガワにはときどき訪れるが、経験的には客の8割はボルガライスを注文している感じである。ここのボルガライス、さすが老舗の洋食屋で、卵も具もライスもやわらかいカツも、そしてソースも絶品である。とてもいい仕事をしていると思う。おすすめである。

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光星学院高校飲酒事件にみる大学教授の発想

2011-08-24 | 社会問題

夏の全国高校野球選手権大会で準優勝を果たした光星学院高校で、所属する野球部員3人が昨年12月に飲酒をしていたことが発覚した。大会前なら完全に出場アウトのケースであり、学校がいつ把握していたのか興味深いところだ。

この飲酒事件、発覚のきっかけは、またまた本人のブログである。未成年の飲酒はもちろん禁じられており、それはもちろん悪いことであるが、それは別にしても最近、ネットワーク上においてパブリックとプライベートの区別がつかない情報弱者があとをたたないのは残念なことで、先日も書いたが高校でもこうした情報リテラシーを教えるべきだと思う。

ところで、この件に関しておもしろいコメントを見つけた。報道によると、評論家で法政大学教授の尾木直樹さん(いわゆる「オギママ」ですね。)が、「まじめにプレーしていた球児や被災地などで応援していたファンを裏切る行為だ。社会ルールを学ばせるのも学校の役割ではないのか。今一度、学校の教育姿勢を問うべきだ。」とコメントしている。

ええーっ。法政大学って?
こないだ、なでしこ熊谷さんのことをツイッターで実況中継(あるいは妄想)したチャラ男のバカ学生は、センセイのところの学生じゃなかったですか。飲み会は別に違法ではないが、飲酒運転や未成年飲酒をミクシーで堂々と発表した法政大生もたくさんいる。「法政大学」「飲酒」「ブログ」あたりでググってください。まずは自分のところの教育姿勢を問うべきでしょう。

要するに、メディアと同じく、大学教授も他人を批判することに慣れ過ぎていて、自分たちが批判される側になり得るなどとは夢にも思っていないわけである。今回もウチダ先生風にまとめてみました。

高速道路の混雑に民主党政権の無策を思う

2011-08-23 | 政治・行政

お盆の高速道路の混雑が昨年を大きく上回り、特に、東日本大震災の被災者を対象にした無料化が6月に始まった東北地方では激しい渋滞となったようだ。 最長は、栃木県の東北道下り矢板北PA付近で69.4キロ。福島県の東北道下り安達太良SA付近で60.9キロだったらしい。東北地方の無料化区間の10キロ以上の渋滞は39回で過去10年で最も多かったとのこと。本当の被災地支援には逆効果だったような気がする。

混雑の理由の一つは、民主党の政策のせいである。東日本大震災の被災地支援策として、東北地方(最も東京に近いのは常磐道の水戸インター)で乗り降りするトラックやバスは、利用区間や利用目的を問わずすべて無料にされたため、例えば九州から東京に用がある場合でも水戸インターまで行ってUターンするトラックが後を絶たないそうだ。

また、被災者の乗用車も通行無料になっているが、本来、被災者への減免などは法令で厳密に決められるはず(例えば、法制的に雑な厚生労働省でも「被害を受けたことにより、当該者若しくはその属する世帯の生計を主として維持する者が住宅、家財若しくはその他の財産について著しい損害を受けた場合」などの減免要件を科している。)なのに、被災者の範囲が市町村にまかせられてしまったため、しばらく停電しただけでも被災者として扱う市町村もあったりして、同じような状況が起こっている。

政府は、制度の悪用はけしからんとか言っているが、別に「悪用」というわけではない。こんなトラックをかばうつもりは毛頭ないが、いわば制度をかしこく利用しているだけであり、それができるのは制度に欠陥があるからである。こんなザル制度を作った民主党政権が悪いのだ。そんなこんなでこの制度は結局今月末で廃止され、被災地区間だけになるようだが、どうせ水戸インターでいったん降りて乗り継ぐ車が増えるだけだと思う。

普通、官僚が何かしら制度を作るときには、制度の趣旨や効果だけでなく、法的に問題はないか、権利を侵害される人はいないか、不公平はないか、歳入に大きく影響しないか、制度に抜け穴がないかなど、問題点を細かく検討してから実施に移すのが当たり前である。

これが民主党政権(特に管首相)では、間違った政治主導のもとで、「あ、それウケるんじゃない。やるか。」みたいなノリでロクに検討もせずに実施されてしまい、官僚も抵抗しても無駄なので問題点など指摘する気にもならず、このようなザマになるのである。ほかの施策でもいろんなところで問題が発生している。政策立案のプロがいない政治主導は悲劇である。

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金をドブに捨てた本の話~ドロボー公務員

2011-08-21 | 社会問題

若林亜紀という女(女呼ばわりである。)の書いた「ドロボー公務員」という本を読んだ。立ち読みしてから買えばよかったのだが、ついアマゾンで買ってしまい、後悔している。こういう本を買う人というのは、公務員で人目が気になる人か公務員を叩いてウサを晴らしたい人のどちらかである場合が多いであろうが、どちらにとってもたぶん役には立たないだろう。

というのは、この本、データの検証がきわめて雑で、何かのデータの都合のいい部分だけ引用したり、出典が明確でないものを孫引きしたり、ひどい状況である。無償であるこのブログでもある程度は検証した上で載せているし、大学生のレポートでももう少し検証すると思うのだが、金を取っているのにそれ以下のザマである。ツッコミどころが満載なのでいちいち指摘しているとキリがないが、ひとつだけ挙げておこう。

帯には、公務員の平均年収1001万円、という派手なうたい文句が踊る。そんな高収入の公務員は見たことがないし、まわりの公務員に聞いてもありえない数字だとのこと。総務省の地方公務員給与実態調査によると、平成22年の地方公務員の平均給与月額は、一般行政職で418,016円、全職種(教員や警察などは高いのだ。)でも427,227円である。年収でだいたい600万円程度か。どこをどう計算すると1000万円になるのだろう。ボーナスが500万円なのか。

この金額、「国民経済計算」というものを使っている。国の発表した数字なので信用してしまうが、この統計は、公務員の給与にいくら支払ったかという数字であって、公務員がいくらもらったかという数字ではない。人を雇えば保険料などの諸経費が何割か余分にかかるのは当然である。ほかにも数字操作の疑いがあるが、証拠(そもそも「この本には計算根拠が載っていない。)がないので書かない。

それはそうと、この女、どうやら政府の外郭団体にしばらくいたときのとってもおいしい経験(そちらはありそうな気がする。)をもとに、それを全公務員に類推して書いているようだが、まあ、公務員にもいろいろあるわけで、ワタクシのまわりの一生懸命働いている地方公務員にはまさに風評被害である。

こういう本を書く人というのは、公務員制度の研究をしている人か、純粋に感情的に公務員を叩きたい人か、何でもいいから金儲けをしたい人か、公務員叩きを利用して有名になりたい人のいずれかである。ちなみにこの女、著者略歴によると慶応の法学部の出身だそうで、人は学歴でないという説に同意である。

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今治タオルのこと

2011-08-18 | 経営・ビジネス

先日、福井市内の某ショッピングセンターでうろうろしていたら、美しくカラフルなフェイスタオルが目に付き、つい買ってしまった。

今治タオルである。愛媛県の今治は、タオルの産地として有名であり、100年以上の歴史を持つそうだが、次なる展開として、あの佐藤可士和氏を起用して新しいブランドづくりと先進的な商品づくりに踏み切ったそうである。

佐藤氏デザインの高級品も多いようだが、買ったのは、残り糸で織ったというエコで安い商品である。1枚1枚柄が違うとのことであるが、比べてもよくわからない。いずれにしてもとっても色あざやかできれいで、しかもとっても安い。あとで調べたら東急ハンズでも扱っていた。

なかなか戦略がうまいと思う。福井の繊維も、ファッションデザイナーと組んでいたりはするが、しょせんそれは洋服の世界。プロダクトデザイナーやグラフィックデザイナーと組んで、新しい分野の商品を開発してほしい。素材はたくさんあるはずだ。

ちなみに、なでしこジャパンが着用している公式スーツのスカーフは、福井市のセーレン株式会社の製品である。もっとも、ブランドは、残念ながら「アンタイトル untitled」になっている。福井は匿名のプロダクトの街、これこそ本当のアンタイトルだ。

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夏の関西1デイパスで関西に行ってきた。

2011-08-16 | 旅行・交通

JR西日本の「夏の関西1デイパス」を利用して関西に行ってきた。2900円で、関西一円のJR普通列車が1日乗り放題になるきっぷである。青春18きっぷの1枚当たりより少し高いが、このきっぷは、1日単位で買え、特急料金を払えば特急列車に乗れるという青春18にないメリットがある。当日でも買え、姫路の先の上郡・播州赤穂や和歌山・関西空港まで行ける。

しかも、太っ腹なことに、京阪電車の往復と叡山電車乗り放題の鞍馬・祇園チケットか、南海電車とケーブルで高野山まで行ける高野山チケットのどちらかが付いてくる。鞍馬・祇園チケットは京橋からだと1540円するため、超オトクである。高野山はもっと高いだろう。時間がなくて利用できなかったが、それでもお得である。

しかし、福井県民にとって何よりのメリットは、関西の自由周遊区間になぜか「敦賀」が含まれていることである。これはポイントが高い。順当なら近江今津あたりまでだろう。敦賀から京都まで単純に往復してもモトがとれるため、敦賀駅では特急で京都日帰りの客にも自社の利益を削ってこのきっぷを勧めているほどだ。

新快速電車の敦賀発着は形ばかりでただの普通電車であり、福井方面との接続も到着10分前に他方が出発するなどわざと利用しにくくなっている(6月にも掲載)が、それでも新快速の足は速く、工夫をすれば意外に早く京阪神に行ける。短距離でも特急を使わざるを得ない北陸とえらい違いだ。

破格であった西日本パスが廃止された今、使えるのはこのきっぷぐらいである。2000円の「北陸おでかけパス」というのもあるが、休日しか使えず、しかも当日は購入不可と使い勝手が悪い。関西1デイパスは、「夏の」となっているが、春も発売されていたので、たぶん秋も発売されると思う。しかし、特急利用者が圧倒的に多く、特急往復に使われる敦賀をエリアに入れたのは経営的には失敗だと思われる。次回からエリアから外されなければいいのだが。

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またまた橋下知事の公務員改革パフォーマンスだが

2011-08-14 | 政治・行政

報道によると、大阪府の橋下知事が率いる大阪維新の会は、大阪府と大阪、堺両市の職員の人事制度を抜本的に見直す条例案を、それぞれの9月議会に議員提案するらしい。能力給の導入や職員らの免職・降任など分限処分の基準を盛り込むほか、余剰人員の「整理解雇」導入についても検討しているということで、成立すれば、全国初の公務員制度改革の条例となる見通しだそうだ。

ということだが、え、そんなの、もうありますけど。

地方公務員法(28条)では、「勤務実績が良くない場合」や「職制若しくは定数の改廃又は予算の減少により廃職又は過員を生じた場合」は、「その意に反して、これを降任し、又は免職することができる。」となっている。つまり労働基準法や労働契約法とそれらの判例で定める民間事業者の場合と実質的にはあまり変わらないのである。

ただし、この規定があまり発動されていないのは事実であって、働かないからクビになった公務員とか、事業の廃止でクビになった公務員というのはほとんど聞いたことがない。後者はちょっと気の毒ではあるが、前者については税金のムダであり、裁判を恐れずどんどんクビにすべきだと思う。聞いてみると、公務員は一生懸命働いている人とそうでない人との差が非常に大きいようだ。人員配置の問題もあるのだろうが、これではまじめに働いている公務員がバカを見るだろう。

ところで、福井県条例では、「定数の改廃もしくは予算の減少により廃職もしくは過員を生ずることにより退職した者であつて任命権者が知事の承認を得たもの」には、退職手当を勤続期間により5割から8割の範囲で割り増しをするという規定がある。それなら定年間際でいっそクビにしてくれという人もいそうだし、一斉にクビにしたら財政が立ち行かなくなるではないか。

いずれにしても、別に何も目新しくないような話を、しかも問題点はスルーして、いかにも全国初という、例のパフォーマンスがまた始まったわけである。ちなみに、先の経済産業省の高官更迭も、割増しの退職金を払わざるを得なかったようで、詰めが甘い体質は共通している。

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ハートフルパーキングについて考えてみたが

2011-08-10 | まちづくり

先日、福井県立博物館に行ったら、駐車場に「ハートフル専用パーキング」(青色の看板)と「ハートフルパーキング(HPによるとハートフル優先パーキング)」(ピンク色の看板)という2つの看板があった。違いがよくわからなかったので帰ってから調べてみると、前者は利用証を持った身体障害者等しか使えない駐車スペース、後者は障害のある方、高齢の方や小さなお子さんを連れている方(以下ここでは「対象者」といいます。)などが優先的に使える駐車スペースらしい。

ハートフルパーキングなら意味はわかるものの、ハートフルという形容詞の後に「専用」とか「優先」という言葉を続ける用法はあまり理解できない(まさか専用パーキングがハートフルというわけでもあるまい。)が、まあそれはいいとして、この2つ、区別が今ひとつわからない。

ハートビル法では、「車いす使用者用駐車区画が一以上設けられていること。」となっているので、法律に定められているのは「ハートフル専用パーキング」のことであって、「ハートフル優先パーキング」は県が独自に定めたものだと思われる。

しかし、「専用パーキング」は該当する人しか使えないので迷う余地はないが、後者はあくまで「優先パーキング」である。「優先」というからには、そして「専用」でないからには、対象者でない人は停めてはいけないというわけではなくて、じゃまにならない限り停めてもいいということだろう。

電車の優先座席は、とりあえず空いていたら座っていてもいいけど対象者が乗ってきたら席を譲りましょうねということだろう。しかし、こちらは空いているからといって優先パーキングに停めてしまうと、停めてある車には対象者が来たというのがわからないので自動的に空けてはくれないし、運転者や同乗者も普通は車から離れたところにいるのでわからない。

となると、この優先パーキングを対象者でない人が使っていいときというのは、どういうときを想定しているのだろう。同時に2台の車が進入してきたときに、対象者の車の方が優先される、みたいなケースしか思いつかないのだが。

それとも、駐車場が満車で空車待ちの列ができているときに、そこは対象者が来るまで空けておく、ということかな。でもそれだと対象者の車も行列待ちで入れないしあまり意味がない。そうなると単なる気持ちだけの問題だろうか。それともほぼ「専用」と同じ趣旨なのか。どなたか説明をお待ちしています。ちなみに、ワタクシはまだ「高齢」とは言えないと思うので、もちろん違う区画に駐車しました。

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