つぶよりのつぶやき The Twinkling Twitter

福井を愛するがゆえに、地域や身の回りのいろんなことに勝手にコメントしています。

はじめに

福井を中心に、地域や身の回りのことに勝手にコメントしています。話題はいろいろですが、基本は福井への愛です。福井とあまり関係ない話もありますが、それは福井人としての視点ということでご了承ください。 なお、当然ですが、このブログの内容については、stanzaが所属する組織(公表していませんが)の考え方とは無関係です。 ブログランキング参加中=いいね!と思っていただけたらクリックをお願いします

オープンバスで見て考える歳末の東京

2010-12-30 | まちづくり




先日東京に行ったときに、はとバスのオープンバス「'O Sola mio」に乗ってみた。ちょっと前にもスカイバスというのに乗ったが、あの「はとバス」も参入したため、こちらにも乗ってみることにした。スカイバスの乗り場はわかりにくかったが、さすがに「はとバス」、どんな初心者にもわかるように東京駅からずっと乗り場への案内看板が出ている。

このオープンバス、冬でさすがに寒いものの、高い視点からの景色はなかなか新鮮である。ガード下をギリギリで通り抜けたり、道路標識がすぐ手の届きそうなところに見えたりする。まだ珍しいのか、結構通行人の視線を浴びている。立ち上がったりすると危ないので、当局の指導があるのか、ガイドが2名乗車という人件費食いにもかかわらず、1時間のノンストップドライブで1500円と比較的安い。ほぼ満席である。

浅草方面へ向かうと、あのスカイタワーの工事もどんどん進んでおり、半年前に見たときよりもまた一段と高くなっている。どんどん成長していくのがうらやましい。下を見ると見物人もかなり多く、にぎわっている。福井の工事の何倍ものスピードである。福井もたぶんやろうと思えば早くできるのにわざと遅くしているのだろう。

それにしてもこの空の青さはどうだ。冬型の気圧配置のもたらす天気が太平洋側と日本海側で正反対になることは小学校から習ってきたのでもちろん知っているが、実際に体験すると本当にうらやましい。朝、雪の残る中、折り畳み傘をさして家を出てきたというのに、なんという不公平なことだろうか。

アウトレット滋賀竜王で近江牛を食す

2010-12-25 | グルメ




三井アウトレットパーク滋賀竜王に開業時以来およそ半年ぶりに行ってきた。まだ半年なので店の顔ぶれはほとんど変わっていないが、クリスマス直前の休日にもかかわらず、意外に空いている。駐車場もすんなり入れて、飲食店の行列もあまりない。最近、滋賀県南部は大型ショッピングモールなどが増えてきていて競争が激しいのだろうか。

今回は、前から気になっていた近江牛の「岡喜」に行ってみた。地元竜王にある近江牛の名店で、牧場も持っているらしい。11時開店だが10時半にはだれもならんでいない。開店10分前に行ったらギリギリで最初に入れた。開業のときはちょっと並ぶ気のしないとんでもない行列だったのに。

ランチは、1000円ぐらいからあり、近江牛ハンバーグ、カツレツ、焼肉、サイコロステーキ、シチューなど、比較的手ごろな値段でおいしく食べることができる。もちろんステーキもあり、こちらも(近江牛にしては)それほど高くはない。あとで岡喜本店のホームページを見ると、本店の方も少し高いもののそれほど高い値段ではないようだ。

近江牛は、長浜(黒壁)や彦根(夢京橋)などにもレストランがあり、ランチなどは比較的気軽に食べることができる。一方、われらが若狭牛はどうだろう。当然若狭牛の食べられるレストランはあると思うのだが、あまり思い浮かばないし、なんか高そうで近寄りがたい。ブランド牛でも部位などによりコストはだいぶ違うようだ。多くの人に若狭牛を食べてもらう試みがもっと必要であると思う。


たねやとクラブハリエの功績

2010-12-23 | グルメ




滋賀県に出かけた帰りに、お菓子の「たねや」に寄ってきた。「たねやグループ」は、ご存知のとおり和菓子の「たねや」と洋菓子の「クラブハリエ」からなる滋賀県のお菓子屋さんであり、多くの店はその両方が併設されている。

和菓子の方は、最中やまんじゅうなど、洋菓子のほうはバウムクーヘンが有名である。全国に30店舗ほどのようで、東京・大阪・名古屋などの有名百貨店の「デパチカ」にかなりあり、バウムクーヘンにはいつも行列ができているが、雰囲気を感じられるのは、やはり喫茶を併設した滋賀県内の路面店である。

この滋賀県内の店、近江八幡(日牟禮ヴィレッジ)が本店で、神社の境内にあり独特の雰囲気があるが、近江八幡にもう1店と、八日市、守山、彦根にある。そのうち3店舗に行ったが、どれも独創的な建築と美しいインテリアの中でおいしいケーキなどを食べられる。

今回行った「八日市玻璃絵館」は、イギリスの雰囲気をイメージしたそうだが、2階のティールームでケーキブッフェ(期間限定か。)をやっており、90分間ドリンクとケーキが飲み食べ放題(2100円)である。今回はケーキセットにしたが、好みのケーキ3品とフリードリンクで1155円。普通だとケーキセットでも1000円ぐらいするので、相当のお得感がある。しかも、ケーキはその場で切り分けて盛り付けてくれる。

ところで、近江八幡、八日市、守山、彦根と、どれもそれほど大きな都市ではないが、「たねや」はどこも繁盛しており客足が絶えないようだ。ネット販売もやっている。「たねや」は滋賀県内でこうしてひとつの文化を創っているのである。滋賀にはほかに「叶匠寿庵」という有名店もあり、こちらも本店は山の中にあって独特の雰囲気がある。

福井はというと、まあまあおいしいお菓子屋やケーキショップはあるのだが、どうも単発で終わっていてインパクトがないような気がする。おいしいのだが、少なくとも遠くからわざわざ訪ねてくるような仕掛けにはなっていない。ここは「西洋菓子倶楽部」や「コロンバ」や「ボノボノ」にもう少しがんばってもらわなければならないだろう。

家族力検定調査と新聞報道のあり方

2010-12-19 | 社会問題
「三世代家族研究所」というところがまとめた、都道府県の「家族力検定」調査の結果が発このほど発表になり、福井県が最下位となった。福井は家族のつながりの高い県と思っていた(たぶん福井県民みんなが思っている)から意外な結果である。

記事を読んだとき、思わず目を疑ったが、どうもこの調査、都道府県ごとにたったの50人ずつで、めざましテレビの街頭調査と同じレベルである。しかもインターネットでの調査なので階層が限定される。

結果についても、1位が三世代同居率のきわめて低い鹿児島県で、2位がこれも低い京都府、しかも1位が69.9点で最下位の福井県が58.7点と点数もあまり変わらない。統計的に意味があるのだろうか。いずれにしても迷惑な調査である。

西川福井県知事も抗議文を出したようだが、その新聞記事を見て思ったことがある。12月12日付けの県民福井の記事と15日付けの毎日新聞(福井版)の記事が、見出し以外完全に同じなのだ。デジャヴューかと思った。まさかパクリではないと思うので、推測すると、どちらも共同通信からの配信をそのまま記事にしたものと思われる。

地方紙が全国ニュースについて配信を受けるのはやむを得ないと思うが、このニュースはもともと福井県にかかわる内容である。それも福井にとってはイメージにかかわる重要なニュース。現に福井新聞では議会がらみではあったが、独自の記事として報道されている。ここはきちんと自分で取材をして記事にするべきではないだろうか。

さらにわからないのは毎日新聞である。全国紙たるもの、地方版といえども他人にまかせず自分で取材して自分の表現で記事を作るべきではないだろうか。これではどの新聞も同じ内容になってしまい、新聞は自分で自分の首を絞めることになるだろう。ちなみにどちらの紙面にも「共同」のクレジットはなく、自社記事にしか見えないのである。

東京都の条例によるアニメ規制に思う

2010-12-16 | 社会問題
東京都の青少年健全育成条例の改正による有害図書の規制が話題を呼んでいる。改正条例によると「漫画、アニメーションその他の画像(実写を除く。)で、刑罰法規に触れる性交若しくは性交類似行為又は婚姻を禁止されている近親者間における性交若しくは性交類似行為を、不当に賛美し又は誇張するように、描写し又は表現すること(略)」が対象となる。

この部分は、もとの改正案では、「年齢又は服装、所持品、学年、背景その他の人の年齢を想起させる事項の表示又は音声による描写から十八歳未満として表現されていると認識されるもの(以下「非実在青少年」という。)を相手方とする又は非実在青少年による性交類似行為」となっていた。

「非実在青少年」、というのも何だかなあ、と思っていたが、批判が多かったためかこの表現は取り下げられ、そのかわりに、かえってあいまいな表現になってしまった。

しかし、こんな規制、福井県(というよりほかのほとんどの道府県)ではとっくの昔からあり、もっと包括的な規制をしている。すなわち、福井県条例でいえば、「書籍または雑誌で、全裸、半裸もしくはこれらに近い状態での卑わいな姿態または性交もしくはこれに類する性行為を被写体とした写真または描写した絵画で規則で定めるものを掲載するページの数が、当該書籍または雑誌のページの総数の五分の一以上を占め、または二十以上のもの(一部略)」が対象となり、当然「非実在青少年」のものも含まれる。東京都は個別規制をしようとしているだけ良心的である。

こうした「有害」図書が、青少年の健全な育成に影響を与えるかどうかの科学的知見は証明されていない。というか、ほとんど関係はないと思う。となると、単に気に入らない、というレベルの問題である。表現の自由が保障されている中で、科学的根拠のないものを規制することについては、反対意見が強いこともうなづける。

ちなみに、東京都のサイトをみると、「「どらえもん」のしずかちゃんの入浴シーン、「キューティーハニー」の如月ハニーの変身シーン、「新世紀エヴァンゲリオン」の綾波レイのヌードシーンは対象になりません。」と書いてある。ご丁寧なことである。

政治主導の弱みとは

2010-12-13 | 政治・行政
民主党政権になり、「政治主導」ということで政策が決められているようだ。この政治主導、政策が知らないうちに決められてきた「官僚主導」と異なり、一見、民意が反映されてすばらしい仕組みに見えるが、政治が国民の関心を引くようになったというメリットはあるものの、どうもうまく機能していない。

問題点は2つあると思う。1つは、主導する側の能力の問題である。官僚と政治家を比較すると、基本的能力(すなわち知性)はそれほど差異はないと思うが、官僚は長く類似の仕事をやってきており、自分たちの専門分野への知見が深い。政治家は一生懸命勉強しているのだろうがなかなかついていけない中で結論を求められ、矛盾した政策になったり、自信が持てず、結局判断を誤ることがあるのだろう。

2つめは、世論に弱いことである。民意が反映されやすいのはいいのだが、要は人気取り政策に流れるということだ。国民への負担増になるような話は、今までは官僚のせいにして乗り切ることができたと思うが、実態はともかく政治主導ということが認知されてくるとそれがいくら長期的にみて国民の幸福につながるとしても、選挙が怖くてなかなか実施に移すことができなくなる。

野党の側にも問題はある。与党から新しい案が示されると、人気取りのため、国民が短期的な不利になる点(短期的な負担増など)だけを指摘して攻撃するのだ。国民的合意が必要なところは、与野党がいっしょになって検討しなければならないのに。

こうして、政策は政治や選挙の道具となり、消費税はもちろん、医療制度や介護保険なども、利用者負担増の仕組みはなかなかとれず、問題は将来にどんどん先送りされることになるのだろう。

ジェットストリームの思い出

2010-12-10 | 教養・娯楽
ジェットストリームは、FM東京(今はTOKYO-FM)をキーステーションに40年以上にわたり午前0時から放送されている音楽番組である。福井は、FM放送の開局が比較的早く、昭和59年。「JOLU-FM」のコールサインでもわかるとおり、全国で13番目の開局(Lは12番目の文字なのでひとつ合わないがMの宮崎に先を越されたようだ。)で金沢より5年以上早かったのだ。

若かりしころ、それはすなわち、海外旅行が夢だったころになるが、FMラジオから流れる城達也さんの渋いナレーションと、フランク・プゥルセル・オーケストラ(「プゥルセル」という表記がいかにもヨーロピアン)の「ミスター・ロンリー」の音楽、そしてときおり挿入される外国の音の情景に、まだ見ぬ異国の地への憧憬を抱いていたものだった。

時は流れ、海外旅行が夢ではなくなった今でも番組は続いていて、パーソナリティも4代目(大沢たかおさん)となったが、自分の生活時間が変わったこともあって、最近はあまり聞いていなかった。

ところがある日、「音楽のある風景」というBS日テレの番組で、そのDVDが紹介されているのを発見した。というよりそれはそのDVDを売るための通販番組で、30分にわたり映像と音楽が流れ紹介されるのであるが、DVDを買わなくても当時の雰囲気にひたることができる。この番組、よく調べると結構何度も放送されているようだ。

それと、先日、図書館で偶然ジェットストリームの本も見つけた。FM東京の発行で、ナレーションのテキストと美しい写真で構成されているのだが、読んでいると当時のナレーションがよみがえってくるようで、大変懐かしい。

ところで、当時のこの番組のイメージといえば、海外旅行や飛行機旅行へのあこがれを反映して、キザすぎるほど洗練されたイメージであった。そしてそれはすなわちスポンサーである日本航空のイメージでもあったのだが、その日本航空、ここまで落ちぶれてしまうとはだれが予想しただろうか。

電車が止まったときの振替え輸送はできないのか

2010-12-07 | 旅行・交通
鉄道ネタが続くが、事故やトラブルで電車のある路線が止まると、たいてい並行する他社の路線(あれば、だが)に振替え輸送が行われる。止まった電車の定期券やきっぷがあれば、振替輸送票と引き換えてもらい、他社の路線にそのまま乗車できるのだ。

たとえば、京阪神では、JRが止まれば並行する阪急、京阪、阪神に当然のように振り替えがあるし、その逆もある。首都圏などでは、あまり並行しているといえないような状況、すなわち、かなり大まわりになる状況でも振替え輸送がされている場合も多い。

福井でも、福井鉄道福武線の全線(福井・越前武生間)とJR北陸線の福井・武生間はほぼ完全に並行している。どちらの駅も利用できる人は多いのではないだろうか。また、えちぜん鉄道三国芦原線も、完全に並行ではないが、JRの福井・芦原温泉間に近いところを走っている。

ところが、福井では、JRが止まっても定期券やそのきっぷを振り替えて福井鉄道やえちぜん鉄道には乗れない。逆も同じである。特に定期券の場合は、1日ぐらい止まっても払い戻しや期間延長などはないので、振替え輸送がないと自腹で他社のきっぷを買うことになってしまう。

鉄道会社としては、振替え輸送してもらった会社にその分の費用を払わなければならず、持ち出しになってしまうのでイヤだと思うが、ここは利用者のためにがんばってほしいところである。

祝・東北新幹線青森開業~うらやましいぞ、青森

2010-12-05 | 旅行・交通
東北新幹線が、12月4日に、新青森まで開通した。東京から新青森までわずか3時間20分である。3月には「はやぶさ」の投入でもう少し早くなる。青森といえば、昔、日本海縦貫線を一晩かけてたどり着いたことがある。津軽海峡冬景色でもわかるように、北の果てのイメージである。その青森が、東京からだと福井までより早く着くというのだ。なんとも革命的である。

福井ではテレビCMもはいらないのであまりなじみがないが、JR東日本では、新青森開業に合わせて「マイ・ファースト・アオモリ」と題して大々的なキャンペーンが繰り広げられてきた。三浦春馬、槇原敬之などを起用したおしゃれで美しいビジュアル。本当に青森に行きたくなる。JR東日本のホームページでも見ることができるのでぜひごらんください。
http://www.jreast.co.jp/myfirstaomori/index.html

青森はいま盛り上がっているそうだ。うらやましい限りである。3年先、金沢も富山もきっとそうなるのだろう。北陸大キャンペーンである。北陸新幹線に乗って、「マイ・ファースト・北陸」。北陸じゃなくて、金沢か。金沢で乗り換えてからの目的地など、キャンペーンには取り上げられないだろう。どうせ乗り換えるなら能登に向かうと思うし。

福井は、やはり取り残されてしまった。自分は乗らないからいらないとか、客が県外に取られてしまうとか、嶺南の発展のために若狭まわりにしろとか、好き勝手なことを言っているうちに。福井駅東口のコンクリートの廃墟は、そのとき何を語るのだろうか。

湖西線のウィークポイント

2010-12-02 | 旅行・交通
JR湖西線は、琵琶湖の西側を通って北陸と京都・大阪を結ぶ重要な路線である。開通したのはずいぶん前だが、それまでは米原を経由しなければならず、開通により20分ほど短縮されたのを覚えている。

そのおかげで、知らない人にはびっくりされるのだが、特急サンダーバードが時速130キロで走り、福井・京都間は1時間20分、福井・大阪間は1時間50分である。福井といえば遠いイメージを持たれるかもしれないが、都会なら通勤時間ぐらいの時間で到着する。ちなみに、このサンダーバードは閑散とする時間帯を除き、1時間に2本走る。

しかし、この湖西線も大きなウィークポイントがある。とにかく風に弱いことである。ちょっとした風ですぐ止まるのである。近江舞子駅付近が特に弱いようだ。この止まる回数が結構多く、体感としては週に1回はあるようにに思える。実際、冬場などはもっと頻繁で、2日連続で止まったりもする。湖西線が止まってもほかは動いているのだから、やはり湖西線の問題だろう。

湖西線が止まると、特急サンダーバードは米原経由で迂回運転をするのだが、これがかなり時間がかかる。公式には30~40分の遅れと発表されるが、経験から言うと琵琶湖線の電車に前をふさがれたり、米原駅でJR東海との調整が必要だったりしてかなりイライラする。

北陸新幹線の敦賀以西のルートははっきり決まっていないが、やはり湖西線を活用するのが現実的であると思う。しかし、この状況ではなんとも当てにならない新幹線になってしまう。風による転覆事故が相次ぎ慎重になっているのだろうが、防風壁を設けるとかなんとか改善が必要だろう。(写真は湖西線ではありません。)