つぶよりのつぶやき The Twinkling Twitter

福井を愛するがゆえに、地域や身の回りのいろんなことに勝手にコメントしています。

はじめに

福井を中心に、地域や身の回りのことに勝手にコメントしています。話題はいろいろですが、基本は福井への愛です。福井とあまり関係ない話もありますが、それは福井人としての視点ということでご了承ください。 なお、当然ですが、このブログの内容については、stanzaが所属する組織(公表していませんが)の考え方とは無関係です。 ブログランキング参加中=いいね!と思っていただけたらクリックをお願いします

阪急うめだ本店グランドオープン

2012-12-31 | 旅行・交通




大阪梅田の「阪急うめだ本店」がリニューアルしてグランドオープンしたので行ってみた。梅田の阪急百貨店は阪神百貨店とともに学生時代から帰省のお土産を買うなどでよく利用しており、なじみのある百貨店である。まったく新しい建物になってしまったが、新しい中にもマルーンの色使いなどに阪急らしさが残っている。クリスマス直前という時期も重なり、地下は移動するのも大変なほどの混雑ぶりである。

ネットショッピングやディスカウントストアが全盛の中で、「劇場型百貨店」を目指すそうで、9階には「祝祭広場」という広大な広場がある。入って気付くのは、何より売り場面積が広いこと。ワンフロアの端から端まで移動すると大変な距離になる。街のような出店が並ぶ「うめだスーク」というのもある。ただし、いわゆる紳士服・紳士用品はほとんどなく、隣接のメンズ館に行けということだろう。

喫茶も充実しており、ブルガリのカフェなどもある。「マイセン・カフェ」というところに入ってみた。コーヒーは900円、シュークリームのようなケーキが900円である。ケーキセットだと100円引きになる。もちろんマイセンの白磁のコーヒーカップで出される。いいなと思って隣のショップを見たら同じカップがひとつ2万5千円で売られていた。値段を先に聞いていたら手が震えて飲めなかったかもしれない。

ところで、梅田は百貨店の激戦区である。今年オープンした「ジェイアール三越伊勢丹」が苦戦しているようだ。確かに、銀座の三越や新宿の伊勢丹を大阪に持ち込んでもなかなか厳しいだろう。それに地下の食品売り場を見ても、どうにも買いたいものがない。大丸も東急ハンズはあるが、デパチカが寂しい。阪神は地下は充実しており、よく利用するが、イメージがちょっと。ということで阪急の一人勝ちになるのだろうか。

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「北欧の百均」タイガーコペンハーゲンに行ってみたが

2012-12-28 | 経営・ビジネス




北欧デザインの百均ショップと言われている「タイガーコペンハーゲン」に行ってきた。タイガーというのも雑な名前だと思うが、世界的にはかなり大きなチェーン雑貨店らしい。大阪に7月にオープンして、客が多すぎるということでいきなり2回も休業しており、その後整理券の配布などもやっていたがやっと軌道に乗ったようだ。

このタイガーコペンハーゲン、大阪ミナミの心斎橋にある。いわゆる「アメリカ村」といわれる地域である。このあたりはベタに言うと若者文化の発信地である。西の原宿とも言われているようだ。まあ、こんな店でもなければこの年でアメリカ村に行くことはないだろう。

開店直後だったが、店の近くの公園(三角公園というらしい。)のあたりに行列ができており、それほどでもないと思ったのだが、意外に進みが遅く、入店までに30分ぐらいかかってしまった。場所の割に意外に並んでいる年齢層は広い。警備員もいて誘導はそれなりに行き届いていたが、さすが大阪、いつのまにかカップルが割り込んでいた。なかなかの職人技である。

店内は2階建てだがかなり狭く、あまり自由に動けない。レジを待つ行列が店内をずっと続いており、買い物を終わってから列に並ぶと30分は優にかかるだろう。ということで、ほぼレジ待ちの列に並びながら買い物をする羽目になる。2人以上なら交代すればいいが、1人だとなかなか厳しいと思う。

商品はカラフルなものが多いが、基本的に中国製である。値段は100円から500円ぐらいまでがほとんどであり、安いのは事実である。やたら箱や缶や袋など入れ物が多いのはなぜだろうか。質的にはやはりチープで、全体的に期待していたほどではなかった。持ち切れないほどの荷物になるかと心配していたが、結局そんな心配はなかったのである。ロイヤルコペンハーゲンの方がいいな。

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東京駅にあった桃源郷(シャングリラ)

2012-12-25 | グルメ




東京に出かけて、夕方の帰りの新幹線まで時間があり、東京ステーションホテル(これは前回行ったので)以外でゆっくりお茶ができるところへ思い、東京駅の日本橋口にあるシャングリラホテル(シャングリ・ラ・ホテル東京)に行ってみることにした。東京の中でも1・2を争う高級ホテルのはずだが、まあコーヒー1杯でチャージされる金額には上限があるだろうとたかをくくって行ってみたわけである。

行ってみると、このホテルはフロントが28階にあり、したがってロビーラウンジも28階にある。少々わかりにくいところにある1階のエレベーターホールに入った瞬間から柔らかい光と高貴な香りを感じる。単なるエレベーターホールなのにものすごく質感が高い。しかも、案内デスクがあり、今どきエレベーターガール?がいる。この時点でかなり敷居が高いが、もう引き返せない(笑)。めげずに上がってみることにする。

エレベーターを降りると、フロントの前にザ・ロビーラウンジというそのまんまの名前のラウンジがある。しかも「ザ」がついている。もちろん店頭にメニュー表示などないのでいくらかかるかはわからない。座ってメニューを見てみると、コーヒー1200円(+税サ、記憶違いでなければ)と思ったほどではなく、少しほっとした。夕方だったせいかなぜかメニューのいちばん後ろに載っているケーキセットを注文した。 

コーヒーは一人分ずつポットで供され、2杯分以上あってお得な感じである。ケーキも4種類(ちょっと少ないが)から選べて、コーヒーもケーキももちろん最高の部類だ。スタッフのサービスもよい。ただ、それよりもここの価値はやはりここの雰囲気にあると思う。窓の外は東京の夕景。高層ビルが多く眺望はそれほど開けないが東京駅が見下ろせるし、スカイツリーも意外に近くに見える。

ゲストは外国人も多い。室内ではピアノの生演奏が始まっている。椅子もテーブルもグラスもカトラリーもすべてが高級そうだ。空間が広くとってあるのでまったくざわつかない。五感で感じることができる上質な雰囲気がただよっている。まさに桃源郷(シャングリラ)というのは大げさだとしても、まぎれもなく東京の雑踏の中での異空間である。時間がゆっくり流れ、外に出るのがもったいないほどだった。

ちなみにケーキセットの料金は2500円+税サで2800円ほど。またまたあっさり喫茶の自己最高記録を更新したのであるが、しかし、それだけの価値はあったと思う。もちろん、あまり気軽には行けないけれど、東京での仕事がうまく行って、自分へのご褒美をというとき、あるいはものすごく疲れてリフレッシュしたいときぐらいには行きたいものだ。後でホームページを見ると、ドレスコード=スマートカジュアルと書いてあった。服装や持ち物にも気を配らないといけない。(さすがに店内の全景写真は撮れないのでHPから借用しました。)

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目黒寄生虫館に行ってみた

2012-12-22 | 旅行・交通








目黒にある目黒寄生虫館に行ってきた。マニアックさがおもしろそうで、前から一度行ってみたいと思っていたのだが、結構ついでがない場所にあるのでなかなか行けなかったのである。JRの目黒駅から目黒通りを西に10分から15分ぐらいの距離で、目黒川を渡り明治通りを過ぎて少し行くとそれはあるのだが、ごく普通のビルで名称は表示されているが目立たないので気をつけないと通り過ぎてしまう。

ちょっと入りにくいが、勇気を出してドアを開けて入ってみると、中はがらんとしており、スタッフはだれもいない。勝手に入ればいいということだろうか。客はというと、学生のような人が一人だけ。寄生虫学(という学問があるとすればだが。)を学んでいるのだろうか、展示の前で熱心にメモをとっている。2階に上がっても監視カメラはあるが、やはりスタッフも客もだれもいない。パネルや標本が淡々と並べられている。

財団法人が運営しているようで、入口に募金箱が置いてあるが、目立たないところにあり、基本的に入場は無料である。中にはもちろん寄生虫に関する展示がたくさんあり、ずいぶん勉強になったのだが、圧巻はたぶん全長8.8メートルのサナダムシ(なぜか日本海裂頭条虫というのだ。)だろうか。しかし、昔は学校でギョウ虫の検査とかがあったが、栄養状態がよくなったのか、日本では寄生虫と言われてもあまりピンとこないような気がする。

寄生虫と言えばインパクトはあるが、展示は結構地味である。当たり前かもしれないが、学術的でマジメである。寄生虫のテーマパークでは決してないので間違わないように。「知られざるゴキブリの世界」などという企画展も昔あったようで、テーマはおもしろいのだが学者ではない一般人としては展示に一工夫ほしいところだ。奥のスペースにはミュージアムショップ(無人)ということで、寄生虫のイラストのTシャツなどが並んでいて結構おもしろそうだが、ちょっと着て外を歩く勇気が出ない。

ところでこの目黒、始めて目黒駅(目黒駅は目黒区ではないが。)に降りてみたが、坂が多く、柿の木坂、権之助坂など聞いたことのある坂が多い。それに、80年代、ラブホテルの代名詞であったあのお城のような目黒エンペラー(いったん廃止されたが復活したらしい。いちばん下の写真)や、これまた結婚式場の代名詞であった目黒雅叙園(こちらは鋭意営業中である。)も近くにあり、歩き回るにはなかなかおもしろい街のようだ。

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敦賀駅のバリアフリー工事が完成

2012-12-19 | まちづくり






JR敦賀駅の「バリアフリー工事」が完成した。ホームの階段で困っている旅行者やお年寄りを見たことがあるので、これは喜ばしいことである。具体的には、これまで古く薄暗い地下道の階段しかなかったものが、新たに陸橋(跨線橋)ができ、階段に加え、エスカレーター5基とエレベーター4基が設置されたものだ。敦賀駅は意外にホームが多いので大変だ。

ところで、バリアフリー工事というのは駅の中の工事なのだから、当然JRが自ら負担して実施するのかと思ったら、不思議なことに実はそうではないらしい。総額19億円のうち、財政が厳しい中で敦賀市が10億円以上を負担しているそうだ。JRは儲からないところには金を出さないというのが徹底しているのだろう。この後、引き続き駅舎(交流施設)の工事も行われるが、いったいいくらかかるのだろうか。

うわさによると、JRは、駅には改札口とホームさえあればよく、あとは必要なら地元でやれという主義のようだ。かなり上から目線である。しかも、地方公共団体ならこうした工事は当然入札で実施するのに、JRが業者を決定してしまい、お金を出す方の意見も通らないようだ。実に不合理なシステムである。JR西日本の経営ビジョンには、「鉄道事業を核に事業を営む当社は地域を離れては存在し得ません。地域起点の発想に立って、地方自治体や他鉄道会社等との連携を強化し、トータルでWIN-WINの協力関係を構築してまいります。」となっているのに、話が違う。WIN-LOSEのような気がする。

ところで、敦賀駅のホームは地形上高架ホームのような形になっており、駅舎の位置よりかなり高くなっている。これまでホームには地下道(厳密には改札部分は地下ではないのだが。)から1階分登るだけだったのに、いったん2階分以上を登ってからまたホームに降りなければならない。かなり長いエスカレーターでなぜか速度も遅く、今までより時間がかかる。

それに、エスカレーターやエレベーターの位置は、各駅停車の停車するホーム中央部よりかなり米原寄りになる。従来の地下道も残るみたいなのでエスカレーター(ただし各ホームのエスカレーターは上りのみ)があるとはいえ、階段の上り下りが大変な人以外にはどれだけ利用されるかは疑問だ。現に、開業直後の朝の通勤時、敦賀駅に降りるときに利用している人はほぼ皆無だった。

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衆議院議員総選挙に思うこと~選挙事務について

2012-12-16 | 政治・行政

今日は、衆議院議員選挙の投票日であった。駆け引きのあげくの突然の解散宣言で衆議院議員選挙が急に決まって、年末近くの投票日となった。当の議員たちももちろん大変であろうが、選挙をやる方もかなり大変なようだ。選挙結果については執筆時点(投票締切り後)ではほぼ明らかになっているが、ここでは国や地方公共団体の選挙事務について書こうと思う。

国や県は啓発や取りまとめ・集計をするだけなのでまあいいとして、実際に選挙を実施するのは市町村である。市町村ではほぼ職員総動員らしく、市町村の職員に聞いてみると、忙しい中に選挙事務が上乗せされるということで、かなりのグチが聞こえてくる。そもそも国政選挙なのだから国がやるべきであって、当然のように県や市町村の職員を使うのはいかがなものかと思う。

市町村では、もちろん、前日までも期日前投票やリハーサルをはじめ、さまざまな業務があるのだが、当日は、朝早くから投票所に出向き、一日中投票所で仕事をした後、夜は開票所で深夜まで拘束されるらしい。しかも絶対に間違いが許されない仕事だから大変である。いろんな仕事があるが、入試と選挙は間違いが許されない代表格であろう。間違いがあっても金では解決できない。

それに、冬場の選挙業務は、何よりまず寒いだろう。自分の投票場所は、近くの小学校であるが、投票に行くだけでも寒い。暖房のない体育館に一日いる寒さはいかばかりかと思う。今日は、最高気温が10度を超え、冬にしてはまだましな気候だったとは思うが、それにしても早朝や夕方だと相当冷え込むだろう。職員はまだいいが、立会人は結構高齢のようで、大変である。

ところで、自分が行く投票所は市の中心部ではないので行くとたいていがらんとしており、スタッフは多いが投票する人はほとんどいない。みんなにじろじろ見られているようで落ち着かない。というか不正がないか確認しないといけないのだから実際に見ているのだろうが。今回のように4回(福井市は県議会議員の補欠選挙もあった。)も投票となるとなかなかややこしく、間違いも起きそうだ。

もっとも、それより、投票所では入場券さえ持っていけば本人確認をしないので他人の入場券でもたぶん投票が可能だと思う。よほどの田舎なら立会人に見破られるであろうが、普通はどこのだれかはわからないので、年齢と性別が合っていれば投票できるだろう。やはり免許証なので本人確認をした方がいいと思うのだが、選挙をやるスタッフの方はこれ以上勘弁してくれという感じだろうか。

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敦賀原発2号機の活断層問題と原子力規制委員会

2012-12-13 | 社会問題

先日の国の原子力規制委員会の現地調査で、日本原電敦賀原子力発電所2号機の真下を通っている破砕帯が活断層の可能性が高いと決め付けられた。それゆえ、敦賀2号機の再稼動は認めないそうだ。全国紙のトップニュースである。報道によると、これで敦賀2号機は廃炉になる可能性が高くなってきたとのことである。時期も不思議で、選挙中の政権が変わる前に急いで結論を出した感が強い。

それに、活断層の「可能性が高い」などの表現にとどまっていて、科学的根拠というにはちょっと疑問がある。本当に危険なら放っておけないのは当然であるが、そもそも何十万年というスケールの話で、可能性だけなら日本中どこでも危険である。そもそも今まで一度だって地震の予知もできていなかった学者が地震の可能性を正確に判断できるとは思えない。

原発が止まり、日本原電や関連会社はもちろん、敦賀の街も飲食・宿泊業界などを中心に売上げが減少しているとのことである。いつか再稼動するということであればがまんができるだろうが、再稼動がないとなると希望はなくなってしまう。本当に危険ならやめなければならないが、これまで国策に協力してきた地域に対し、何らかの手立てが必要である。

原子力「規制」委員会というのも変な名称である。「安全管理」委員会とかいう名称ならならわかるが、はじめから「規制」って何だろうか。組織上は、環境省の外局だそうだが、原子力規制委員会設置法を読んでも、事務分掌はいろいろと書いてあるし、独立して職権を行使するとは書いてあるものの、どういう権限があるかについてはよくわからない。

「再稼動は認めない」とか「廃炉にせよ」というのはだれが何の権限で命じることになるのだろうか。そして、それは不服訴訟の対象になるのだろうか。組織の独立性は結構なことだが、委員会の判断は、結果的に地域はもちろん、日本全体に大きな影響を与える問題である。学者ばかりたった5人で決めて本当に大丈夫なのだろうか。

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福井は地震が少ないという統計が

2012-12-10 | 社会問題

東日本大震災を契機に、日本全体で、特に東日本で地震活動が活発になっているようだが、福井はどれくらい地震が多いのか(あるいは少ないのか)ということを仕事上ちょっと調べる必要があり、ホームページを当たってみたら、気象庁が地震データベースなるものを発表していることがわかった。これはかなり詳しい資料になっている。

このデータベースは、全国各地(都道府県別や観測点別)の地震の震度ごとの回数をまとめたものである。一覧表にはなっていないが、必要だったので過去30年分を都道府県ごとに検索してみた。データは震度1からあるが、実際に人間の生活に影響があるのは震度4ぐらいからだと思うので、震度4以上の地震の発生回数を一覧表にしてみた。(見にくいですがグラフで表示)

ワースト1位(一番回数が多い。)は、東京都である。関東周辺は多いと思ったが東京は特に突出している。考えてみると、都道府県ごとの値というのは、その都道府県のどこかの観測点で観測されればカウントされるので、区域が広くなると回数は多くなりがちで、特に東京のように島しょ部を含む場合、三宅島とかの地震がカウントされるため、多く出ると思われる。といっても、観測点で比較しようと思うと、どの観測点を取ってよいかわからないので難しい。

その辺は割り引いても、やはり関東、東北地方の県が多くなっている。福井は40位?で、かなり少ない方に当たる。少なくとも現在のところは比較的安全・安心な県ということができるだろう。北陸や近畿は総じて少ない。ということで、みなさん安全・安心な福井へどうぞ。といっても将来を保証するものではもちろんないのだけれど。

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長距離通勤と特急料金

2012-12-07 | 旅行・交通




北陸線は普通列車より特急列車の方が多い。長距離通勤をしていると、残業になったときなど、特急列車で帰りたいと思うときがある。定期券でも特急券を買えば特急に乗れるが、福井・敦賀間の特急券は1150円もする。普通運賃が950円であるから、特急料金の方が運賃より高いということになる。特急で通勤が認められる会社や役所もあるようだが、ここでは特急料金は出してもらえない。自腹で1回1150円はかなり痛い。

これは、福井・敦賀間が50キロをわずかに超える距離だからで、JRは50キロを境に特急料金が大きく変わるのだ。よく似たような距離の福井・小松間だと、50キロをわずかに下回るので730円ですむ。同じような距離なのに1.5倍も違う。なんとか安く乗れないかと思って調べていたら、「トクらく」という定期券所有者用の特急回数券があった。区間により3種類あり、これだと福井・敦賀間は5枚つづりで4500円で、1回当たり900円になる。これでもまだ高いし、何より問題なのは有効期間が14日間しかないこと。たまに乗るだけだととても使い切れない。

ところが、福井・小松間の「トクらく」の料金を見て驚いた、5枚つづり2000円で1枚当たりにすると400円である。金沢・高岡間もほぼ同じ距離で400円になっている。それほど違わない距離なのに、福井・敦賀間の900円とは2倍以上違う。ちょっと差が付き過ぎてはいないか。福井・小松間に高速バスの路線があるわけでもなく、ライバル対策ではないようだが。

福井・敦賀間も、普通列車だと1時間近くかかるので、400円で特急列車に乗れれば特急に移行する客はかなり増えると思う。他地区では、近距離の利用客に対して、本来の額よりも割安な特急料金を設定している区間も多い。ぜひ引き下げを検討してほしい。まあ、それより福井・敦賀間を40~45分で走る快速電車でも走らせてくれた方がありがたいのではあるが。追加料金のいらない京阪神の新快速電車がうらやましい。

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駅前ヒゲ線と福井駅前商店街の未来

2012-12-04 | まちづくり




福井駅前の再開発に絡んで、福井鉄道駅前支線の福井駅乗入れがなにかと話題になっている。いわゆる「ヒゲ線問題」といわれる問題である。福井鉄道の電車は、大名町の市役所前電停からいわゆる「だるまや前通り」を路面電車としてユアーズホテル前の福井駅前電停に乗り入れてくるが、これを少し延長してJR福井駅に直結しようとするものである。

福井鉄道の電車と言えば、親戚が武生にあって、子どものころ、親にときどき電車で連れていってもらった。郊外型の大きな車両が路面電車として乗り入れており、全国でも珍しい形態である。余談だが、先日見た映画「旅の贈りもの」で、昔を回想するシーンに福井鉄道の電車が登場していたが、今も変わらず走っているので普通に撮影ができ、CGも編集もいらないようである。

その、ヒゲ線延長問題だが、これになぜか福井駅前商店街が反対しているのだ。駅前商店街の反対理由は、「かがみや前交差点で交通渋滞が起こり、市中心部の他の道路にも影響し、徒歩や自転車で訪れる人のスムーズな通行が妨げられる。」、「数十億円かかり、費用対効果が疑問である。」とのことらしい。経費は別として、要は自分たちの売上げが減るという意味なのだろうが、そんなに影響あるだろうか。

一方、福井市は、「鉄道とバス、タクシーの結節機能が充実、北陸新幹線の延伸や福井国体を控え、県外客の利便性が向上、再開発ビルや屋根つき広場とあいまって賑わいを創出する。」などと反論しているが、調査によると、福井駅周辺の電停の利用者数は、1日当たり158人増加するだけとのことで、費用対効果からは疑問であり、まあどっちもどっちである。

いずれにしても、福井駅前商店街、ヒゲ線を延伸しても、今のままでおいても、撤去しても、自然に売上げが上がったりはしないと思う。自分たちの店をわざわざ訪ねて行きたい店にするか、それができないならそういう店を駅前に呼ばないといけない。期間限定の東急ハンズでもドンキホーテでもいい。話題になる店がないことには話にならない。旭川では、駅前にイオンが進出するということでもめているらしいが、それぐらいのインパクトがないと発展はないだろう。

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