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つぶよりのつぶやき The Twinkling Twitter

福井を愛するがゆえに、地域や身の回りのいろんなことに勝手にコメントしています。

はじめに

福井を中心に、地域や身の回りのことに勝手にコメントしています。話題はいろいろですが、基本は福井への愛です。福井とあまり関係ない話もありますが、それは福井人としての視点ということでご了承ください。 なお、当然ですが、このブログの内容については、stanzaが所属する組織(公表していませんが)の考え方とは無関係です。 ブログランキング参加中=いいね!と思っていただけたらクリックをお願いします

オールナイトニッポンコンサート、福井で開催

2013-09-07 | 教養・娯楽

福井で、「オールナイトニッポンコンサート」が開催された。ネットを見ると全国何か所かで開催されているようで、出演者は少しずつ違うようだ。オールナイトニッポンという番組とコンサートの内容は直接の関係はないようだが、時代背景は同じであり、オープニングテーマはやはりあの「ビター・スイート・サンバ」である。

オールナイトニッポンと言えば、ご存じニッポン放送で毎日放送されていた(今もされている!)深夜放送の番組であり、受験勉強の友であった。年がわかってしまうが、確か午前1時スタートであり、旺文社のラジオ講座(昔は地方の受験生には学習塾などなく、ラジオで勉強していたのだ。)の後に放送されていたような気がする。

あの頃、多くの人たちは高性能のラジオを聴きながら受験勉強をしていたのではないだろうか。地元局ではやってなくても、夜になるとなぜか遠くの電波もキャッチできるのである。このオールナイトニッポン、もらったチラシによると、今やパーソナリティ(当時はこう言った。)は、ゴールデンボンバーやAKB48になっているらしい。隔世の感がある。

さて、そのコンサートだが、南こうせつ、ビリーバンバン、小椋佳という豪華3本立てである。青春時代に戻ったようで本当に懐かしい。聴衆はどうやら平均年齢がアラウンド還暦あたりのようである。セットリストを記録しようと思ったのだが、あいにく暗くてできなかった。アンコール曲は小椋佳の「さらば青春」を出演者全員でという構成。泣かせますね。こうせつと小椋佳は別としてビリバンはちょっと劣化が激しいようだ。

ところで、会場のフェニックスプラザもかなり老朽化しており、椅子が悪すぎて尻が痛くてたまらない。昔から音響もよくないと言われていたが、せめて椅子だけでも改修していただきたい。一方、終演後も、田原町駅からの福井鉄道やえちぜん鉄道は22時半以降まであり、地方鉄道としては立派なものである。ぜひ電車を利用しましょう。

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福井県立図書館の覚え違いタイトル集

2013-07-20 | 教養・娯楽

福井県立図書館のホームページに、覚え違いタイトル集というのがある。リンクを貼っておくが、urlの一部が「もしかしてmosikasite」となっているのもしゃれている。
http://www.library.pref.fukui.jp/reference/mosikasite.html

この企画、なかなかおもしろい企画である。だいぶ前だが2チャンネル系でも取り上げられた。こちらは一つずつツッコミがあってさらにおもしろい。Twitterでも取り上げられたとのことである。「ボケて」に近い「リアルボケて」ととらえられたようだ。
http://matome.naver.jp/odai/2135766406028861701

しかし、この「覚え違いタイトル集」、お役所としては通すのが難しかっただろうと思う。一部の利用者にとっては、自分が笑い者にされ、バカにされているのかという気になるかもしれない(なんといってもリアルボケてなのだから)し、そういう危惧があればお役所は普通はゴーサインを出さないものだと思う。決断した人は偉かったと思う。

情報によると、目的は、1つは、本を探すときのヒントとして活用してほしいこと(これはあやしいが)、もう1つは、たぶんこっちがメインなのだろうが、読んで楽しいコンテンツにしてレファレンスサービスの認知度を高めることであったらしい。大成功だろう。

確かに、コンピュータによる検索が一般的になっており、司書の方にはほんとに申し訳ないことなのだが、司書って、もはや必要なんだろうかというぐらいの気がしていた。しかし、コンピュータでも、「覚え違い」をしているとなかなか見つけることが難しいし、そうでなくても図書の検索というのはなかなかうまくヒットしないものである。

そして、さらに重要なことだが、これによって図書館や司書にレファレンスサービスという重要な役割があることを再認識させられたのである。レファレンスサービスとは、図書館利用者が学習・研究・調査を目的として必要な情報・資料などを求めた際に、図書館員がその情報や必要な資料を検索・提供することによってこれを助ける業務らしい。福井県立図書館、恐るべし。

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福井県立恐竜美術館に行く

2013-07-13 | 教養・娯楽






勝山市にある福井県立恐竜博物館に行ってきた。開館して13年ほど経つことになるが、4回目である。この恐竜博物館、世界三大恐竜博物館に数えられ、知る人ぞ知るワールドクラスの博物館である。入場料は県立だけあって常設展で800円と格安であり、これではそれぐらいのものかと思われてしまう。もっと値上げした方が人が増えるのではないかと思う。

この恐竜博物館、福井から東へ車で40分ほどの山の中にある。電車とバスでも行けないことはないが、なかなか不便な場所である。しかし、四万十の山の中にある海洋堂のホビー館に比べるとだいぶマシである。あちらはわざわざ行くへんぴな博物館ということで売り出しており、今や不便だから人が来ないということはないようだ。事実、駐車場には県外ナンバーの車もずらりと並んでいる。

恐竜というトピックをテーマにした博物館は、学術的な面と観光的な面のバランスをとりながらやっていく必要があり、運営ははなかなか難しいことと思う。学術的な面に特化してしまうと、世界的な評価は高くなると思うがマニアしか来なくなるし、観光的な面に特化してしまうと、来場者は多くなるが単なる観光施設になってしまう。

とりあえず、バランスはとれているようで、ハイテクを使った動く恐竜や、貴重な化石の展示など、コンテンツも豊富である。残念なのは、恐竜博物館の帰り、もう1か所勝山でどこかに寄ろうとしても、それが見当たらないことである。「ゆめおーれ勝山」とかもあるのだが、県外客にはインパクトに欠ける。少し離れると永平寺や一乗谷朝倉氏遺跡などもあるのだが、これでは勝山市内に金が落ちないと思う。あ、そういえば、かつて「越前大仏」というトンデモ物件があり、ある意味有名ではあったけれど。

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東京ディズニーランド開業30周年に思う

2013-04-22 | 教養・娯楽

東京ディズニーランドが開業30周年を迎えたそうだ。テーマパークとしては明らかに別格である。福井からはかなり遠いのでディズニーシーとあわせてもそんなに多くは訪れていないが、何度も行きたくなるテーマパークはそれほど多くはないし、料金も高いといえば高い(今は6200円)が、ほかのテーマパークと内容を比較すれば納得できる範囲だろう。

初めてディズニーランドへ行ったのがいつだったかは覚えていないが、家には15周年記念のピンバッジがあるし、「2001」と書かれた21世紀記念のチケットホルダーもあるので相当昔だ。ちなみに、昔はパスポートと入園だけの券の区別があったのでアトラクションの入り口で提示できるようビニール製のチケットホルダーがあったのだ。アトラクションにはそれほど興味がない人もいるので入園だけの券があってもいいと思うが。

客層は今も昔もやはり家族連れや若い世代が中心であろうが、開業時にハタチだった人でもいまや50歳、開業時に30歳であればいまや還暦である。ミッキーで育った世代がもはやシニアと呼べる世代になっているのだ。そういうわけで、東京ディズニーリゾートでもシニア用の割引チケットが売られている。60歳以上のシニアパスポートは5500円だが、「ディズニーおとな旅」というのがあって(HPではなかなかわかりにくい場所にあるが)、平日で45歳以上なら同じく5500円である。

ところで、先日、ディズニーの商品パンフレットを見ていたら、ミッキーの模様のついた老眼鏡まで売っていた。今に、老人ホームにもミッキーがあふれるのだろう。 

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もう一つの村上春樹

2013-04-16 | 教養・娯楽

村上春樹の新しい本が発売になった。1Q84に続いて、事前に本の内容は一切知らさないマーケティングである。相変わらず商売上手である。それにつられて発売日に買い求めてしまった。たまたま東京にいたが、丸善や三省堂など大型の書店は何百冊という感じで展示されていた。新聞によると午前0時から売り出したそうで、windows95かドラクエ並みである。ちなみに、三省堂ではオリジナルのフリーペーパーをオマケにもらえた。

タイトルは、「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」である。タイトルからして不思議である。それはまだ読んでいないので感想は書けないのだが、村上春樹の本は、もちろん作品にもよるのだが、登場人物の理屈っぽさと絶妙な比喩(メタファー)が印象的である。ワードを入力するだけで村上春樹風になるというサイトもあるほどだ。言葉が練られていて、日本語をとても大事にしている気がする。心のひだに沁みるような表現も多く、楽しみである。

それはそうとして、4月からNHKラジオで「英語で読む村上春樹」という番組が始まった。彼の作品は英訳も多いようで、日本語と英語を対照し、解説する番組である。まだ2回しか聞いていないが、背景となる文化の違いなどから日本語と英語で異なっている部分も多く、なかなかおもしろい。テキストの表紙もなぜか芦屋川のモノクロの風景写真で渋い。ちなみに、今どきラジオで放送されても録音の方法もわからず、生で聞いている。

毎週1回、1年で2作品とスローペースである。上半期は「象の消滅」という短編である。英訳は"The Elephant vanishes"(象が消える。)である。なぜ英語のタイトルでは動詞になっているのかから話が始まる。ちなみに、家人からは、この年で勉強とは立派なものだとか、日本語でもよくわからないものを英語で読んでどうするとか、評価はさまざまである。

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映画「恐竜を掘ろう」を見て

2013-03-20 | 教養・娯楽

福井県出身の俳優、大和田信也さんが初めて監督をした「恐竜を掘ろう」が福井県で先行上映されているので見に行った。休日の午前中、客はごくわずかである。全国公開は3月30日だそうで、今は福井県民だけが見られるようである。出演は、松方弘樹、内山理名、高橋愛、あとは知らない人である。あ、キム兄とかガッツ石松はいたが。

勝山市の恐竜博物館、越前町の越前陶芸村、敦賀市の気比の松原、そして福井駅前と福井の風景がふんだんに登場して、福井県民には大変身近に感じるのだが、登場人物が敦賀や越前町から勝山に通勤していたり(しかもその途中になぜか足羽山を通る。)、場所がわかり、地理を知っているだけに不自然である。まあ、映画なんてそんなものなのだろうが。

もっと不自然なのはストーリーなのだが、内容の可否は見る方におまかせすることにして、ここでは多くを語らないことにする。少し前に見た同じふるさと映画「旅の贈りもの・明日へ」がシンプルな(ベタな)ストーリーだったのに対し、こちらはベタではあるが伏線もなく少しわかりにくいストーリーだ。それに俳優も、主役?の女の子はじめイマイチで、内山里名以外感情移入?できなかった。(個人の感想です。)

福井県以外の場所はどうも出てこないようだ。大和田信也さんの福井県への愛情は強く感じることができたし、恐竜博物館はじめ福井の観光宣伝には明らかに役に立っており、ありがたいことである。福井鉄道やえちぜん鉄道の電車も登場する。それにしても、映画の出来はともかく、大和田信也監督、松方弘樹はじめこれだけの俳優を集めることができるのだし、東京は有楽町すばる座での上映だ。どうやら映画界にはかなりの影響力を持っているようだ。

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これが物理学だ~今度は理系の白熱教室

2013-01-30 | 教養・娯楽

教育テレビで「MIT白熱教室」という番組が放送されている。MITはもちろんマサチューセッツ工科大学のことで、いわばハーバードのサンデル教授の理科系版というところだ。政治哲学のサンデル教授に相当するのがルーウィン教授である。インターネットのMIT授業サイトで公開され、年間100万ヒットの記録を誇るそうだ。

実は、昨年の秋、「これが物理学だ」という本を紀伊国屋で見つけて衝動買いし、興味深く読んでいたのだが、たまに写真は挿入されているものの、書籍ではなかなか臨場感が伝わらなかった。NHK教育テレビで放送予定となっていたため、いつ放送になるか楽しみにしていたのだ。

この講義、物理学の美と楽しさを体を張って教えるという触れ込みである。要は体を張った大掛かりな実験がすべてである。さすがにMIT、科学研究費が豊富なのだろうが、中学校か高校のころにこうした授業に接していれば物理学への接し方も変わっていただろう。もしかしたら理系に進んでいたかもしれない。

MITにしてはいくら何でも内容が易しすぎると思うのだが、たぶん一般向けの公開講座なのだろう。おかげで見ている分にはちょうどいい。番組を見逃しても「MIT Open Courseware」というこちらのサイトにあるので興味のある方はどうぞ。さすがにこちらは日本語ではないが雰囲気はつかめると思う。

http://ocw.mit.edu/courses/physics/8-02-electricity-and-magnetism-spring-2002/video-lectures/

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映画「旅の贈りもの~明日へ」を見て福井の美しさを再認識

2012-11-18 | 教養・娯楽

福井をテーマにした映画、「旅の贈りもの~明日へ」が上映されている。福井地区先行上映だったが、それは見に行けず、遅ればせながらこのたびコロナワールドに見に行った。ここはシネコンでスクリーンが9箇所あるが、このスクリーン7はどうやら平均年齢50代から60代ぐらいになっているのは間違いないようだ。全国的に見るとあまり上映館は多くないようで残念だ。

この映画、あらすじを書くとネタバレになるので書かないが、ストーリーは安直で、わかりやすい。ただ、それにしてもかなり都合のよすぎる点も多々あるし、見終わってから、この人物はいったい何の関係があったんだろうという部分もある。まあ、単純な方なので素直におもしろかったが、シナリオの完成度はどうなんだろうか。

それにしても、この映画で描かれている福井の風景はとても美しい。福井が美しいことを再認識させられた。丸岡城や朝倉氏遺跡はもちろん、名もない田んぼや畑までもが美しく描かれている。映画には、福井のいろんな場所がふんだんに登場し、客席でも、あれはあの場所だ、などの声が多く上がっていた。ただし、キーとなる桜の木の場所はホームページにも載っておらず、福井ではないかもしれない。

電車も、JRのサンダーバードや雷鳥をはじめ、えちぜん鉄道や福井鉄道も登場する。雷鳥はすでに引退しているので、臨時列車を走らせ撮影したそうだ。一部、なぜかどう見ても富山から東を走る電車が映っていたり、福井鉄道に乗っていたはずなのに三国に近い海岸に着いたりと、詰めは甘いがまあ地元民以外はわからないだろう。

それにしても、酒井和歌子は懐かしかったし、ほかの俳優はまあまあなのだけれど、「主演男優」前川清の演技のヘタなこと。セリフもどう見ても棒読みに近い。失礼ながらちゃんとした俳優は使えなかったのだろうか。劇中に出てくる福井のジャズライブハウス「シライハウス」の白井敦夫さん(本人)の方が、セリフはほとんどないが、よっぽど雄弁に語っていたと思う。

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福井高専、よくやった高校生クイズ選手権

2012-09-03 | 教養・娯楽

今年も、高校生クイズ選手権が放送された。決勝に進出できるのは8チームで、福井県代表の福井高専は、30問中21点と健闘したが、21点のチームが3チームあり、同率7位であったのに結果的に9位となって決勝進出はならなかった。決勝に進出すれば、番組での露出も飛躍的に増え、教育力を自慢する福井の宣伝になったのに、残念なことである。

同率7位となったのは福島県の会津なんとか高校と、千葉県の県立(市立ではなく)船橋高校である。テレビ的に、被災地福島の高校と、野田首相の出身校という県立船橋の決勝進出となったのかなと思ったが、それはちょっとうがちすぎで、どうやらネット予選のときの成績で決まったらしい。本当かどうかはわからないが。藤島や高志、武生など、並み入る進学校を抑えての連続出場だったのに残念だ。

ちなみに、その8位通過の県立船橋高校、サッカーで有名な市立船橋と偏差値20も違うのに混同されがちだし、MCが紹介するごとに野田総理大臣の母校と言っていた。これって野田総理大臣は後輩の活躍がうれしいだろうけど、彼らはたぶんうれしくないだろうな。昔は総理大臣を輩出したというのは母校の誇りだったが、ハトちゃん以降ちょっと微妙になってしまった。

ところで、この番組を見て、毎年思うことがある。見ていても、ある程度知的好奇心は刺激されるし、出場する生徒の知性の高さには感心するが、番組の作り方がひどすぎる。まずは、問題の解説がほとんどないこと。どうせ視聴者なんかわからないだろうという態度が見え見えである。わからなくても(実際ほとんどわからないが)知りたいニーズはあるのだ。

それに、芸能人が見ていてコメントを言うのだが、そのクオリティの低いこと。頭が悪いなら悪いでもう少し気の利いたコメントがあると思うが。純粋にクイズを楽しみたいのにジャマなだけである。大学教授も何人も呼ばれているのだが、問題の解説をするわけでもなし、高校生のレベルを超えた問題ですね、と言うだけ。しかも、金を出せばいいものでもないが、優勝賞金3人で2000ドルって、今どきないだろう。しかもドル建てってなぜだろう?

ところで、この福井大会、番組ホームページの写真を見ると、かなり閑散としていて笑えるほどだ。まあ、写真の撮り方にも大いに問題があると思うが。しかし、こうしてみると、当たり前だが、福井は高校野球と同じく、全国大会出場にはかなり有利なように思えるが、高校野球と違い、このために県外から進学する生徒はどうやらいないようだ。喜ばしいことである。

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福井県立美術館にストラスブール美術館展を見に行く

2012-05-23 | 教養・娯楽

福井県立美術館で開催されていた「ストラスブール美術館展」に行ってきた。会場は、会期末も間近な休日ということもあり大賑わいで、さらに休日だというのに美術の授業で来ているような中学生の団体なども多く(できれば平日に来てほしい。)、混雑にいっそう輪をかけている。

展示では、確かにピカソやゴーギャンなど著名な画家の絵はいくつかあったのだが、全体的に見ると時代もまちまちで、統一感がない。時代を追って鑑賞できるようにはなっているが、ちょっと無理があるような気がする。まあ、一つの美術館から借りられるものを借りるということだと必然的にそうなるのだろうが。

それよりも、福井一の資産家である小野光太郎氏の所蔵品も協賛として何点か展示されており、値段はわからないがたぶん高価であろうマリーローランサンなどの絵を個人が多数所蔵していることに驚いてしまった。

ところで、この福井県立美術館、建築されてから30年以上が経ち、やはりちょっと古さは否めない。常設展示もあったが、掛け軸や陶器のようなものばかりで、絵画がほとんど展示されていないのは残念だ。館蔵品だけを見に来ることなんかほとんどないのだから、こういう機会に展示しないとね。それに、著名な絵画を買ったという話もあまり聞かないし。

それと、ホームページが手作り感満載で、悲しい。ほかの美術館はたいてい美しいホームページがある。ついでに県庁のホームページを見て驚いたのは、この美術館、教育委員会ではなくてなんと観光営業部の所管になっているようだ。これが「観光」って、なんでだろう。文化を重用しない土地柄なのだろうか。といってこれでは観光資源にもなりそうにない。

ちなみに、「地方教育行政の組織及び運営に関する法律」では、「文化財の保護に関すること」が、教育委員会の所管になっており、「文化振興に関すること」とまでは書いてない。まあ、法的にはぎりぎりセーフということだろうから、後は考え方の問題か。それなら観光客が大勢来るようにいろいろ工夫しないとね。

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