完全地デジ化まで半年になり、テレビを見ていると地デジ地デジとにぎやかである。延期されると思っていたのだが、どうも最初の予定どおり7月で地上アナログ放送は終了するような勢いである。
一方で、デジタルといえば地上デジタル放送だけでなく、BSデジタル放送というのがあり、本来のチャンネルだけでも12チャンネルある。見たことがない人も多いと思うが、チャンネル数だけは豊富である。もちろん地デジと同じく基本的にハイビジョンである。正確に言うと地デジより若干ではあるが高画質である。
しかし、ちょっと大げさかもしれないが、受信料をとるNHKや有料のWOWOWなどは別にして、放送されている番組の多くはテレビショッピングである。グレードの高い電波を使って一日中テレビショッピングをやっている状態だ。そうでなければ旅番組あたりか。
また、BSデジタルでは、これとは別に難視聴地域用に地上波と同じ番組を放送している。こちらはスクランブルがかかっており、難視聴地域に住んでいる人が申請しないと視聴できないようになっている。これをオープンにすると地元の放送局の存在意義が問われるからだろう。
というように、BSデジタルではチャンネル数が多い割にコンテンツが不足しており、要は電波が余っているのだ。これだったら、無理に地デジ化しなくても、BSデジタルを使えば十分放送ができるんじゃないのかと思う。ローカル放送をどうするかというのが大きな問題ではあるが。
ただ、地上波もだれに見てほしいのかわからない似たりよったりの番組が多いし、そういうときにふとのぞいてみると、BSはたまに質の高い番組をやっていたりするので決してあなどれないのだが。
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