つぶよりのつぶやき The Twinkling Twitter

福井を愛するがゆえに、地域や身の回りのいろんなことに勝手にコメントしています。

はじめに

福井を中心に、地域や身の回りのことに勝手にコメントしています。話題はいろいろですが、基本は福井への愛です。福井とあまり関係ない話もありますが、それは福井人としての視点ということでご了承ください。 なお、当然ですが、このブログの内容については、stanzaが所属する組織(公表していませんが)の考え方とは無関係です。 ブログランキング参加中=いいね!と思っていただけたらクリックをお願いします

大雪になって考えること

2011-01-31 | 社会問題




温暖化のありがたみについて書いたばかりだというのに、全国ニュースのトップでも報じられたとおり、福井県周辺は近年にないほどの大雪になっている。福井市の最深積雪は119センチ。24時間で42センチの降雪があったそうだ。南越前町今庄では236センチ。24時間に82センチの降雪である。

31日は、JR、えちぜん鉄道、福井鉄道すべて一日中運休になったほか、高速道路も通行止めになってしまった。さらには、国道8号も敦賀市の手前で数百台が動けなくなって寸断。県や市町村と違い、国土交通省の福井河川国道事務所は県や市町村と違い、たった2本の国道を担当するだけの役所で、年末の鳥取の例も見ていたはずなのに何をやっているのだろうか。

ところで、これだけ降って交通機関や道路が大混乱になっても、福井市には大雪注意報だけで大雪警報が出ないのが不思議である。福井市の大雪注意報の基準は平地で24時間30センチ、大雪警報のそれは24時間70センチの降雪が見込まれるときとなっている。

注意報、警報の基準が地域により異なることについては前回も書いたが、お隣りの石川県では24時間25センチで注意報、50センチで警報が出る。富山県ではそれぞれ30センチ、60センチである。こうしてみると北陸3県で一番厳しい基準である。

積雪量は1メートルを超えたものの、24時間42センチの降雪でこれだけの混乱。24時間70センチの降雪など想像がつかない。実際、積雪量より、短時間に積もった場合の方が影響が大きい。一晩(6~12時間)で30センチ以上、24時間で50センチ以上あたりが警報としての社会的感覚に近いのではないだろうか。(写真は朝の福井駅前とだれもいない福井駅)

ブログ村ランキング参加中=クリックをお願いします

敦賀「ポートン」の人口密度

2011-01-29 | まちづくり
福井県内の各市町村には、たいていその町の人口に見合ったショッピングセンターがある。福井市ならフェアモール福井(「エルパ」と呼ばれることが多いが「エルパ」はその一部です。)、ベル、パリオなどで、福井市以外の市だと一つか二つというところだろうか。ちなみに、唯一イオンがない県であるのは先に書いたとおりである。

それでも福井市内では休日などは結構どこもにぎわっており、時期にもよるが遅くに行くと駐車に苦労する場合も多いし、たまに平日に行ってみても、高齢者が中心ではあるものの結構買い物客がいて安心していた。

ところが、先日用事で敦賀に行ったときに、たまたま2つのショッピングセンターに入ることになって驚いたことがある。平日であったが、駅の近くにある方のアルプラザ平和堂敦賀店にはそれなりに人がいて、ファストフードなども高校生や主婦でにぎわっていた。

ところが、ちょっと離れたもうひとつのショッピングセンター「ポートン」(正式表記は「ポー・トン」)には人がいない。正確には店員は何人かいるのだが買い物客がいない。ゼロではないが、見渡す範囲でも2~3人というところだろうか。雪も降っていたし、初めて訪れたのでいつもそうなのかはわからないが。

館内図を見てみると2階を中心にかなり空きがある。ホームページもあまり更新されていない。どうも不安である。そういえば、先日越前市のシピィも閉鎖されてしまった。5万人規模の都市にショッピングセンター2つというのは無理なのだろうか。ここはアピタが核店舗になっているようだが、ユニーさんどうか見捨てないでください。

ブログ村ランキング参加中=クリックをお願いします

三国・越前蟹の坊で海鮮丼を食す(後編)

2011-01-26 | グルメ




前回の蟹の坊の海鮮丼の続きである。食後は1階の奥の「三国湊カフェ」というカフェに案内される。こんな場所があるとは外から想像もつかない。おいしいコーヒーに豆乳プリンのデザートがついている。もちろん料金に含まれているものとはいえ、メニューに書いてなかっただけに、すごく得した気分である。

こちらのカフェもレトロな雰囲気で、よく見ると床には電車のレールの断面が埋められていたりして、なかなかおしゃれである。えちぜん鉄道の線路のすぐ脇にあり、大きな窓からは三国港駅が見え、電車がすぐそばを通る。残念ながら海は見えないが。今の季節は無理だが、外にテラス席もあって、ゆっくりくつろげる場所だと思う。カフェだけの利用ができるかどうかは聞き忘れたが。

というわけで、この蟹の坊、かなり気に入ったのだが、あえて改善点を提案してみると、1つはかに道楽のような看板と魚屋のような入り口である。隠れ家的でいいという向きもあるだろうが、これでは知らない人は来ないだろうし、求めている客層と偶然入って来る客層ではイメージが違ってくるのではないだろうか。

もう1つは、港町に来ればお土産に海産物を求めたくなるものだが、ここにはあまり品数は置いていないし、さすが望洋楼、ちょっと高めである。東尋坊の土産物屋のようには絶対なってほしくないが、市場っぽいところを周辺に整備するなどすれば、もう少しお金を落としてもらえるようになるのではないかと思う。

とはいえ、これなら県外からの客も堂々と自慢して連れて行ける。福井にこんな場所があるとはうれしいことだ。蟹の坊という名前ではあるが、ほかの季節もおいしい魚が食べられるものと期待している。

ブログ村ランキング参加中=クリックをお願いします

三国・越前蟹の坊で海鮮丼を食す(前編)

2011-01-24 | グルメ




えちぜん鉄道三国港駅のすぐ近くにある「越前蟹の坊」に行ってきた。ここは地元でも有名な料理旅館「望洋楼」が経営している店である。同様の料理旅館「雄島館」は東京(南青山と羽田空港)進出を果たしているが、こちらは地元展開である。「若ゑびす」はどう展開を考えているのだろうか。

入り口に「かに道楽」にあるような大きなカニがディスプレイされているが、このカニはあちらの居酒屋と違い黄色いタグをはめた立派な越前がにである。このカニと相まって、前から見るとみやげもの屋か魚屋のような雰囲気で、この奥に空間が広がっているとはあまり想像できない。つまり、見かけでは損をしているような気がする。

2階が食事処になっており、三国の町家をイメージしたような個室の素敵な空間が広がる。メニューをみると、越前蟹定食10000円より、フルコース15000円よりなどとなっていて、ちょっと気後れするが、めげずに海鮮ちらし丼2500円を注文する。決して安くはないが高級メニューの中だと安いという気になってしまう。ちなみに、最低料金は1800円からで、刺身と干物のついた定食も2500円からある。

お目当ての海鮮丼は上品でとてもおいしい。海老もまったく生臭くなく頭まで食べられる。金沢・近江町市場や築地場内市場で食べたものよりもおいしい気がする。市場の中で雑踏を感じながら食べるのも悪くはないが、ここではいい雰囲気の中でせき立てられず落ちついて味わいながら食べられるのがいい。

ところで、この後ちょっとしたサプライズがある。メニューには書いてないが、うれしいことに、食後にコーヒーとデザートがついているのだ。注文の際に初めて告げられ、勘定を済ませてから別室のカフェで食べられるとのこと。ちょっと得した気になるし、店にとっても居心地のいい個室をいつまでも占領されないためのいいアイディアである。カフェの話はまた次回に。

ブログ村ランキング参加中=クリックをお願いします

田原町駅を何とかできないか

2011-01-22 | まちづくり
福井にはJR以外に、三国・芦原・勝山方面へ向かうえちぜん鉄道と武生・鯖江方面へ向かう福井鉄道の2つの私鉄があるが、それぞれのターミナルは離れており、ジャンクションは福井駅から北へ電車で5分、歩いて20~30分ぐらいのところにある田原町駅になっている。

この田原町駅、現在は木造の古い建物で、両者の線路もつながっていない。近辺に用事があってもバスを利用する人の方が多いと思うが、現在、両私鉄の相互乗り入れの計画が進められており、本数も増えて利用が多くなる可能性がある。

この際、せっかくなので田原町駅を建て替えて、地域の拠点の商業施設として整備できないだろうか。福井駅からは、金沢でいう香林坊、富山でいう総曲輪ぐらいの距離になる。金沢はまちバスなどのバスが、富山はLRTの路面電車が頻繁に循環している。駅前再開発が遅々として進まない今、田原町は福井の第2の中心市街地の可能性を秘めているのではないだろうか。

田原町駅のまわりは図書館、美術館などがある文教地区で、2000人収容のホールや市立体育館もある。かなり古くなった市立図書館や県立美術館が入居してもいいし、比較的高所得者層が住む町であることから少し上のショップやレストランも可能だろう。また、学生が多いので書店やCDショップ、ファストファッション、ファストフードなども需要があると思う。

ほかの案としては、かつて田原町駅の目の前には福井市の卸売市場があった。手狭になり移転したのだろうから再び戻すわけにはいかないが、ここを金沢の近江町市場のような小売市場にしてはどうだろうか。福井駅からも電車ですぐと便利である。なお、ついでながらこの田原町駅、発音が同じ歌人の「俵万智」が福井県立藤島高校時代に乗り降りしていた駅としても有名である。

ブログ村ランキング参加中=クリックをお願いします

地デジ化の一方でBSデジタル放送はどこへ

2011-01-18 | 社会問題
完全地デジ化まで半年になり、テレビを見ていると地デジ地デジとにぎやかである。延期されると思っていたのだが、どうも最初の予定どおり7月で地上アナログ放送は終了するような勢いである。

一方で、デジタルといえば地上デジタル放送だけでなく、BSデジタル放送というのがあり、本来のチャンネルだけでも12チャンネルある。見たことがない人も多いと思うが、チャンネル数だけは豊富である。もちろん地デジと同じく基本的にハイビジョンである。正確に言うと地デジより若干ではあるが高画質である。

しかし、ちょっと大げさかもしれないが、受信料をとるNHKや有料のWOWOWなどは別にして、放送されている番組の多くはテレビショッピングである。グレードの高い電波を使って一日中テレビショッピングをやっている状態だ。そうでなければ旅番組あたりか。

また、BSデジタルでは、これとは別に難視聴地域用に地上波と同じ番組を放送している。こちらはスクランブルがかかっており、難視聴地域に住んでいる人が申請しないと視聴できないようになっている。これをオープンにすると地元の放送局の存在意義が問われるからだろう。

というように、BSデジタルではチャンネル数が多い割にコンテンツが不足しており、要は電波が余っているのだ。これだったら、無理に地デジ化しなくても、BSデジタルを使えば十分放送ができるんじゃないのかと思う。ローカル放送をどうするかというのが大きな問題ではあるが。

ただ、地上波もだれに見てほしいのかわからない似たりよったりの番組が多いし、そういうときにふとのぞいてみると、BSはたまに質の高い番組をやっていたりするので決してあなどれないのだが。

ブログ村ランキング参加中=クリックをお願いします

御菓子司「あまとや」と水ようかん

2011-01-15 | グルメ
福井駅から車で5分ぐらいのところ、九十九橋の近くに「あまとや」という和菓子屋さんがある。知人に紹介してもらったのだが、あまり目立たない小さい店構えであるものの、地元では結構知られているらしい。何よりも、小学館のビッグコミックオリジナルに連載中の「あんどーなつ」に「あまのや」という名前で登場したという話題性を持っている。

さまざまなお菓子が並んでおり、どれを買おうか迷うが、羽二重餅(繊維の「羽二重」をイメージした福井名物のお餅です。)の生地にくるみを混ぜてシューでサンドした「福の音(ね)」というお菓子と、こちらも福井名物の水ようかんを求めてみた。

福の音は、もう少しだけ有名な福井・勝山の「羽二重くるみ」という和菓子に似ているが、こちらの方が素朴で手作り感があり、くるみの量も多いように思える。羽二重くるみもおいしいが、こちらも負けずにおいしい。水ようかんは、福井の冬の名物として少しずつ名が売れてくるようになり、福井では「江川の水ようかん」が最も有名であるが、食べ比べてみると、失礼ながら江川はかなり水っぽく、あまとやの方がコクがあっておいしかった。

行列ができる有名なお菓子屋さんとかは全国にたくさんあり、この町に行ったらこの店へという定番の店も多い。しかし、もちろん有名でない店でもおいしいところはたくさんあり、たぶん味は紙一重の差であろう。「あまとや」も味では負けないし、雑誌に載って手がかりはつかんだと思う。福井に行ったらこの店、というところを少しでも多くするためには、味もさることながら、行政や地域も含めた仕掛けの工夫が何より重要であると思う。

ブログ村ランキング参加中=クリックをお願いします

ポール・ボキューズの地方戦略

2011-01-12 | グルメ
東京駅近くで昼食をとることになり、ふと大丸東京店11階の「ブラッスリー・ポール・ボキューズ」にはいってみた。「ひらまつ」運営のフレンチのチェーン店である。同フロアには、「サバティーニ」や京都の「たん熊」などもある。ちなみに、12階の「XEX TOKYO」は百貨店なのに「一部お洋服の規制がございます」とのこと。

店によって若干値段が違うようだが、ここは平日に限り1200円のビジネスランチもやっており、意外にリーズナブルである。通常のランチセットは、1800円と2400円である。ちょっとひねりを加えて単品も併せてオーダーしてみた(写真はオプションのオニオングラタンスープ。垂れているのは食べ方が悪いのではなく、はじめからです。)。

席と席の間合いが結構狭く、あまりゆっくりとはできないのだが、この辺りでのランチならこれくらいはやむを得ないかもしれない。また、店員同士が何の必要からか(ただの雰囲気づくり?)フランス語でやりとりしているのだが、どう聞いてもカタカナの日本語にしか聞こえなくておもしろい。

ところで、伝票の袋に全国のチェーン店リストが印刷されているのだが、東京に国立新美術館も入れて4店、あと名古屋、博多とあるのだが、なんと金沢に2店もある。しかもジャルダンという高級な方の形態も含めてあの「しいのき迎賓館」にあるのだ。ポール・ボキューズに選ばれた金沢の地。同社は庭園がお好きなようだが、福井にも世界ランキング第3位の養浩館庭園がある。そちらはいかがでしょうか。

ブログ村ランキング参加中=クリックをお願いします

大河ドラマ「江~姫たちの戦国」のもう一つの戦い

2011-01-09 | まちづくり




NHKの新しい大河ドラマ「江~姫たちの戦国」がスタートし、滋賀県と福井県でこれに便乗?しようと観光キャンペーンが繰り広げられている。いつのまにか福井駅にも「江」にちなんだ観光コーナーが設けられており、新しいパンフレットが何種類も置いてあったので研究のためにもらってきた。

「ようこそ江ゆかりの福井県へ」という名所案内パンフレットには、県内の「江ゆかりの地」(実は知らない場所も多い。)がいくつも掲載されているが、行き方がまったく書いてないため、実用にはならない。「お江でめぐる福井市」には、福井人でも行ったことのないと思われる場所もいくつか掲載されており、なかなか勉強にはなるし、こちらは歩く道順が地図で掲載されている。

これらに加え、「越前ガニ食べ歩きMAP」なるものもあって、越前がにが福井駅周辺のどこでいくらぐらいで食べられるかが表示されている。これは観光客には便利だろう。また、「ふくいランチなう。」なるものも2種類あり、こちらはむしろ市民に便利である。タクシーのモデルコースのパンフレットもある。全部集めて何とかすべての情報が得られるようだ。

小松空港連絡バスの中にもシートポケットに「福井駅前周辺ガイド」なるものが置いてあるが、こちらはかなり残念な内容である。広告料を出したと思われる脈絡のない8軒が記載されているだけで、あまり使えそうにない。地図に載っている施設も一貫性がなく、よくわからない。一部割引券にはなっているのが唯一のポイントである。

ところで、本家?の滋賀県では、長浜などで同じく「江」にちなんだ博覧会などをやっている。パンフレットのアクセスマップを見ると、東京や大阪に加え、金沢から1時間50分とあるだけで、隣県なのに福井の表示がまったくない。まあ、こっちも大津から何分とか、彦根から何分とかは書いてないのでお互いさまか。仲よく集客して相乗効果を挙げてほしいと思う。

ブログ村ランキング参加中=クリックをお願いします

雪について語る

2011-01-07 | 生活・モノ
雪が積もる季節になった。現在福井市内の積雪は公式発表で約20センチ。日によって家の前や駐車場などの除雪は必要なものの、幸い今のところ生活への影響はあまりない。電車やバスもおおむね普通に動いているし、道路の路面にもほぼ雪はない。もっとも、同じ積雪20センチでも一晩に20センチ積もった朝と、30センチあった雪が20センチになったのでは生活に与える影響はずいぶん違うのだが。

過去50年間ほどの積雪量や降雪量の推移をみると、21世紀にはいってからは以前にくらべてかなり少なくなっている。ここ20年間の最大積雪量の平均は45センチぐらい。その前の20年間にくらべると6割ぐらいになっている。やはり温暖化の影響だろうか。温暖化は雪の降る地方にとってはむしろありがたいことも多い。

寒波が来ることについては、天気予報もかなり正確に予想できるようになったが、実際にどれだけ雪が降るかについては前日であってもあまり精度は高くない。15センチという予想であってもまったく降らなかったり、ほとんど降らないと言っていたのに20センチも降った日もある。事実、気象庁とウェザーニューズでかなり予想が違う場合も多い。

これはなかなか困った問題である。突然積もった雪は先日山陰でもあったように大きな影響を及ぼすため、見逃しよりは空振りの方がいいのは当然なのだが、降らないのに除雪車等を待機させれば県や市町村で莫大な金が無駄になる。天気予報もまだ人間が経験などで判断する部分が多いと聞くが、何とか精度を上げていただきたい。

ところで、最近、大雪注意報というのがあまり出ないなあと思っていたら、福井では、24時間に30センチ以上降雪(積雪ではない。)が予想される場合だけだとのこと。24時間に70センチ以上だと警報になる。最近ではなかなかそこまで降る日は少ないようだ。ちなみに、東京だと5センチ以上だそうだ。ちょっと降っただけであまり騒がないでもらいたいね。

ブログ村ランキング参加中=クリックをお願いします