つぶよりのつぶやき The Twinkling Twitter

福井を愛するがゆえに、地域や身の回りのいろんなことに勝手にコメントしています。

はじめに

福井を中心に、地域や身の回りのことに勝手にコメントしています。話題はいろいろですが、基本は福井への愛です。福井とあまり関係ない話もありますが、それは福井人としての視点ということでご了承ください。 なお、当然ですが、このブログの内容については、stanzaが所属する組織(公表していませんが)の考え方とは無関係です。 ブログランキング参加中=いいね!と思っていただけたらクリックをお願いします

セルフうどん店が人気らしい

2012-02-29 | グルメ




新聞によると、いわゆるセルフサービスのうどん店が大人気だそうだ。セルフといっても自分で作るわけではなく、カウンターでうどんを注文して、並んでいる天ぷらなどの具をトレイに載せるだけではあるが。福井にも「はなまるうどん」や「吉田うどん」などがあったが、最近はどうも「丸亀製麺」という店が勢力を広げてきているようだ。

丸亀製麺は家の近くにもあるが、うどんも腰があっておいしく、天ぷらもたいてい揚げたてであり、気に入っている。北海道から沖縄まで全国に600店舗以上あるようで、県内にも5店舗がある。ただし、運営しているのはトリドール(トリンドルではない。)という神戸の会社で、讃岐とはあまり関係がないようだ。

ベースの「ぶっかけ」などが「並」で280円と比較的安く、天ぷらを2つ入れても500円でお釣りがくるのも人気があるゆえんだろう。そのほかに、看板にも大きく掲げてある釜揚げうどんなどもある。

ところで、少し前になるが、香川県(最近は「うどん県」とも言うらしいが)に本場の讃岐うどんを食べに行ったことがある。とんでもない山奥にある「山内うどん」や田舎の道沿いにあった「宮武うどん」(写真下=昔のケイタイで撮影:ただし、最近高松市内に移転したらしい。)など有名店をはしごした。

本場は、総じて店はあまり清潔な感じではなかったが、うどんそのものの値段はもっと安かったと思う。うどんとだしの温度により、「ひやひや、ひやあつ、あつひや、あつあつ」の4種類があってなかなか新鮮だった。ただし、天ぷらはどこも冷えきっていたので、この点では丸亀製麺は本場を超えているかもしれない。

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ヨーロッパ軒福井総本店での新しい発見

2012-02-26 | グルメ




先日、ソースカツ丼を食べたいときはいつも行っているヨーロッパ軒の豊島支店がたまたま休みだったので、大昔に一度行ったきりであるヨーロッパ軒総本店(福井市)に行ってみた。駐車場がなく、駅からも少し距離があるので、今までちょっと遠ざかっていたのである。

福井のヨーロッパ軒総本店は、福井の歓楽街?「片町」の一角にあり、福井駅からだと歩いて10分少々というところだろうか。豊島支店にはなかった観光案内や時刻表(ただしなぜか2年前のもの)なども置いてあり、観光客も多いことをうかがわせる。壁には有名人のサインが並んでいて、五木ひろし、さだまさしなどの大御所から、女子アナまで何十枚もある。

味はというと、今まで自分の中でトップだった豊島支店よりおいしいような気がする。特に、なぜかメンチカツは絶品である(メンチカツ丼はなぜかパリ丼というので注意)。カツ、エビカツ、メンチカツの3種類が乗った丼もある。個人的には敦賀のヨーロッパ軒のソースカツ丼よりもソースが甘く、カツが薄くてやわらかいので好みである。

この店、さすがに街中にあるので専用の駐車場はないが、悲しいことにまわりに会社や店舗が撤退した後の空き地がたくさんあってそれが半端ない量のコインパーキングになっており、車を停める心配はない。ちなみに、申告すれば駐車料金に充てるためのコインか現金をもらえるので駐車料金の心配もない。

敦賀のヨーロッパ軒は毎日県外からの観光客でにぎわっているが、もう少し足を伸ばして福井のヨーロッパ軒と食べ比べてみてはいかがだろうか。ただし、店ごとのばらつきがかなりあるので、福井ではとりあえず総本店あるいは豊島支店をおすすめします。(写真は3種盛りのトリオ丼1050円)

敦賀のヨーロッパ軒の記事はこちら→http://blog.goo.ne.jp/stanza24/e/72dd85cbde54c53691c3b5662fa3fed6

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休眠預金は没収されてしまうのか

2012-02-24 | 社会問題

銀行などの金融機関で、10年以上取引がなく、かつ、預金者との連絡がとれない預金を、国が没収して東日本大震災の復興資金にするという奇抜な案が発表された。とてもできそうにないことをとりあえず発表して、世間の反応を見るのが民主党らしいといえば民主党らしい。

この預金、当然もともと預金者のものであるが、消滅時効の期間(10年、あるいは商法が適用されて5年か。)が経過しており、金融機関が時効を援用すれば払い戻し債権は消滅し、その金融機関のものになってしまうと思われる。もっとも、そういう話が広まればだれもその金融機関には預金しなくなるので、そんな金融機関はないと思うが。

義理や付き合いで開設した口座など、10年以上出し入れしていない口座はどんな人でもたいていあるだろうし、中には引越しなどで連絡がとれなくなってしまった人もいるだろう。そういう人たちも、基本的には自分のお金だという認識でいると思う。仮に忘れていても、通帳が出てくれば自分のお金だと思うだろう。

これが金融機関の収益になっているのかどうかはわからないが、いつ払戻し請求があるかわからないお金なので、収益とは言いがたいだろう。預金者、銀行、どちらの所有であるにしても、人の財布に手を突っ込んで金を抜き取る行為である。当然、銀行が仮に了承してもそれぞれの預金者の同意が必要だろう。

もともと半分忘れているお金なので、寄附することについてはそれほど抵抗はないと思うが、強制というのはいかがなものか。法律を作りさえすれば何でもできるのだろう(憲法の財産権の保障などに触れなければだが。)が、さて、どういう理論構成をとってくるか楽しみである。公務員の給与引下げをはじめ、何しろ最近は理屈抜きで何でもアリなのだから。

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普通電車のグリーン車を体験する

2012-02-22 | 旅行・交通




鉄道博物館の帰りに、普通電車のグリーン車に乗ってみた。昔は関西でもグリーン車を連結していたのだが、廃止されてしまった。首都圏の近郊区間では、15両(あるいは10両)編成のうちグリーン車を2両連結している。大宮からなら一般車両でもなんとか座れる時間帯であり、どうしてもグリーン車でないといけないわけではないが、要はまあ、一度乗ってみたかったのである。

グリーン車といえどももちろん早く着くわけではないので、快適性だけにお金を支払うということになる。平日、事前購入料金で50kmまで750円である。結構いい値段だが、体験してみると、どうもそれほどいいシートではない。関東の座席のレベルは一般的に低いといわれているが、やはりサンダーバードやしらさぎの普通車の方が数段 上である。一応2階席だと見晴らしはいいが。

興味深いのは料金徴収のシステムで、suicaでグリーン券を購入すると、きっぷは出て来ず、その情報がsuicaに記録されるだけである。ちゃんと記録されたかちょっと心配だが、乗車して着席したときに、天井にあるパネルにsuicaをタッチすると、ランプが赤から緑に変わる。これで手続完了である。赤になったまま席に座っていると、係員が巡回してきて割高な車内料金を請求されるわけである。かなりハイテクである。

今回は、湘南新宿ラインで山手線の西側をまわり、2階席なので上から目線で池袋・新宿・渋谷の風景を見ることができたが、大宮・上野間で考えると、新幹線だと特急料金が1040円。グリーン券は事前購入で750円、車内購入だと950円。所要時間は新幹線が19分、在来線は26分。車内設備は似たようなものという感じか。なかなか微妙な比較であるが、まあ新幹線の方が得かな。

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鉄道博物館に行ってみた

2012-02-19 | 旅行・交通

かねてより行ってみたかった鉄道博物館に行ってきた。昔、秋葉原にあった「交通博物館」に行ったことがあるが、いつしか取り壊されてしまい、残念に思っていた。ただし、こちらは「交通」博物館ではなく「鉄道」博物館なので、鉄道に関する展示だけで、船、飛行機や自動車などの展示はない。

上野から20分かけて大宮に出て、そこからニューシャトルというポートライナーのような乗り物に乗り換えて1駅である。東北新幹線と高崎線にはさまれた鉄道構内のような場所にあり、実際の新幹線や電車も見ることができる。高崎線にJRの駅を作ってくれればもっと早く行けるのだが。

エントランスにつながる歩道には、これまでの東北新幹線の時刻表が描かれていて、気分が盛り上がる。ちなみに、天井には鉄道のダイヤグラムがあったそうだが、そちらは見逃した。入館券はsuicaで電子購入するのが原則になっており、入館券はない。suicaを持っていない人は臨時のIC入館証を買うことになる。首都圏ではsuicaがないと生活できない感じである。

中はかなり(奥行きはなく左右にだけ)広いが、メインはやはり「ヒストリーゾーン」といわれるエリアのようで、蒸気機関車をはじめ、歴代の車両が展示されている。あまり古いものはなじみがないが、最近まで走っていた特急車両などもあり、なつかしい。ただし、「鉄道」博物館と銘打ってはいるが、展示はJR東日本管内の車両だけのようで、地域外の人間にはなじみが少ないだろう。

ところで、ふと気がつくと、若い女性のスタッフに混じって、リタイアされたような年齢のボランティアスタッフが非常に多い。どうも国鉄OBのようで、展示車両の前で来場者に堂々と説明している。鉄道ファンも多く、マニアックな質問には並みの知識では答えられないだろうから、適切な人選であろう。経費も節減できるし、何より高齢者の雇用の場ともなっているのが喜ばしい。

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東日本大震災の被災地から得られたもの

2012-02-16 | 社会問題

東日本大震災からもうすぐ1年になるが、例によって国の復興支援は遅々として進まず、被災者の方もなかなか元の生活に戻れないようで、お気の毒なことである。

この東日本大震災では、自衛隊や消防などの活躍が目立ったが、一方で地道な支援もあり、福井県や各市町でも、これまでボランティアの方々のほか、被災地にいろんな職種の職員を派遣し、被災者の方のケアや被災地の復興を支援してきた。

先日、被災地に行っていた公務員の人から、ちょっといい話を聞かせてもらった。その人は保健師で、福井から10時間以上かかる宮城県内の避難所に何回か業務として派遣され、それぞれ1週間ほど滞在して、被災者や避難所の保健・衛生面の支援を担当していたそうだ。

朝から晩までいっしょに生活していつも顔を突き合わせていると、健康に関する相談だけでなく、つらかった津波体験や亡くなった家族への想いなども話してもらえ、信頼関係も生まれてくるようだ。支援に行ったはずなのに、逆に被災地から得るものも多く、その人も、被災地に行って自分も一回り大きくなったと言っていた。

そうした中、先日(雪がひどく降った日である。)、避難所で接した被災者のお一人からその人に、突然、「元気ですか。福井の雪すごいってニュースで言っているけど大丈夫かなと思って。」という電話があったそうだ。

いい話ではないか。業務で命じられていやいややっている人や、単なるパフォーマンスでやっている人も多い中で、ただ機械的に与えられた業務をこなすだけでなく、仕事の枠を超えて被災地の方々に一生懸命尽くしたことを示す何よりの証拠であり、誇っていいと思う。

ちなみに、今回の被災地への支援、いちいち記者発表してことさら報道に取り上げてもらおうとする、志が低い自治体や首長が多かった。こういうものは被災地の方々にさえわかってもらえばそれでいい。派遣された職員たちにとっては、一生懸命被災者のために尽くしているのに、パフォーマンスの道具にされているようで逆に悲しいと思う。

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福井の甘エビをわざわざ楽天で買ってみた

2012-02-14 | グルメ

楽天カードに加入したら、楽天ポイントが5000ポイントほどもらえた。楽天カードは年会費無料なので、使わなくても別に損はなく(1回は使わないともらえないポイントもあるが)、はっきり言ってポイントを目当てに加入したのであるが、おかげでクレジットカードの枚数はかなり多くなってしまった。

楽天はこういうふうにもらえるポイントは多いものの、ほとんどが例によって期間限定ポイントという取り扱いで、忘れたころに付与され、付与されてから10日以内ぐらいで使い切らなければならないという厳しい条件になっており、放っておくとあっという間になかったことになってしまう。一向に付かないアマゾンポイントというのもどうかと思うが。

そこで、あわてて何を買おうかと思って楽天市場を探し、目に付いたのが、甘エビである。敦賀の「ますよね」というショップが出している。ホームページの写真を見るとなかなかおいしそうである。地元で聞いたことのある名前だし、送料無料というのも気に入った(実際は料金に含まれているわけだが)。

福井県の沖合いで獲れたエビを船内で凍らせたもので、比較的大きく、子持ちである。指示どおり、流水で解凍して食べるととてもおいしい。新鮮なので頭の方まで食べられる。30匹で2480円というのも買い得感がある。アフィリエイトはやってないので興味がある方は自分で探してみてください。いちおう福井の県産品が売れるとうれしい。

でも、福井県民が福井県産の商品を楽天で買うのもなんだかなあという感じである。たぶん近くなので直接買いに行った方が安いと思うのだが、今までもいろいろ書いているとおり、福井には近江町市場のような場所がなく、買いづらいのである。敦賀に日本海さかな街というのがあるのだが、あまりにも観光客ばかりで、地元の人に聞いても行かないらしく、そちらはちょっと敬遠気味である。(写真は現物を解凍後に撮影してみました。)

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電波の無駄使いは止めよう

2012-02-10 | 社会問題

携帯電話の世界も、スマートフォンの普及などで、やりとりされる通信量(パケット)が飛躍的に増え、各社とも現在の定額制の見直しを検討しているようだ。最近、トラブルが多いのも、通信量が増えたせいらしい。

現在のパケット料金は、NTTドコモの場合、1パケット当たり0.21円と、大変わかりにくい表示になっているが、具体的な目安も示されており、単にマイメニューを見るだけで162円、100キロバイトの静止画で177円、着うたフルだと1曲5000円以上、2MバイトのPDFファイルの受信3600円などとなっている。動画は高すぎるのか載っていないが、当然数千円から数万円にはなるだろう。

一方、「パケホーダイ・フラット」という定額制の契約をすると、月額5460円である。こうした料金体系では、普通に従量制で契約するとあっという間にこの金額に達してしまうため、ほとんどの人が定額制の契約をしていると思われる。というか、そうしないとパケ代がいくらになるかわからないので恐ろしくて使えない。

原価がわからないが、もともとこの携帯電話のパケット料金は法外にと言っていいほど高いと思う。単位料金がきわめて高く、一方で、一定の料金を支払えばいくら使ってもかまわないという料金体系は社会的におかしいと思う。例えば、電気料金が定額制だったらどうだろうか。「テレビを1時間見ると電気料は3000円になりますが、何をどれだけ使っても1か月1万円にします。」という料金体系では、世間が納得しないだろう。

確かに、どこにいてもニュースや天気予報が見られたり、メールがチェックしたりできるのは便利である。しかし、エネルギーも有限であるが、提供にコストがかかるという意味では電波も有限である。ユビキタス環境はすばらしいが、貴重な電波を使って街角でゲームをしたり動画をダウンロードしたりしないといけないものだろうか。ある意味電波の無駄使いであり、必要ならば自宅や街角のWi-fi環境(無線LAN)ですればいいと思う。

今のままではほとんど電話やメールしかしない人まで、携帯電話会社のこうした開発コストを負担しないといけない。もっと街角のWi-fi環境を整備し、一方で、3G回線(携帯電話回線)では一定容量以上の通信はできないように制限すべきではないだろうか。真夏や真冬に電力の使用をがまんするよりはよっぽど簡単である。たぶん反対する人は多いと思うけどね。(写真はアップルのHPより。本文と特に関係ありません。)

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選挙と公務員の政治活動

2012-02-07 | 政治・行政

普天間飛行場のある沖縄県の宜野湾市長選をめぐり、防衛省沖縄防衛局長が、関係部局にメールで照会して宜野湾市に住む職員と親族に関するリストを作り、市長選への投票を呼びかけていたことが問題になっている。またまた沖縄防衛局かという感じである。

局長は、職員に対し、「講話」を行ったようで、「私は職員に、特定の候補者に投票しなさいと言える立場ではありません。」と断った上で、候補者の2人の主張の違いを紹介し、重要な選挙であり、ぜひ投票に行くよう述べたそうだ。

この講話の内容については、公職選挙法の地位利用はもちろん、国家公務員法や自衛隊法の政治的行為の制限に微妙に触れないようにし、かつ、特定の候補者への投票の誘導を想起させて意図した効果を上げられるよう、なかなか周到に計算されている。発言内容は頭のいい官僚が考え、組織的に十分検討されたことであろう。

局長の弁解のように、公平な立場で単純に投票に行くよう呼びかけるために職員を集めて局長が講話をすることは、組織として100%ないと断言できる。何かの都合で本当にそのような周知を行う必要があったとしたら、総務課あたりから、投票に行きましょうという、通りいっぺんの通知が出されるだけである。

一方で、wedgeの報道によると、今回、宜野湾市の職員労働組合においても、特定の候補者(どうみても防衛局長が示唆する候補者とは別の候補者)を支持するチラシや支持者カードの配布・回収などが公務員の手により日常的に勤務時間中に行われているそうだ。

これは、役所の友人から聞いた話とも合致しており、労組の政治活動はどうやら日常茶飯事らしい。特に、日教組など、教員系の組合で多いようだ。民主党も、最初は息巻いていたのに、局長の行為は法令違反ではないなどと軌道修正してきているが、支持団体である労組の方に波及するとまずいので、ひとまず追求をあきらめたのではないだろうか。

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大雪と交通機関の遅れ

2012-02-04 | 旅行・交通

何日か前から、雪のピークは超えたのでもうあまり降らないという予報だったのに、それから後の方が積雪が増えたような気がする。大雪注意報を解除したすぐ後に再び発表したり、予想積雪量を発表したすぐ後で上方修正するなど、天気予報にはかなりあきれ気味なのだが、雪の予報には難しさもあるのでそれはここでは問わないでおこう。

最近の小雪傾向に慣れた身には、去年、今年の雪はなかなかきついが、福井や敦賀の市街地ではせいぜい積雪50センチ程度であり、降雪量をみても1日に何十センチも降っているわけでもない。東北や新潟の状況はともかく、本県の場合は今のところ豪雪というほどのものではないと思う。

ところで交通機関はというと、高速道路や国道は昨年の教訓が生きているのか、一部を除いてあまり通行止めにはならなかった。ところが、JRの列車がまともに走っていなかったのである。北陸線の各駅停車は遅れはあるものの、積雪も多い中ほぼ平常運転で立派なものなのだが、特急は1日半以上、ほぼ全面ストップという状態が続いてしまった。

とりあえず朝一番の列車は出発するのだが、雪のため途中で断念して止まり、それ以後、退避設備のある各駅で順番に止まって行き、結局終日ストップというパターンである。先日など、武生駅で各駅停車が足止めの特急を追い越して行くという珍しい光景が見られた。今回は意外に、昨年ストップした今庄付近は順調であり、滋賀県内の大雪(彦根や米原、今津などの積雪は福井県内より多かった。)のために、敦賀を過ぎたあたりで除雪が追いつかなかったようだ。

小浜線もほぼ終日ストップ状態であり、どうもふだんあまり雪の降らない地域で除雪体制がきちんとなっていないようだ。1メートル以上も積雪があるところを列車が通れるようにするには大変な苦労があるとは思うが、大学受験や就職説明会も多い季節であり、1日半も交通が遮断されてしまうようでは県民の生活に大きな影響があるし、イメージダウンもはなはだしい。こうした状況下では1事業者だけに対応をまかせるのも限界があり、何か総合的な対応が必要なのではないだろうか。

なお、直接関係はないが、報道によると、総務大臣が記者会見で、今回の地方自治体の除雪などに伴う財政負担については特別交付税で対応する方針を示したとのことであるが、言うまでもなく当然のことである。昔から決まっていることをいかにも自分の功績のように言うのが最近どうも流行っているようだ。(写真は雪の福井付近を走る下り特急しらさぎ)

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