本が好きなので書店や図書館にはよく行っている。書店に行くと、コーナーごとにほしい本がたくさん並んでいて、不思議に好きな本が何冊も見つかる。図書館では本は多いのだが好きな本がなかなか見つからない。
なぜかと考えてみるに、日本図書館分類法のせいではないだろうか。大昔に作られたので、今になってみると妙に細かいところと荒いところがある。日ごろほしい本はほとんど同じエリアに入ってしまい、しかも著者のあいうえお順なのできわめて探しにくい。ちょっとした加減で近い分野の本が離れて配置されていたりする。検索システムはあるのだが、分野で探すなどほとんど困難で書名がうろ覚えだとうまく見つからない。
著者のあいうえお順は文学作品などではいいが、実用書ではほとんど意味がない。たとえば同じエクセルの解説書でも著者が違うととんでもなく離れたところにあるわけである。(パソコン関係は一部改善された。)
図書館には司書さんがおり、昔は本を探してくれたのだが、コンピュータで検索する時代になって彼らがどういう役割をしているのかいまひとつわからない。
書店には司書はいないが商売なだけにうまく配置されていると思う。図書館と違って売れる分野にまとまっているという違いはあるにしても、図書館にも分類や配置方法などに新しい工夫が必要だと思う。図書館が好きなだけに真剣に思うわけである。