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幸福度ランキングと福井

2014-02-02 | まちづくり

少し前のことであるが、「全47都道府県幸福度ランキング2014年版」(日本総合研究所)において、福井県が総合ランキング1位となったようだ。同じ調査での昨年の順位は3位であったので、躍進である。

この幸福度ランキングは、地域の経済・社会活動の基礎的状況を示す「基本指標」と、人々の幸福に影響を与えうる具体的な要素の状況を示す「分野別指標」に、「追加指標」を合わせた計60指標の数値をそれぞれ偏差値化して算定したものだそうだ。 分野別指標は、健康分野、文化分野、仕事分野、生活分野、教育分野の5つである。

福井県は、基本指標では14位であったが、仕事分野、教育分野、追加指標で1位となり、総合で1位となったものである。

個別に見ていくと、基本指標では人口増加度や財政力が指標にあるので厳しく、14位はこんなものだろう。健康分野はもう少し上かと思ったが17位。人口当たりホームヘルパー数などで最低水準となっている。文化分野は、教養娯楽支出額や書籍購入額が最低レベルで足を引っ張り38位。これはちょっと情けない。

仕事分野は1位。大卒者の進路決定率、正規雇用者比率、高齢者の有業率が高い。ただし、事業所新設率、本社機能流出・流入数は最低レベルである。生活分野は持家率や待機児童などのお得意分野で3位、教育分野は自慢の学力が3位などで1位。

結局、だいたい予想のとおりである。住むだけなら住みやすいのは間違いない。年をとってから引っ越してくるにはベストである。課題は、働く場所と楽しむ場所であることがこの調査からもよくわかる。教育で将来の日本を担う生徒を育成しても、そういう生徒たちは働ければどこでもいいとは絶対に考えないだろう。福井の将来を担ってもらえないのではさびしい。

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