このブログは、本来2~3日おきの更新を目指しているが、あまりに腹立たしいので異例であるが連日の更新となった。
松本龍復興対策担当大臣と宮城県知事や岩手県知事との会談での発言が物議をかもしている。サングラスで出席するなど、もともと好きなタイプではないが、松本氏いわく、
「仮設住宅はあなたたちの仕事だから、どういう知恵を出せるか知恵合戦だ。知恵を出したところは助けますけど、知恵を出さないやつは助けない。」
「こっちも突き放すところは突き放す。(漁港を)3分の1から5分の1に集約すると言っているが、県で(漁業者と)コンセンサスを得ろよ。そうしないと我々も何もしないぞ。ちゃんとやれ。」
「今、知事が後から入ってきたが、お客さんが入ってくる時は自分が入ってからお客さん呼べ。自衛隊ならそうやるぞ。最後の言葉はオフレコです。書いたらその社は終わりだ。」
など言いたい放題である。(書いたら終わりといわれたのに、東北放送はその部分をそのまま放送したそうだ。すばらしい。)
彼は、「結果として被災者の皆さまを傷つけたのであれば、おわび申し上げたい。」と言っているらしいが、これは別に被災者との間の問題ではない。批判する方もそっちに問題をすり替えるべきではない。これは、国と県との間の問題、大臣と知事との間の問題である。この知事に対する「上から目線」はいったい何だろう。確かに権限も金も国に集中しているが、それは国が国に集中する制度を作った結果であるだけのことであって、別に国が県よりえらいわけではない。(霞が関にもこのあたりを勘違いしている職員がいる。聞いた話だが、総務省などはそんなことはなく、格下の省庁になるほどこの傾向が強いらしい。)
宮城県には松本復興相の発言への批判の電話が殺到しているという。当然だろう。宮城県知事も、
「国と県は主従関係はないので、命令口調ではなく、お互いの立場を尊重したほうがよい。」
「遅れて入ったわけではなく、約束した時間に入った。社会通念上正しい接遇だと理解している。」
と述べ、松本大臣の対応に不快感を示したそうだ。真っ当な考えである。
彼の経歴をうんぬんする向きもあるが、ここでは言及しない。興味があればググればいろいろ出てくるのでそちらをごらんいただきたい。辞任でまた国会が空転するのもよくないが、人との接し方も知らない人物には辞めてもらうしかないと思う。まあ、いずれにしても、あんなエラそうな奴は避難所には行かせられないだろうな。
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