三ツ谷洋子のスポーツ21・ブログ

Jリーグ開幕前から理事として17年間かかわったスポーツビジネスコンサルタントの三ッ谷洋子が日々の話題を取り上げます。

Fリーグが目指す「400万人」

2009年02月04日 | 2009年
今日はスポーツ21・マーケティング研究会第203回実戦ゼミ。

「3シーズン目を迎えるFリーグ
― フットサル人口400万人を目指して」をテーマに
Fリーグ(日本フットサルリーグ)総務主事の平塚進さんに
お話をしていただきました。

現在、2シーズン目は最終節を残すのみ。
最強と目されていた唯一のプロ選手チーム「名古屋オーシャンズ」に
「バルドラール浦安」が勝点で2点差に迫っており
面白い展開になっています。

入場者数は1シーズン目が15万4千人。
今シーズンは目下のところ16万5千人で
昨シーズンの6%アップ。
予想を上回る人数だそうです。

ところでFリーグはJリーグをお手本とし、
クラブは法人格を持つことや、
チーム名に地域(ホームタウン)の名前が入っていることを
入会の条件としています。

興味深いのはJリーグが失敗した点を、
教訓として生かしていることです。
たとえば
「ホームタウンの自治体を支援文書を示していること」
「チーム名称が商標登録されていること」などです。

Jリーグでは、ホームタウン自治体の支援をな
かなか取り付けられないクラブがありました。
チーム名称では、すでに商標登録されていたため
公表後に変更したところもいくつかあります。

私の記憶では
「ブランメル仙台」→「ベガルタ仙台」
「福岡ブルックス」→「アビスパ福岡」
などです。

Fリーグは10シーズン目を迎える2016年に
「フットサル愛好者を400万人に増やすこと」を
目標としています。

現在の愛好者は200万人。
あと8年で目標に到達できるかどうか、
注目していきたいと思います。

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株式会社スポーツ21エンタープライズ】 
  代表取締役 三ッ谷洋子
  スポーツビジネスコンサルタント
  スポーツビジネスプロデューサー
  地域づくりアドバイザー
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もう一つのブログ

2009年02月03日 | 2009年
お正月にいただいた年賀状の中に、
「ブログ読んでます」と何人かの方が書かれていました。
嬉しいのですが、より責任も感じてしまい、
お休みせずに書きつづけなければと改めて思ったりします。

いつも困るのがネタ探し。
私が日々、出会う人や体験することの中には
面白いことがたくさんあるのですが、
社会的に名の通った人や注目されている組織の裏話などが多く
公開できないものがほとんどです。

ということで今日のネタはお手軽なところで、
昨日の続きの「久生十蘭」にします。

十蘭の妻だった叔母が亡くなり、
子どもがいなかったことで、
甥姪が集まった席で、私が著作権継承者に指名されてしまいました。

著作権の保護期間は作家の死後50年です。
まだ保護期間が3年ほど残っていました。
著名な作家ならまだしも、10人に1人も知らない作家の作品など、
誰が読むのだろうかと思っていたのですが、
それが素人の浅墓さ。

その後も単行本やアンソロジーの新刊が何冊も出たり、
ホコリだらけの書庫から私が発掘(?)した「従軍日記」が
講談社から出版されたりしています。

そして「定本 久生十蘭全集」(国書刊行会)の刊行。
今日、また岩波文庫から「十蘭短編集」が5月に刊行されるというニュースが
国書刊行会の編集者から届きました。

身を削るようにして小説を書いていた十蘭ですが、
今は天国でさぞ喜んでいることでしょう。

私は、書庫をかき回して見つけた品々のことなどを
2005年4月から「久生十蘭オフィシャルサイト準備委員会」というブログに
「著作権管理人」の名で時々、書いています。

ご関心のある方はどうぞこちらをご覧下さい。

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 ◆◇◆スポーツ21・マーケティング研究会 第203回実戦ゼミ◆◇◆
 「3シーズン目を迎えるFリーグ フットサル人口400万人を目指して」    
  ◇ゲストスピーカー:平塚 進氏
            (Fリーグ総務主事)
  ◇会場:アーリーズテラス(外苑前)               
  ◇日時:2009年2月4日(水)12:00~14:00
  ◇申込締切:2月2日(月)           
   ※この研究会は、企業・団体を対象にした会員制セミナーです。
    オブザーバーの参加も可能です。(参加費はお問合せください。)
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株式会社スポーツ21エンタープライズ】 
  代表取締役 三ッ谷洋子
  スポーツビジネスコンサルタント
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定本 久生十蘭全集

2009年02月02日 | 2009年
「何か面白い本はないかな~」とお悩みの皆様へ。
小説好きの方であれば、騙されたと思って読んでみてください。
「久生十蘭」(ひさおじゅうらん)の小説です。

以前、このブログでも取り上げたことがありますが、
熱狂的なファン(「ジュウラニアン」と呼ぶ)を持つ
明治35生まれの作家です。

没後50年を経て、
昨秋「定本 久生十蘭全集」(国書刊行会)の刊行が始まりました。

新聞や雑誌の書評にも、ボツボツ取り上げられています。
東京新聞の1月13日付夕刊コラム「大波小波」には
「08年の日本文学ベスト」と、思いがけない賛辞の見出しが躍りました。

現代小説、時代小説、ミステリー、SFなど多彩な作品を遺し
「小説の魔術師」とも呼ばれています。

昭和27年に「鈴木主水」で直木賞受賞。
ともに受賞した柴田錬三郎は、十蘭のことを「天才だ」と
十蘭の死後、夫人・幸子(私の叔母)に宛てた手紙に記しています。
(コレ、私が見つけました!)

30年には「ニューヨーク・ヘラルド・トリビューン」紙主催の
第2回世界短篇小説コンクールに「母子像」で第1席となりました。
(戦後、国際的に評価された初の日本人小説家です。)

「全集」のパンフレットには、
そうそうたる顔ぶれの作家のコメントが並んでいます。

中野美代子、橋本治、堀江敏幸、三浦しをん、セシル・サカイ、
中井英夫、都筑道夫、澁澤龍彦、柴田錬三郎、向井敏、
実相寺昭雄、塚本邦雄、草森紳一、山田風太郎

A5判のサイズで、600ページを超す分厚さ。
まるで小型百科事典のようで、持ち歩くにはちょっと大変。
でも今どき珍しく布クロスの美しい装丁です。

肝心のお値段ですが、税込で9,975円。
大枚を出して、お釣はたったの25円!

「ちょっと高いな~」という方は
地元の図書館に注文する手もありますよ。
そうそう今日の朝日新聞、明日の読売新聞に広告が出ます。

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 ◆◇◆スポーツ21・マーケティング研究会 第203回実戦ゼミ◆◇◆
 「3シーズン目を迎えるFリーグ フットサル人口400万人を目指して」    
  ◇ゲストスピーカー:平塚 進氏
            (Fリーグ総務主事)
  ◇会場:アーリーズテラス(外苑前)               
  ◇日時:2009年2月4日(水)12:00~14:00
  ◇申込締切:2月2日(月)           
   ※この研究会は、企業・団体を対象にした会員制セミナーです。
    オブザーバーの参加も可能です。(参加費はお問合せください。)
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