三ツ谷洋子のスポーツ21・ブログ

Jリーグ開幕前から理事として17年間かかわったスポーツビジネスコンサルタントの三ッ谷洋子が日々の話題を取り上げます。

女性スポーツと盗撮

2009年08月24日 | 2009年
タイトルを書くだけでも気が重くなってきます。
以前から、スポーツ大会で報道カメラマンとは全く異なるタイミングで
カメラのシャッターを切る“観客”がいました。

選手たちが不審な行動に気付いて
「ヘンな人がいる」と騒ぎになることも、珍しくありません。

より悪質に、より深刻になってきたのは、
ウエアの下まで透視できる
赤外線カメラの登場からではないかと思います。

インターネットの普及で
誰もが気軽に映像を公開できるようになったことで
一層、拍車がかかっているように見えます。

「プールで盗撮された自分の映像が
知らないうちにビデオで流布しているので困っています。
警察に相談してもらちがあきません。
どこか相談に乗ってくれるところはありませんか」

半年ほど前、私が代表を務める
WSFジャパン(女性スポーツ財団日本支部)
こんな電話がかかってきました。

また、ある女性アスリートのマネジメント会社の人から
悩みのメールも届きました。

「選手の写真がいかがわしい雑誌に掲載されて
出版社に抗議したんですが、
読者のニーズがあるといって改めてくれません。
何とかならないものでしょうか」

盗撮は通常の犯罪行為とは異なり、
事件性を立証するのが難しいとされています。
しかし、その行為は女性の尊厳を傷つけるだけでなく、
スポーツを冒涜するものです。

スポーツ現場の盗撮について、
スポーツ団体はどのような防止策をとっているのでしょうか。
WSFジャパンの「勉強会」でこのテーマを取り上げることにしました。

概要は次の通りです。

〔タイトル〕「盗撮問題を考える -女性スポーツの現場から」
〔日時〕8月27日(木)18:00~20:00
〔会場〕日本スポーツマンクラブ 
    渋谷区神南1-1-1 岸記念体育会館1階
    電話:03-3481-2420

〔ゲストスピーカー〕
 (財)日本体操協会常務理事・遠藤幸一氏
 (財)日本水泳連盟常務理事・安部喜方氏
 (財)日本バレーボール協会理事・小島和行氏

〔参加費〕会員500円 非会員700円
〔申込先〕WSFジャパン(女性スポーツ財団日本支部)
     電話:03-5490-7811(スポーツ21内)
        03-5490-1877(直通)

※参加をご希望の方は、事前にお電話でお申し込みください。

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 三ッ谷 洋子
 株式会社スポーツ21エンタープライズ代表取締役
 法政大学スポーツ健康学部教授
 スポーツビジネスコンサルタント
 スポーツビジネスプロデューサー
 地域づくりアドバイザー
コメント
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