三ツ谷洋子のスポーツ21・ブログ

Jリーグ開幕前から理事として17年間かかわったスポーツビジネスコンサルタントの三ッ谷洋子が日々の話題を取り上げます。

望星ゼミナール

2006年12月01日 | 2006年
週明けの月曜日、東海大学の「湘南望星ゼミナール」で講演をします。
対象は東海大学湘南校舎の教職員と
体育学部スポーツレジャーマネジメント学科の学生などです。

「分かりやすい演題で、女性スポーツに関する話を通して
グローバルな視点で未来に対する提言をして欲しい。
さらに、現代の文化・文明に対する意見や提言も」との要望です。

昨秋、国連大学の講演用にパワーポイントで原稿を作ったのですが、
USBメモリーのトラブルで使えず、仕方なく作り直しています。

何十枚もの画像を取り込み、ページごとに貼り付ける作業は
スキャニングした画像が欠けていることもあり、なかなかの手間です。

私がつけた演題は
「女性とスポーツ ―女性が1世紀をかけて戦ってきた相手とは」。
内容をかいつまんで説明します。


 “近代オリンピックの父”クーベルタン男爵が描いたオリンピックに、
 女子選手の姿はありませんでした。
 スポーツは男性社会で生まれた文化だからです。

 とはいえ、女性たちはすでにスポーツの楽しさ、素晴らしさを知り、
 スポーツを自分たちの文化として育み始めていました。
 
 しかし、当時は「スポーツは女性らしさを損なうものである」という考え方が
 広く信じられており、 スポーツをする女性は対戦相手だけでなく、
 社会とも戦わなければなりませんでした。

 そんな時代から約1世紀。女性がやらないスポーツはなくなり、
 日本ではオリンピックのたびにメダル候補として注目されるのは、
 長く典型的な男性スポーツと思われていた女子マラソンや女子柔道です。

 ここに至るまでに、実は多くの女性たちが
 「激しいスポーツは女性には無理だ」という社会通念に異議を唱え、
 スポーツ界における女性開放を訴え続けてきたました。

 アリス・ミリア、人見絹枝、ビリー・ジーン・キング、
 キャサリン・スウィッツアー、ラスティ・カノコギ。
 彼女たちの活動を取り上げながら、女性スポーツの歴史を振り返り、
 これからのスポーツ振興における女性の役割を考てみたいと思います。


講演時間は90分。時間配分を考えながら、
参加者には最後まで興味を持ってもらえるよう
シナリオを考えなければなりません。
週末の宿題です。

株式会社スポーツ21エンタープライズ】 
  代表取締役 三ッ谷洋子
  スポーツビジネスコンサルタント
  スポーツビジネスプロデューサー
  http://www.sports-21.com 
コメント
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