市街・野 それぞれ草

 802編よりタイトルを「収蔵庫編」から「それぞれ草」に変更。この社会とぼくという仮想の人物の料理した朝食です。

夜の視界 バイアス

2014-06-28 | 社会
 塩村文夏東京都議員への野次が、低次元で野卑として、世界中から批判された。じつにわかりやすい構図で、これくらい的を射た批判は無いくらい当然であると思えた。だが、そこでぼくは、夜の視界で見たときのバイアスをおもいださざるをえないのだ。つまり下村議員について、僕は何も知っていないという闇の存在である。こういう野次を受けた下村文夏さんとうの女性について、何を知っているのかということである。わかっているのは見た目だけである。それは35歳というかなりの美人であるということだけである。ほかに何を知るべきであったのか、夜闇の判断から、闇からくるバイアスを除いてみようとした。そこで、インターネットで調べてみたら、アイドルとしてテレビにも登場、なかんづく、さんまの「恋のからさわぎ」という番組に一年間でて、彼女の男女関係をおもしろ、おかしくしゃべって人気を博していたということをしった。つまり、ややお笑い系のタレントということにもなる。この番組は、時間をかければユーチューブで探せるかもしれないが、それをみれば、彼女が、どこまで真実を語ったのか、あるいは演技つまりうそだったのかもわかるかもしれない。ただし、その真偽は今は必要でない。

 まず、このタレント性に向かって野次がとばされたという仮定が可能となる。ここからでてくることは、議員の卑俗さであり、テレビ番組の低俗さであり、そういう環境の飽くなき存在ということになるのではなかろうか。世界中の賢明なる人々が、女性蔑視と弾劾するのは、名乗り出た、また名乗りでない議員を鬼の首でもとるように語るのは、どうかと思う。この社会の根底にあるもの、その文明のあり方、それが、女性差別なのであろう。そこを
明晰にし、批判を普遍化する作業が必要ではないのだろうか。議員を犯人として片付けたところで、犯人などそこには無かったのかもしれない。

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