職人さん

2020年度の公共工事設計労務単価、設計業務委託等技術者単価が公表になりました
高知県は、労務単価は平均3.6%増の2万3322円、技術者単価も3.1%増のようです

労務単価で普通作業員17,000円、土木一般世話役21,300円です
この単価で２５日働いで、42万円/月（普通作業員）、年間では500万円/年になります
年間で考えると、休み等もありますから450万円/年程度

この給与金額は２０台で独身なら良いかもしれませんが、既婚者で子供が大学で行く年齢になると十分な給与でしょうか？
また、賞与はないと思います

一般の企業では給与には経験年数はカウントされます。しかし、国が発表する普通作業員の単価には経験年数はありません・・・・・
企業は経験年数と技術力で決めています

測量設計等の単価は、基本給、諸手当、賞与、事業主負担額を含むと記載されていますが、測量補助員23,400円です
補助員とは、「測量技師、測量技師補又は測量助手の指揮、指導のもとに測量作業における補助業務を担当する者」と記載されています

２５日働いたら、585,000円/月、事業主負担が２割あるとしても、46万円/月です
この補助員とは学校を卒業してからすぐに補助員になると思います？
年齢的にも２５歳以下程度だと思います

この単価の違いは？　そんなに、現場作業と測量助手は違うのでしょうか？
また、経験を積むと測量助手となり、29,500円/年になる。さらに、上にあがる仕組みがあります
こちらは、経験が反映されています

建設現場は、特殊作業員（20,100円）、土木一般世話役（21,300円）とありますが、測量助手より安い単価になっている・・・・・

私から見ると、経験のある測量補助員より、現場の作業員の技術力の方が高い？　と感じられます
現場の職人の技術はモノづくりの経験のかたまりで、芸術のように感じています

現場の職人さんの人材不足が大きな課題の建設業界、災害が毎年起こる近年
社会資本整備に絶対必要な職人さんの地位を向上を進めるにはどうしたらよいのか？

お金だけではないですが、まず、安定して生活できる環境整備の基本があって次のステップ進んでいくことが大切ではないでしょうか？

建設現場を形にしているのは、現場の職人さんだと思っています
現場が一番となる社会資本整備を進めるにはどうしたらいいのかな？

職人さんの地位が今以上に向上するようにしてもらいたいぜよ

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