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読書と旅行と柴犬のブログ
目標は留学生に日商簿記3級合格を!
ヤプログから引っ越してきました。

映画「アイアン・フィスト」面白いが、何かが足りない

2013-08-21 20:14:45 | ミニシアター系映画
映画「アイアン・フィスト」★★★☆ラッセル・クロウ、RZA、
ルーシー・リュー出演

RZA監督、
131分、2013年8月3日より全国公開
2012,アメリカ,シンカ
(原題/原作:THE MAN WITH THE IRON FISTS)




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「19世紀、中国の
“ジャングル・ヴィレッジ”。
部族間の争いが日々巻き起っていたが、
娼館“ピンク・ブロッサム”は
外の無法地帯とは異なり
特別な場所だったが
クセ者達が勢ぞろいして
絢爛豪華な闘いが始まる」



荒唐無稽という言葉が
すぐに思い浮かんだ、

有名、無名の役者が入り乱れて、
特に意義も見つけられないような
戦いを繰り広げる、
ラッセル・クロウが出た時
何してるの?としか感じなかったが
見終えて、なんだか惜しい
とても惜しい作品だったと思った。



19世紀の中国、
部族間の覇権争いが収まらず
そのことで各地で殺し合いや
裏切りなどが起こっていた、
そんなとき皇帝の宝が
運ばれることを知り
そのことで俄に悪党たちが
動き出し始めるのだった。


悪役の親分の顔が貧相で
強そうに見えない、
チンピラがお似合いな感じ、
そいつが大口をたたくものだから
なんだかコメディのよう。



謎の男としてラッセル・クロウが登場するが
ぶくぶくに太っていて
不摂生なオヤジにしか見えない

後半にダニエル・ウーと戦うシーンがあるが、
息切れする音が聞こえてきそう、
どう贔屓目に見ても
勝てるとは思えない戦いだけど
映画だからね、
スターはとりあえず勝利する。
これも笑うしかない。


久々のルーシー・リューは
良い役立ったと思うが
あとはなんだか、何がしたかったのか
もうひとつこちらの心に迫るものはない。



主要人物の顔に迫力がないのが
その要因のひとつ、
やはり演技だけじゃ超えられない
画面から溢れる雰囲気というのは
厳然とあるのだと実感。
見ただけで「悪そう」ってのは
結構大切なのだ。



戦いのシーンも迫力不足、
さばき方の役不足を
カット割やスローでゴマ化してるので
スターになんか予算を使わないで
殺陣に頑張れば
それだけでかなり面白い映画になっただろうな
そこがとても残念。


ただし、かなり楽しめたので
名古屋では限定公開だけど
見る事が出来て良かった。

★100点満点で80点


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書籍「時のみぞ知る/ジェフリー・アーチャー著」ジェフリー・アーチャー再び!

2013-08-19 08:09:26 | 読書の時間
書籍「時のみぞ知る/ジェフリー・アーチャー著」★★★☆
ジェフリー・アーチャー著 ,
新潮社 、2013/4/27
(367/335ページ , 704/662円)






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「1920年代、イギリスの港町ブリストルに住む
貧しい少年ハリーは、
サッカー選手か世界を旅する船乗りを夢見ていた。
しかし、意外な才能に恵まれ、
進学校へ進んだ彼は、
富裕層の御曹司たちから再三いじめを受ける。
やがて名家出身のジャイルズという親友を得るが……。
『ケインとアベル』より30余年、
貴族と庶民の生きざまを描いた
著者畢生の最高傑作。
壮大なるサーガ、ついに開幕! 。」

新潮社HPより


『ケインとアベル』や『ロスノフスキの娘』は
好きで夢中で読んだ記憶がある、
久々の似た感じの物語と知って
早速購入して、一気読み。
展開は先読み出来るけど
やはり抜群のストーリーテラーの作品、
「出来過ぎ」とか思いつつも
それが読む勢いをそぐ事にはならなかった。



貧しい少年ハリーは
自分の置かれた環境の中で
精一杯過ごしているが
嫌な目にあっても、
その都度周囲に助けられ
それらがハリーの人となりによることが
読んでいてコチラも分かるので
自然と彼を応援している。



困難なんてできれば起こらないのが良い、
そのときどう対応するか
答えなんてない、
何度も起こる困難に立ち向かう主人公に
自分を重ねて
「うまくいきますように!」と願った。


工場敷地内の動かない列車に住む
オールド・ジャック・ターの
無骨で気高い英国紳士然とした
凛とした気高い魂、
それを見た目じゃなく
瞬時に理解するハリー、
こういう交流って現実的じゃないけど
誰の心にも魂の交流を望む気持ちはあるから
疑似体験をさせてもらった。



上下巻だけど読みやすく
展開が気になるので一気読み、
後半は読み終えるのがもったいなくて
そんな読書体験は久し振り、
まだまだ続くと言う事なので
続きを楽しみに待とう。


★100点満点で75点

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映画「パシフィック・リム」ロボットVSかいじゅう

2013-08-17 09:58:12 | インポート
映画「パシフィック・リム」★★★★IMAX・3D
チャーリー・ハナム、イドリス・エルバ、
菊地凛子、ロン・パールマン、芦田愛菜出演

ギレルモ・デル・トロ監督、
131分、2013年8月9日より全国公開
2012,アメリカ,ワーナー・ブラザーズ映画
(原題/原作:PACIFIC RIM)




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「2013年、突然未知の巨大生命体が
太平洋の深海から現われ、
世界中が破壊されていく、
人類は一致団結して
人型巨大兵器イェーガーの開発し
対抗するが、相手は巨大で最強だった。」



ロボットVSかいじゅう
こんな映画よく、本気で作るね、
しかもデル・トロ監督だって、
巨大な予算を与えられて
回路がショートしたんだろうか、
この映画と監督が最後まで
結びつかなかった。
それでも監督が作りたかった映画ということで
楽しさは充分に伝わる



人類を滅ぼそうとする怪獣は
海の海溝の口から出現し
人間を蹴散らす、
最後の砦は人間が操るロボットだけど、
これがまたハイテクなのか
ローテクなのか
こんなの作れるなら
もっと良い物が作れそうなんだけどな。



だけどそんな冷静な視線は
最後の香港沖の決戦に突入すると
子供の頃のドラマみたいに
なぜか子供が操縦することになって
大人を助けたり
考えてもなかったいい結果を出して
何か自分たちも出来そうな
あの感覚が蘇ってきて
結構熱くなっている自分を見つける。



そうだ、こんなの絵空事だけど
でも、もしかしたら
こんな日が来てその時
何の準備もしてないのに
君には才能があるとか言われちゃって
操縦席に座れば
もう気分は地球を守る男、
どうせありえないなら
そのくらいまで夢を見たいもの。



画面は全体的に暗く、
接近戦も多くて細部が分からない、
3Dメガネを外すと確実に明るい画面が
滲んでる。
こんなとき3Dってどうなんだろと疑う、
ただし今回は3Dならではのシーンもあり
109シネマのIMAXが最大限活用されてもいて
いたし痒しの鑑賞。



結構熱くなって鑑賞していながら
終わりにはまた冷静になって
これって何だったんだろうって、
やっぱり変だよ、
意味が分からない映画だった、
監督はこれまで結構小技で
自分たちをニヤリとさせ
喜ばせてくれたが
この大味の映画を
どう評価するべきなんだろうか・・・。


でももう一度くらい
見てみたい気もする不思議な鑑賞体験、
結構好きなんだろうな、

★100点満点で80点


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映画「殺人の告白」練られた脚本に久々ヤラレた!

2013-08-13 06:51:17 | 韓国映画・アジア映画
映画「殺人の告白」★★★★☆
パク・シフ、チョン・ジェヨン
キム・ヨンエ、チョ・ウンジ
オ・ヨン、チャン・グァン、チェ・ウォニョン出演

チョン・ビョンギル監督、
119分、2013年6月1日より全国公開
2012,韓国,ツイン
(原題/原作:CONFESSION OF MURDER)




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「連続殺人事件から15年後。
書籍発売と同時に自分が犯人だと
名乗りを上げた男イ・ドゥソク。
当時犯人を目前で取り逃がした
刑事ヒョングは彼が真犯人なのか疑いつつ
事件の再捜査を始める、
このところ韓国映画で良い作品に出会ってる、
また韓国へ見に行こうかな」



韓国まで映画を見に行っていた頃、
何が良かったかというと
韓国の映画ファンの映画の楽しみ方だ、

人気スターの登場に声を出して喜び、
悲しいシーンでは泣き、
コミカルなシーンでは会場中が笑い
素直に感情を出して見てる。

そんなの当然の事なんだろうけど
日本だと感情は抑え気味
それが鑑賞の仕方の違いだから
それはそれで良いけれど
一度あの一体感を体験すると
またその場に居たくなる。

さてこの映画、
冒頭から激しい追跡シーンがあり
一気に映画に入り込む、

それ以降もドラマ的な部分も
緻密に見せながらも
アクションシーンは結構熱くなる、
そして驚きの展開・・・。


韓国映画では結構あるどんでん返し、
だけどこれは「ヤラレタ!」

韓国映画の根底に見られる
因果応報というか
まさに「倍返し」の心情も
ラストまでねちっこく「悪」を追い詰め
どん底へと突き落とす。


この展開を韓国の人達は
爽快に感じるんだろうか、
それともそういう国民性なのか
「悪」に対する徹底的さは
時々恐ろしくもある。



刑事と被害者たちの執念が
「ここまでやるか!」と
脚本にヤラレタ!!
いやー、面白かった。



名古屋では駅前の劇場で
限定公開と淋しい興行
これはここ数年の韓国映画の
勢いを示していて淋しいが
今年はかなり良い作品の公開が
続いているから
この扱いは次第に上向いていきそう。

★100点満点で90点

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映画「ローン・レンジャー」それほど期待してなかったが、結構面白かった

2013-08-09 08:10:25 | 大作映画ハリウッド系
映画「ローン・レンジャー」★★★★
ジョニー・デップ、アーミー・ハマー
ヘレナ・ボナム=カーター、トム・ウィルキンソン
ウィリアム・フィクトナー、バリー・ペッパー
ジェームズ・バッジ・デール、ルース・ウィルソン出演

ゴア・ヴァービンスキー監督、
150分、2013年8月2日より全国公開
2012,アメリカ,ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン
(原題/原作:THE LONE RANGER)





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初登場4位、
爆発的な力を見せる事は出来なかった。



「兄を殺され自らも凶弾に倒れた元検事ジョンは、
“悪霊”ハンター、トントによって
ローン・レンジャーとしてよみがえる。
リアルさより、いかに楽しめるかに徹した作りで
笑ったし、大画面の迫力に驚き
映画をまるごと楽しめる出来、
外は暑いから、
そんなときにこの映画は最適」



ローン・レンジャー誕生のストーリーや
トント(ジョニー・デップ)の背景説明を
テンポよく説明した後は
まさにエンタメ、
楽しさを徹底的に追究した映画。

内容的には色々詰め込み過ぎで
駆け足部分もあるが
それを細かく描こうとすると
もたつくので、これは仕方ない、
それより勢いでラストまで。


コマンチ族などの先住民が
入植者に踏みにじられた歴史を
かいつまみながら
そこを強調するより
分かりやすい悪役を用意して
悪者は先住民も移民も力を合わせて
退治するんだという
解決方法でスッキリと見せる。





ジョニー・デップが白塗りで
トントを楽しそうに演じていて
色んなところで笑いどころも用意、
メリハリの効いた演出も
この映画を楽しめる要素だ、
小ネタの連発は、やがて大団円に。


荒野を列車が走り
馬に乗った男たちが追いかけるシーンには
威勢のいい音楽が流れ
盛り上げ方も巧い。



映画とは関係ないが
西部開拓時代
鉄道の発達が世界を劇的に変えたこと
物流ってすごいなぁって
これは現代にも通じることだ。
荒野に伸びる鉄道の線路の向こうに
彼らは未来を見たのだろうな、
その先の未来は輝いていたはず。

そう思うと、現代の線路は
どんな未来に向かって
伸びているんだろ

などと思いながらも
映画を堪能した150分、満足。


★100点満点で80点


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