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「スノーピアサー」凍りついた地球を未来のノアの箱舟が走る

2014-02-19 19:09:23 | 韓国映画・アジア映画
「スノーピアサー」★★★☆
クリス・エヴァンス、ソン・ガンホ、
ティルダ・スウィントン、オクタヴィア・スペンサー、
ジェイミー・ベル、
ユエン・ブレムナー、コ・アソン、
ジョン・ハート、エド・ハリス出演

ポン・ジュノ監督、
123分 2014/2/7公開
2013,韓国、アメリカ、フランス,ビターズ・エンド、KADOKAWA
(原題/原作:SNOWPIERCER )




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「2014年地球温暖化を防ぐため
化学薬品CW-7が撒かれた結果、
地球は新たな氷河期に突入した。
それから17年が経った2031年。
地球上を走る列車“スノーピアサー”が、
生き残った人類にとって唯一の生存場所だった。」



フランスのコミックが原作、
ノアの箱舟を連想させるが
車両前方では富裕層が優雅に暮らし、
後方の車両では貧困層が
奴隷の様な扱いを受けている、
列車は永久エンジンで動き続け、
列車自体で自給自足しているようだ。


そのことは最下層の中のひとり、
カーティス(クリス・エヴァンス)が
仲間とともに最前列の車両へと
進んでいく事で明らかにされる。



発想は面白いし、
現実的じゃないけど
楽しんで見る事ができるが、
主人公に魅力が乏しく、
それから最下層の彼らの身なりが
薄汚いので
なんかこっちの体が痒くなるような気分、

次々と現れる列車内部は
「よく出来てるな」と思うが
驚きは無い。

列車をひとつの世界と考えれば
地球だって同じ様に限りのある空間だ

でもやはり地球は大きく
この列車のような狭さは感じず、
ここに現代社会を見出すのは
ちょっと無理がある。

結局は支配し続けるとしても
その未来に明るいものは無く
支配されてる側も
そこから抜け出してどうしたいかは
明らかにされない



現状に不満を抱き
それをぶっ壊す勇気は
なかなか大変だ、
でも壊したその先に
自分が何を見ようとしているのか
そのビジョンがなければ
結局その閉塞感は
ただの現状への不満という
行き場の無い現実を強烈に知らせるだけ。

ラストまできても
スカッとした感じにはなれなかった

窮屈な列車から解放された時
見ているこちらもほっとしたが
列車の外に出た彼らには
これから寒い寒い現実があるのだとすると
そんなの劇場の外と変わらない。


寒い寒いと言っている、
2月ってこんなもんだっけ?
なんか風が冷たい。

ソン・ガンホは見どころナシだった、
久々のジェイミー・ベルに
子役がうまく成長するって難しいと実感。

★100点満点で75点


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