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「JUNO/ジュノ」主人公の存在が映画を面白くする

2008-06-20 08:09:00 | ミニシアター系映画
「JUNO/ジュノ」★★★
エレン・ペイジ 、マイケル・セラ 、ジェニファー・ガーナー 主演
ジェイソン・ライトマン 監督、2007年、アメリカ、96分



主人公のジュノは16歳の高校生、
たった一回のSEXで妊娠してしまう。

中絶しようと行った病院の入り口で
「赤ちゃんにはもう爪も生えているわよ」と言われ
生むことを決意するが、育てられないので
フリーペーパーで子供を欲しがる夫婦を見つけ
里子に出す契約をする。

彼女はこの妊娠で今まで見えなかったものを
色々見たり経験することになる。


妊娠してしまったことや、生むけど育てられないので
欲しがってる人にあげることにしようと、
すごくあっけらかんとしていて、後悔や苦悩など
微塵も感じない、邦画だったらそのあたりの部分を
細かく細かく掘り下げることが多いが
この映画はそんなの関係ないと
自分の思うままガシガシと歩く主人公。

予定調和的に練られた脚本とどこか違って
着地点が見えないシーンが多く、
このあたりが手触りが違う感じがした。

大騒ぎするほどの映画じゃないけど
16歳の等身大の人間がちゃんとそこにいて、
割り切るような割り切れないような
そんなに簡単にいかない部分をうまく表現していると感じた。


何がアメリカでそんなに受けたのか、
それは自分には分からなかったけれど、
あまりに作り物めいた映画が多い中、
自分とそう変わらない主人公の行動を
どうするんだろう、と、目で追うことが新鮮だったのかも。

★100点満点で65点

soramove
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ミニシアター系映画らしい映画、日本でのアメリカほどの
ヒットはムリだろうな。

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