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映画「マリリン 7日間の恋」予告の印象と中身は随分違って見えた

2012-04-04 19:09:07 | ミニシアター系映画
「マリリン 7日間の恋」★★★★
ミシェル・ウィリアムズ、エディ・レッドメイン、ケネス・ブラナー、
エマ・ワトソン、ジュディ・デンチ出演

サイモン・カーティス監督、
100分、2012年3月24日公開
2011,アメリカ,日活
(原題:MY WEEK WITH MARILYN )






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ミシェル・ウィリアムズはこの作品で
アカデミー主演女優賞にノミネートされた。



「実はマリリン・モンローの映画を
1本全部通して見たことがない、
有名なシーンのいくつかで彼女を知ってるに過ぎない、
セクシーさやスキャンダルで有名なだけと
単純に思っていたが
この映画を見て舞台となった「王子と踊り子」という映画が
俄然見たくなった、
映画にはそんな力もあるのだと再認識」



初めてのイギリスでの撮影に緊張気味のマリリン、
共演者であり監督のローレンス・オリヴィエは
最初から彼女を見下したような感じで
芸達者な共演者の中で
マリリンは孤立していく、
そんな中で映画の雑用係のコリン・クラーク(エディ・レッドメイン)と
ほんの短い間だけだか
心を通わせていく、彼女の安心できる場所があった。



軽妙なコメディ映画にマリリンに求められたのは
お色気と美しさだけだった、
そんな中、役作りやストーリーに疑問を持つマリリンに
ローレンス・オリヴィエはいら立つが
マリリンは当時、演技派女優への転身を
模索していた時期であり
そんな違いが現場にも重苦しい影を落とし
そのことがかえってマリリンを追いつめていく。


映画の主演はマリリン演じるミシェル・ウィリアムズだが
映画はコリン・クラークの目線で描かれていく、
実際にも本人の回想録で語られた真実だからだ。


映画を見る前は、有名人にありがちな
ちょっとした真実を「名声」や「本物の恋」なんかに
脚色して描いているのだと思っていたが
見るまでは分からないものだ、
確かに短いひとときの恋を描いているが
この映画ではマリリン・モンローの輝きが溢れ
「才能」という形の無いものを
スクリーンに映し出してくれている。



遅刻して来てはセリフも覚えていない
NGを繰り返すが
OKのカットでは輝きに溢れた表情を見せ
それはその場で見た誰もが
これまでのいら立ちを忘れてしまう程、
自分達も時々スクリーンに目が釘付けなんてことがある
そんな瞬間をまた味わいたくて
劇場へ通っているいようなものだ、
彼女にはそんな「才能」というものがあったのだ。



映画の主題は「7日間の恋」だけれど
それは恋とも言えないようなものだった、
映画が完成して試写室でコリンがひとり
スクリーンに溢れる才能を目に
憧れの表情を浮かべる
そこには女優「マリリン・モンロー」が映っていた。


この映画を見終えてミシェル・ウィリアムズの
演技賞ノミネートにも納得、
不安定な心理状態や
解放された時のはじける様な表情
どれをとっても素晴らしかった、
次はどんな役を案じるのだろう、楽しみだ。


★100点満点で85点


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ミシェル・ウィリアムズ出演作品
マリリン 7日間の恋(2011)
ブルーバレンタイン(2010)
シャッター アイランド(2009)
彼が二度愛したS(2008)
脳内ニューヨーク(2008)
ブローン・アパート(2008)
アイム・ノット・ゼア(2007)
痛いほどきみが好きなのに(2006)
ブロークバック・マウンテン(2005)
ランド・オブ・プレンティ(2004)
16歳の合衆国(2003)
私は「うつ依存症」の女(2001)
ミー・ウィズアウト・ユー(2001)
ハロウィンH20(1998)
スピーシーズ 種の起源(1995)

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