soramove

読書と旅行と柴犬のブログ
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「父帰る」孤独のまなざし

2005-10-15 17:47:24 | インポート
「父帰る」★★★2003年、ロシア
イワン・ドブロヌラヴォフ、ウラジーミル・ガーリン主演
(wowowで見る)

公開時に
見逃していた作品。

突然、家に帰ってきた父、
2人の兄弟は
父の提案で一緒に旅をする。

思い返すとこの映画は
前編グレーの画面。
鮮やかな赤や黄色は記憶にない。
そして雨。

見つめるグレーの空、
少年の目には何が見えていたのだろう。
つい反抗的な口調になるのは
長い不在をとがめているのではない。

「逢いたかった」と
少年の心は叫んでいた。
父もそれを感じながら
お互いに伝えられないでいる。

記憶の中のグレーの画面は、
「淋しかった」と伝える。
少ないセリフ、
登場するのはほとんど父と2人の息子だけ。

濃密な時間
少年のまなざしは雄弁に
心の叫びを伝える。

★きっと映画館で見たら、もっと
この映画が迫ってきたように思う。
こういうとき本当に見逃したことを
残念に思うのだ。

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