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映画「男たちの挽歌〈1986年〉」懐かしい顔が若い若い

2012-01-07 09:02:09 | 香港・アジア映画
「男たちの挽歌〈1986年〉」★★★☆wowowで鑑賞
チョウ・ユンファ、ティ・ロン、レスリー・チャン、
エミリー・チュウ、リー・チーホン、ケン・ツァン出演

ジョン・ウー監督、
95分、 1986年公開
1986年/香港







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フィルム・ノワールって言葉良く聞くけど
犯罪映画を指した総称で、
「男たちの挽歌」は香港ノワールの先がけとなった作品、
ジョン・ウー監督の出世作でもある


「とても有名なこの作品を初めて見た、
今回wowowで3部作が一挙放送され
正月に録画していたからだ、
ストーリーは最近の犯罪映画と変わりないので
この映画が原点なのを新ためて確認した」



チョウ・ユンファがホントただの若い兄ちゃんで
思わず笑ってしまう、
レスリー・チャンが少年と言ってもいい雰囲気で
彼のその後の人生を想ったり

映画の作りはチャチというか安い印象で
演出の荒っぽさを感じるが
なにしろ後半のこれまで溜まった怒りの解放に
見てるこちらの感情のカタルシスは、
古さとは無縁のもの、さすが



犯罪組織から抜け出したいと願う兄と
兄を想いながらも警察に身を置く弟
そして彼らをサポートする男、
裏切りとさらなる仕打ちに耐えに耐え
とうとう爆発するというストーリー運びは
今では定番だけれど
多分この映画あたりから始まったのだろう

だから原点として見るわけだけど
この映画単独で何の知識も無しに見たら
今としてはやはり古臭さは否めない。


女優がただの飾りもののようだし、
コミカルな演出も笑えない、

現在のような堅実な演出を見ていると
やはり30年近く前の映画って
全体的に軽く
激しい感情を表すカットでは
演出過多でキメのシーンのはずが
ちょっと恥ずかしい気分だ。



ただしここが原点として見ると
ジョン・ウーのその後の映画の断片がチラホラ
スローモーションの印象的な演出もここからか、
カンフーと恋愛コメディが主流だった頃、
心の葛藤と血みどろのアクションを
前面に押し出した映画を作りだそうとする
製作者の心意気を見た。



★100点満点で75点



soramove
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ジョン・ウー監督作品
カラテ愚連隊 過客 (1973年)
ジャッキー・チェンの秘龍拳少林門 少林門 (1975年)
帝女花 (1976年)
マネー・クレイジー 發錢寒 (1977年)
剣聖たちの挽歌 豪侠 (1978年)
滑稽時代/モダン・タイム・キッド 滑稽時代 (1980年)
アーメン・オーメン・カンフーメン! 摩登天師 (1981年)
八彩林亞珍 (1982年)
ソルジャー・ドッグス 英雄無涙 (1986年)
男たちの挽歌 英雄本色 (1986年)
男たちの挽歌 II 英雄本色II (1987年)
ワイルド・ヒーローズ/暗黒街の狼たち 義胆群英 (1989年)
狼/男たちの挽歌・最終章 喋地雙雄 (1989年)
ワイルド・ブリッド 喋血街頭 (1990年)
狼たちの絆 縦横四海 (1991年)
ハードボイルド/新・男たちの挽歌 辣手神探 (1992年)
ハード・ターゲット Hard Target (1993年)
ブロークン・アロー Broken Arrow (1996年)
フェイス/オフ Face/Off (1997年)
ブラックジャック Black Jack (1998年)
ミッション:インポッシブル2 Mission: Impossible II (2000年)
ウインドトーカーズ Windtalkers (2001年)
ペイチェック 消された記憶 Paycheck (2003年)
それでも生きる子供たちへ All the Invisible Children (2005年) オムニバス映画の一編。2007年日本公開。
レッドクリフ part I 赤壁 (2008年)
レッドクリフ part II -未来への最終決戦-赤壁:決戦天下 (2009年)
レイン・オブ・アサシン 剣雨 (2010年)

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