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映画「ビースト・ストーカー/証人」運命の交差点で何もかもが狂いだす

2012-06-06 10:42:22 | 香港・アジア映画
「ビースト・ストーカー/証人」★★★★
ニコラス・ツェー、ニック・チョン、
チャン・ジンチュー、リウ・カイチー出演

ダンテ・ラム監督、
109分、2012年4月7日公開
2008,香港,ブロードメディア・スタジオ
(原題/原作:証人/BEAST STALKER )





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「予告編からして“濃い!”
昨年12月に同じコンビで「密告・者」を見たが
同じ臭いがプンプンしていて
これ見逃せないと劇場へ、
空いた観客席が淋しいが
映画自体は熱く、やはり濃くって
期待通りの映画だった」



刑事のトン(ニコラス・ツェー)は
長く追っていた犯罪者を捕まえる
その冒頭のカーチェイスは見ごたえアリ、
車の激突の衝撃とくぐもった音を
見てるこちらも一緒に感じる、
対象にすごく近いカメラが
臨場感を高めて大画面の良さを感じる。
冒頭から良い予感がする



見事犯罪者を捕まえるが
発砲した車に乗っていた少女を
誤って殺してしまい主人公のトンは
そのことで心に傷を負い
なかなか立ち直れないでいたが
そんな時、その殺してしまった少女の妹が
彼の目の前で誘拐されてしまう。


一体何が起こっているんだろう?
時々ストーリーが先行し
謎解きが後から行われるため
見てるこっちはその間、色々考えてしまう、

巧みな作りで重層的に描かれ
見た目の派手な演出と
緻密な脚本に酔わされる。スゴイ。


小出しにされたまだ観客は知らない事実に
「そうだったのか」と何度か頷き
ラスト付近でのこの登場人物、事件に
共通する出来事が明らかにされると
謎が解明されたというより
その事実が皮肉であり
誰にもどうしようもないことであり
泣きたくなるような、笑っちゃうような
哀しいエンディングを迎える。



「こんなことないよな」
そう言ってしまえばおしまいだが
魂の救済はあったと信じたい、
このもやもやとした重苦しいラスト
まさにここのところ細々ながら続く
香港犯罪映画の流れを忠実に継承していて
ハッピー、ハッピーな映画が続いたら
たまにこういう腹にズシンと来る
こんな映画も見たくなる、
手抜きの無い求めていた映画だった。



★100点満点で75点


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映画「密告・者」救われない心、最後に何を見たのか
「密告・者」★★★★   2011年12月13日(火) 0時09分
ニコラス・ツェー、ニック・チョン、グイ・ルンメイ、リウ・カイチー 出演
ダンテ・ラム 監督、
112分、 2011年10月29日公開
2010,香港,ブロードメディア・スタジオ
(原題:The Stool Pigeon/綫人 )



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