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soramove

読書と旅行と柴犬のブログ
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映画「レ・ミゼラブル」そして映画で蘇る

2013-01-19 18:29:28 | 大作映画ハリウッド系
映画「レ・ミゼラブル」★★★★
アン・ハサウェイ、ヒュー・ジャックマン、
ラッセル・クロウ、アマンダ・セイフライド、
エディ・レッドメイン、ヘレナ・ボナム=カーター出演

トム・フーパー監督、
158分、2012年12月21日より全国順次公開
2012,イギリス,東宝東和
(原題/原作:LES MISERABLES )





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「舞台を見たことは無いが
それでも誰でも知ってるような大ヒットミュージカルを
映画にするという大勝負、
世界中の舞台を愛する人を
敵にまわすような大胆な試み、
自分は比較する事はできないが
たぶん成功したのだと思う」



舞台はフランスの激動の時代
1792年のフランス革命によって共和制となり
その後、ナポレオンの登場で栄華を誇るが
1814年ルイ18世がフランス国王となり王政復活、
クライマックスは1832年の「パリ6月暴動」

このあたりを時間軸に
パンをひとつ盗んだ罪で19年も服役した
主人公のジャン・バルジャン(ヒュー・ジャックマン)、
仮出所後もつきまとう警察の目から逃れ
名前を変え暮らしていくが
それでも逃れられない運命にあった。

冒頭から歌、歌、歌。
セリフはほとんど無く
出演者の歌と表情、そして見事なカメラワーク
これは映画ならでは、
視界いっぱいに広がるパリの街、
その小さな点が、ひとりひとりの人間
その対比にさえ何か感じる。



生で歌って芝居をするという
大変な試みで作られただけあって
その臨場感は特別、

相当回数何度も撮影したのだろうと思いつつ
出演者の歌に圧倒される。


アン・ハサウェイの役者根性を見たし
ヒュー・ジャックマンの多才さも
充分感じた、
特筆すべきはカメラワークで
これは舞台では表現できない部分だろう、
映画の力を見せつけられた。



ただストーリーとなると
歌では補えない部分があったような気がする、

もう少し心情を語ってもらわないと
どうも短絡的な展開な部分が気になって
歌を中心にするのは分かるが
やはりそれだけではちょっと弱い、
だからか自分は見終わって
拍手する程の感動は無かったな。


ミュージカルはセリフから
唐突に歌に変わるので
違和感もあるが
この映画はほぼ全編映画なので
その点ではアイデアとしても良かった

自分としては「エビータ」の方が
今でも心に残っている、

やはり歌だけでは弱いとそう感じた。


革命の嵐がパリの街を吹き荒れる
上流階級の贅沢な暮らしと
貧困に近い庶民の生活
その不満が人々を動かすわけだけど
やはりそのあたりは描ききれていなかった、
だから革命のもつ意味がもうひとつ
伝わらなかった、
それでもこの感動はちょっと忘れがたい。



しかし映画と言う娯楽は
こんなに自分達を楽しませてくれる
だからまた劇場へ向かうのだ。

★100点満点で85点


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