書籍「鍵のない夢を見る」★★★
辻村深月著 ,
文藝春秋、2012/5/16
( 231ページ , 1,470 円)
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第147回直木賞受賞
「辻村深月という著者の名前は
書店や新聞の広告欄でもよく見かけたが
読んだのは初めて、
直木賞の効果ってのはこういうこと、
5つの短編ミステリーで
読みやすいけど
だからどうなんだっていう深みは無かった」
文章は読みやすく
何が書いてあるのかと
読み返すような部分も無いほど
こなれて丁寧だ、
だからなのか心に迫って来ない、
目の前をさーっと流れて行くだけで
内容がこちらに突き刺さるようなものは無い。
もちろん本の内容がその都度
こちらに突き刺さっていたら堪らないが
それでも「何か」少しくらいは
欲しい
文学の方向がこういう方向へ
向かっているとしたら
なんだか淋しい。
バカげててもいいから
どこかリアルがあって
なんか気になって仕方がないだとか
しばらくは忘れられないだとか
そのくらいの傷は残して欲しいのだ。
ラストの「君本家の誘拐」なんて
子育てをしていれば
そんな瞬間はあるのかもしれないが
でもなーって思う、
そんな瞬間を切り取るのじゃなく
もっと別の視点で捉えてくれないと
これじゃあ誰にでも分かるよ。
それでは本を読むこちらは物足りない。
今回の芥川賞、直木賞
どちらもその賞に値するかは疑問、
自分的にはまったく押せない作品だった、
でも次には期待したい
何か見たこと無い風景を見たいからだ。
★100点満点で70点★
soramove
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辻村深月著 ,
文藝春秋、2012/5/16
( 231ページ , 1,470 円)
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第147回直木賞受賞
「辻村深月という著者の名前は
書店や新聞の広告欄でもよく見かけたが
読んだのは初めて、
直木賞の効果ってのはこういうこと、
5つの短編ミステリーで
読みやすいけど
だからどうなんだっていう深みは無かった」
文章は読みやすく
何が書いてあるのかと
読み返すような部分も無いほど
こなれて丁寧だ、
だからなのか心に迫って来ない、
目の前をさーっと流れて行くだけで
内容がこちらに突き刺さるようなものは無い。
もちろん本の内容がその都度
こちらに突き刺さっていたら堪らないが
それでも「何か」少しくらいは
欲しい
文学の方向がこういう方向へ
向かっているとしたら
なんだか淋しい。
バカげててもいいから
どこかリアルがあって
なんか気になって仕方がないだとか
しばらくは忘れられないだとか
そのくらいの傷は残して欲しいのだ。
ラストの「君本家の誘拐」なんて
子育てをしていれば
そんな瞬間はあるのかもしれないが
でもなーって思う、
そんな瞬間を切り取るのじゃなく
もっと別の視点で捉えてくれないと
これじゃあ誰にでも分かるよ。
それでは本を読むこちらは物足りない。
今回の芥川賞、直木賞
どちらもその賞に値するかは疑問、
自分的にはまったく押せない作品だった、
でも次には期待したい
何か見たこと無い風景を見たいからだ。
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