書籍「サクリファイス」★★★☆
近藤 史恵 著 ,
新潮社 、2010/1/28 初版
( 290ページ, 460 円)
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「自転車ロードレースのプロ選手が主人公、
自分のようにその競技になじみがなくても
どんなものかが読んで行くうちに説明され
チームの中での役割なんかも分かってくる、
どこの社会でもエースがいれば
サポートもいる
でもサポートする側も時には勝利を夢見る、
スピード感もあり一気読みだった」
主人公の白石誓が所属するチームでは
勝つことを義務付けられたエースと
それをサポートするアシストが明確に区分され
白石自身もアシストして
チームが勝利した時の喜びを知っている。
そんなとき海外のチームも加わったレースで
先行して最後はエースに勝利を譲る展開が崩れ
白石は先頭でゴールする、
「見どころのある選手と契約を考えている」と
海外チームの選手から告げられ
本場ヨーロッパで走る夢を
自分が掴めるかもしれないと
単なるアシストで終わって良いのかと
心の葛藤が始まる。
落車のアクシデントや
最後には死者も出るサスペンスタッチの展開だけど
これはもう完全に人間の心理を描いた小説
誰だって一瞬自分の勝利を
夢見ない者はいない、
チームという小さな社会に属していても
どう思われようと
大きな舞台に羽ばたきたいという
純粋な気持ちも理解出来る。
「サクリファイス」というタイトルが
2重構造になっているが
自分的にはチームのエースが自ら
落車して他人の夢を叶える手助けをしたという
その部分だけはどうしても納得できなかった
そこにある犠牲はちょっと重すぎるし
その事実を知ったら
その後どうして生きていったらいいのか。
でもその部分を除いて考えると
この小説はかなり面白かった、
必死にペダルをこぎながら
チームの事、自分自身の事を
たぶん色々考える時間があって
競技する人達は様々な葛藤の中で
その時、その日の勝利を求めて
走っているのだろう。
★100点満点で75点★
soramove
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近藤 史恵のお仕事/書籍
代表作 『凍える島』
『サクリファイス』
主な受賞歴 第4回鮎川哲也賞
第10回大藪春彦賞
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新潮社 、2010/1/28 初版
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自分のようにその競技になじみがなくても
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どこの社会でもエースがいれば
サポートもいる
でもサポートする側も時には勝利を夢見る、
スピード感もあり一気読みだった」
主人公の白石誓が所属するチームでは
勝つことを義務付けられたエースと
それをサポートするアシストが明確に区分され
白石自身もアシストして
チームが勝利した時の喜びを知っている。
そんなとき海外のチームも加わったレースで
先行して最後はエースに勝利を譲る展開が崩れ
白石は先頭でゴールする、
「見どころのある選手と契約を考えている」と
海外チームの選手から告げられ
本場ヨーロッパで走る夢を
自分が掴めるかもしれないと
単なるアシストで終わって良いのかと
心の葛藤が始まる。
落車のアクシデントや
最後には死者も出るサスペンスタッチの展開だけど
これはもう完全に人間の心理を描いた小説
誰だって一瞬自分の勝利を
夢見ない者はいない、
チームという小さな社会に属していても
どう思われようと
大きな舞台に羽ばたきたいという
純粋な気持ちも理解出来る。
「サクリファイス」というタイトルが
2重構造になっているが
自分的にはチームのエースが自ら
落車して他人の夢を叶える手助けをしたという
その部分だけはどうしても納得できなかった
そこにある犠牲はちょっと重すぎるし
その事実を知ったら
その後どうして生きていったらいいのか。
でもその部分を除いて考えると
この小説はかなり面白かった、
必死にペダルをこぎながら
チームの事、自分自身の事を
たぶん色々考える時間があって
競技する人達は様々な葛藤の中で
その時、その日の勝利を求めて
走っているのだろう。
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代表作 『凍える島』
『サクリファイス』
主な受賞歴 第4回鮎川哲也賞
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