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soramove

読書と旅行と柴犬のブログ
目標は留学生に日商簿記3級合格を!
ヤプログから引っ越してきました。

映画「愛、アムール」自分の生を生きる

2013-03-28 07:10:29 | ミニシアター系映画
映画「愛、アムール 」★★★★
ジャン=ルイ・トランティニャン、エマニュエル・リヴァ
イザベル・ユペール出演

ミヒャエル・ハネケ監督、
127分、2013年3月9日より全国公開
ロングライド/フランス/ドイツ/オーストリア
(原題/原作:AMOUR)




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第65回カンヌ映画祭の最高賞パルムドールを受賞


「パリ在住の80代の夫婦、
ジョルジュ(ジャン=ルイ・トランティニャン)と
アンヌ(エマニュエル・リヴァ)。
共に音楽教師で、
娘はミュージシャンとして活躍と、
充実した日々を送っていた。
しかしそんな日々は終わろうとしていた」



ガムテープで封印された部屋の
ドアが開けられる
その瞬間、その場にいる人たちは
皆、顔をしかめる
画面には描かれない「臭い」を感じる。

窓を開けて部屋に外の空気を入れる
その部屋で彼らが何を見るのか
見てるこちらはなんとなく分かる・・・、
花びらに囲まれ眠る老女。

場面は変わり、
少し前の老夫婦の様子が描かれる、
愛弟子のピアノコンサートで
華やかな笑顔に知的な会話
バスで帰宅する慎ましい生活。

そして少しずつ妻が壊れていく
老老介護など日本でも
深刻な問題と紹介されていることを想う、
老いていくこと
思うように動かない体
それは仕方ない事だ、当然のことだ。

妻は二度と入院したくないと
夫に宣言し
夫は妻の気持ちを尊重させるべく
自宅で介護を始める。

人生の終末を迎えて
幸せな生き方ってどんなだろう、
自分なりに準備をしていたとしても
それで全てがうまくいくとは限らない。


生きる事って何?

まさに究極の選択であり
もしかしたら自分達は最後に
何も選べないのかもしれない。



とても重く、痛い映画だったけれど
何か、こう、どこかで勇気をくれるというか
そんな映画体験だった。

二人は自分達の生を全うしたんだよね。
静かで怖くもあり
とても穏やかな気持ちになれる映画。


★100点満点で85点


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映画「テッド」タブー一切無しのお下品映画が面白い

2013-03-10 19:42:35 | ミニシアター系映画
映画「テッド」★★★☆
マーク・ウォールバーグ、ミラ・クニス出演

セス・マクファーレン監督、
106分、2013年1月18日より全国公開
2012,アメリカ,東宝東和
(原題/原作:TED)





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セス・マクファーレン監督は、
今年のオスカー授賞式の司会を務めた。



「日本でも大ヒットの
オバカ映画は名古屋駅周辺では
公開当初は劇場が無かったが
やっと2月に入ってピカデリーで上映、
見逃したくない!というような映画じゃないが
たまには、こんな映画もいいかな」



公開4週連続首位という
考えられないヒットで
もうすぐ40億円に到達するという
最大の誤算映画、
「面白いらしいよ」
そんな口コミがヒットの要因と言う、
まさにこの映画「面白い」というのは
嘘じゃないけど
ここまでヒットするのもちょっと違う気がする、
実際に見てみてそんなふうに感じた。



同年代から仲間はずれにされていた
ジョン(マーク・ウォールバーグ)は
クリスマスプレゼントのテディベアと
友達になれるように祈る、
そしてその願いが通じて
テディベアのテッドに魂が宿り、
二人は「一生友達だよ」と約束する。


そして27年経過した現在、
子供っぽさが抜けきらないジョンと
オヤジのような
ふてぶてしさが身に付いたたテッドは
相変わらず付かず離れず過ごしているが
恋人が出来たことで
ジョンもとうとう大人になろうと
テッドと分かれて暮らすことになる。

まあ、前提があり得ないので
色々バカバカしいところを
数え上げても仕方ないが

しかしこの映画、
ぬいぐるみと人間の交流という
およそ子供向きのテーマを
なんと子供には絶対見せたくない
トンデモ映画に仕上げているのが面白い。


恋人に「自分とぬいぐるみとどっちを選ぶ?」と
迫られ悩む主人公、
一事が万事そんなことの繰り返し

そこには驚きの展開もないし
ホロリと啼かせる仕掛けも無い
ただただバカバカしい、
でもなんだろうな
このバカバカしさが良かったりする


最近は色々考えると
がんじがらめで
これを言うとあちらに角が立ち
これを引っ込めると
それで傷つく人が居る・・・
なんとも厄介な世の中
だからそんな深読みを取っ払って
とことんやってくれてるこの映画に
癒されていたりするのだ



不思議な映画体験


★100点満点で75点


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映画「ゼロ・ダーク・サーティ 」出色の出来。それでもまだ、よく分からない

2013-03-06 23:01:46 | ミニシアター系映画
映画「ゼロ・ダーク・サーティ 」★★★★
ジェシカ・チャステイン、ジェイソン・クラーク
ジョエル・エドガートン、ジェニファー・イーリー
マーク・ストロング、カイル・チャンドラー
エドガー・ラミレス出演

キャスリン・ビグロー監督、
131分、2013年2月15日より全国公開
2012,アメリカ,ギャガ
(原題/原作:ZERO DARK THIRTY )





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「アカデミー賞に5部門でノミネートされたが
主要賞は逃した、この作品、
作品賞の『アルゴ』とどこが違うのか?
作りはほぼ同じだけれど
この映画の後味の悪さが
『アルゴ』のエンタメ性の高さが大きく違う、
やはりアカデミーはエンタメ要素が勝るのか」



2001年9月11日からその日まで
当初は熱いまなざしに包まれ
次第に熱狂は
オサマ・ビンラディンを探すことから
もっと冷静に「テロ」とどう向き合うかに
移っていったように思う、
これはまさに自分達も
同じ時の経過を経験している。



2011年5月2日オサマ・ビンラディン暗殺。
その経過は詳しく語られず
暗殺という結末で
あっという間に蓋をされた印象があった。


あれほどの事件は、
たったひとりで行われたわけではない
だから10年経過する中で
対抗する対象が
あいまいになっていたことは確かだ、
だからあの日
その事実が世界を駆け巡ったが
自分達にとっては
半ば既に終わった事件だった。



主人公はCIA情報分析官のマヤ(ジェシカ・チャステイン)、
僅かな情報をつなぎ合わせて
オサマ・ビンラディンの居場所を
狭めていく、
彼女の狂気ともとれる熱意は
周囲も黙らせる程の迫力があった、
そんなふうに自分を懸けられる
仕事を見つけることの幸せと
不幸を画面から感じ取る。



襲撃作戦は緊迫感に溢れて
見ていてドキドキした、
息が詰まるってこういうことだ、
めったにない体験
映画に触れられる幸せ。



そして彼女は基地で袋に入った
ターゲットを見つめる
一瞬だけ
そして目をそらす
勝利の無い結末
虚しくてやりきれない
本当はこんなことじゃなかったのだ
でもこの結末が無ければ終われない。



★100点満点で80点


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映画「マリーゴールド・ホテルで会いましょう 」夢と現実は違うけれど、願わないと進まない

2013-02-09 08:22:06 | ミニシアター系映画
映画「マリーゴールド・ホテルで会いましょう 」★★★★オススメ
ジュディ・デンチ、ビル・ナイ、
デヴ・パテル、トム・ウィルキンソン、
マギー・スミス出演

ジョン・マッデン監督、
124分、2013年2月1日より全国公開
2011,イギリス、アメリカ、アラブ首長国連邦,20世紀フォックス
(原題/原作:THE BEST EXOTIC MARIGOLD HOTEL)





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「劇場で予告を見てから
楽しみにしていた映画、
世に言う人生も終わりに近づいた世代が
自分らしく生きようと選んだのが
ネットで見つけたインドの豪華ホテル、
果たして彼らに何が待っているのか」



ネットや雑誌で見る画像や写真
そして魅力的なキャプションは
頭の中のイメージを膨らませてくれるが
実際に行ってみると
ほとんどの場合30%オフって感じ、
悪くすると「全然違う」ってことも。



色んな事情で集まった男女6人、
たどり着いたのは
まだ改装中のボロホテル、
彼らの驚いた顔は
見てるこっちとしては予定通り
さてこの後どんなことが起こるか。



見て感じたのは
どんな状況でも楽しもうと
気持ちを切り替えられるかが
鍵のようだ

分かっていてもなかなか出来ない、
でもそういう心持で
色んなことに対処するかどうかで
もっと快適に過ごせるヒントにはなる。


ジュディ・デンチ演じる未亡人は
しばし結婚生活を嘆くが
インドに来てからは気持ちをパッと切り替え
初めての仕事もゲットする。

かくして彼らは凄いカルチャー・ショックの後
どんなふうに過ごしていくのか・・・、
映画は優しいエンディングとなるが
現実はもっと厳しいだろうなと
誰もが思うはず
でもこれで良かったと思う

どこかに希望がなければ
そんなの新聞やTVのニュースで見られるからね。


続編も作られるようだ、
「スラム・ドッグ・ミリオネア」で
生真面目な青年を演じていたデヴ・パテルも
胡散臭くも情熱を持った青年を演じて
彼らの「その後」も見たいと思った。


煮詰まったらインドへ行け!
って言ったか言わないか知らないが
日本の日常を吹っ飛ばす強烈なものは
確かにあるな。


★100点満点で80点



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映画「もうひとりのシェイクスピア」大胆な発想に基づく、まさに映画世界

2012-12-27 18:13:44 | ミニシアター系映画
映画「もうひとりのシェイクスピア」★★★★
リス・エヴァンス、ヴァネッサ・レッドグレイヴ、
ジョエリー・リチャードソン、デヴィッド・シューリス、
ゼイヴィア・サミュエル、セバスチャン・アルメストロ出演

ローランド・エメリッヒ監督、
129分、2012年12月22日より全国にて公開
2011,イギリス、ドイツ,ファントム・フィルム
(原題/原作:ANONYMOUS)





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「シェイクスピアは別に居た!
大胆な仮説に基づいて
サスペンスあり、憎悪や嫉妬といった
人間の心理を巧みに描いた作品、
描かれたイギリス貴族の暮らしには
羨ましいと思える要素が全く無いのが笑える」



誰もがその名を知るシェイクスピア
世紀を超えて読み継がれ
演じ続けられている作品を残したのが
実は実在のシェイクスピアに名を借りた
第17代オックスフォード伯爵エドワード・ド・ヴィアである、
この映画はそんな仮説を基に
当時の風俗を描いていて
仮説が立証される部分も面白かったが
当時の生活の様子も結構見どころがあった。



16世紀末、エリザベス朝――。
人々は栄華を享受し
演劇も貴族はもとより大衆からも
広く支持され、大きな劇場が建設された、
しかし、芝居を忌み嫌う
エリザベス一世の宰相である
ウィリアム・セシル(デヴィッド・シューリス)は
兵士を率いて芝居の中止をさせるなど
女王を超える権力を持ち
そのことで表に立てない伯爵は
別人を作者に仕立てるが
その過程でとんだハプニングに見舞われる。



まさにお芝居の様な展開で
事実は小説よりも奇なり、

実在のシェイクスピアは役者であるが
まともに字も書けないなど
本当かどうか今では分からないが
小説の内容では宮廷や上流階級に精通し
幅広い知識を持たない限り
書けないことは明白だが
それを無学の役者に出来たのか・・・、
このあたりは納得しないでもない仮説だ。


でもこの映画の驚きは
伯爵を演じるリス・エヴァンスの
まさに深みのある演技と
なんとなんと「インディペンデンス・デイ」など
大型予算で派手な映画を撮っていた
ローランド・エメリッヒが監督しているという点だ

この事実を見ると
傑作は奇跡のように生みだされたのかもしれないし
やはり事実を気にすることよりも
残されたものや
作りだされた新しい映画を楽しむ
それに徹したいものだ。

映画は面白かった。

★100点満点で80点


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ローランド・エメリッヒ監督
スペースノア Das Arche Noah Prinzip (1983年) 監督・脚本
MOON44 Moon 44 (1990年) 監督・脚本・製作
ユニバーサル・ソルジャー Universal Soldier (1992年) 監督
スターゲイト Stargate (1994年) 監督・脚本
インデペンデンス・デイ Independence Day (1996年) 監督・脚本・製作総指揮、アカデミー視覚効果賞受賞
GODZILLA Godzilla (1998年) 監督・脚本・原案・製作総指揮
パトリオット The Patriot (2000年) 監督・製作総指揮
スパイダー パニック! Eight Legged Freaks (2002年) 製作総指揮
デイ・アフター・トゥモロー The Day After Tomorrow (2004年) 監督・脚本・原作・製作
紀元前1万年 10000 BC (2008年) 監督・脚本・製作
2012 2012 (2009年) 監督・脚本・製作総指揮
もうひとりのシェイクスピア Anonymous (2011年) 監督・製作

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