走快エイトの気まぐれ人生

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消防団の意義とは?

2010年12月29日 21時57分58秒 | 消防団
最近、消防団関係の方数名が私のツイッターをフォローし始めて下さいました。このことは、消防団員の一人として、とても光栄に思っています。そこで、私の呟きを見てくださっている皆さんに敬意を表し、これまで20年間続けてきた消防団について、私なりの考えを述べたいと思います。

まず、最初にご了承願いたいのですが、これは千葉県の片田舎にある消防団員である私の個人的な考えや意見であるということです。我が分団や我が町、ひいては全国にある消防団の統一的な見解ではありませんので、こんな考えや意見を持つオヤジもいるのかくらいにお考え下さい。

私が入団した経緯を述べますと、平成2年当時、私の住む田舎町では新興住宅地を除く地域では、長男は半強制的に消防団に入ることが暗黙の了解とされていました。私の住む地域では、子ども会はあっても青年団はなく、ある意味では消防団が青年団の役目をしていたようです。

18歳以上で、学生でなければ消防団への勧誘対象となります。昔でしたら10年もすれば分団長となり、その後に退団が可能でした。しかし、平成10年頃からは、若い人が少ない上、仕事で町を出て行く方が増え、新入団員の確保が困難となってきて、団員の平均年齢がかなり上がりました。

日本全体を見れば、女性の消防団員や、一度退団したOBによる再入団など、様々な人員確保の工夫がされているようです。しかし、我が町では財政的な問題もあり、各分団の人員を15名から12名に削減するなど、消極的な政策がとられています。もし、大災害が襲ったら大被害が予想されます。

プロの消防署職員は、様々な装備を駆使し、高度な消火・救助方法が可能です。しかし、それを補助する消防団員となると、貧弱な装備と知識不足、経験不足、意識の低さが問題だと思います。
また、生活していくには自分の仕事が大切なので、消防団活動に参加するのも大変な方が多いです。

多分、引越しを伴う転勤が無い限り、私はこの先も消防団を続けていくと思います。出来れば、若手にこの機会を譲りたいのですが、引き継いでくれる方がいない上、参加機会が多い私は、我が分団や本部の皆さんからも、必要とされているとようです。殆ど顔を出さない幽霊団員の扱いもう頭痛の種です。

また、夜警をさぼって居酒屋で飲んでいるところ、夜警を終えた参加者と店で鉢合わせた団員もいます。普段は全く参加しないのに、活動後に懇親会をする行事の時に限ってお酒の匂いを嗅ぎ付けてくるのか、ひょっこり顔を出す輩(やから)さえおり、全く社会人としても失格だと思います。

最後に、私が考える消防団の意義ですが、それは火を消したり災害復旧などに関わるだけでなく、地域の繋がりの要になることだと思います。子どもから見ても、立派な大人と思われるような、人格もともなった消防人になりたいものです。我が分団の長老として、後輩の教育にも精進したいです。

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1 コメント

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Unknown (鈴木)
2011-02-13 01:51:46
消防団の必要性はたしかに理解できるのですが、なかなかサラリーマンをしていると平日は参加できないんですよね。地元に住んでいても、遠距離通勤していて、参加したくても参加できないというのが最近の若者の現状ではないでしょうか。
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