焼鳥 鳥せい
さいたま市浦和区常盤9-13-5
TEL 048-711-8025
定休日 不定休
北浦和駅西口より南へ徒歩約4分、住宅街の中にある当店は
2016年1月5日オープンだからまる5年経過した高級焼鳥店だ。
意匠はシンプルモダンのお洒落な外観でとても焼鳥屋さんとは思えない雰囲気のあるお店だ。
以前、車で当店を探したがとうとうわからなかったくらい、隠れ家的な造りになっている。
店内に入ると天井は高く、ますます焼鳥屋とは思えない空気が流れている。
コロナ対策もかなり徹底していて検温器もサーマルカメラ方式の高級なものを使っていた。
店内は和の中に洋の香りがする素敵なお店だ。
大きく3つのゾーニングになりカウンター席14席、テーブル席少々、
間仕切り部屋3部屋に掘りごたつ式の個室1室で全部で46席ある。
カウンターの目の前では料理人の所作をじっくり見ることができるオープンキッチンカウンター。
ナチュラルな木の風合いを生かしたカウンター席はとても高級感のある趣きがあっていい感じだ。
又、コロナウイルス拡散防止の仕切りも障子風でお金をかけている。
当店で働いている人は若い男性ばかりで5人も居て、しかも動きがきびきびしていて気持ちが良い。
焼師の背中には備長炭をおこすうちわがとても粋だ。
これが当店の昼のメニューだ。
コース料理で色彩コース2,480円、焼鳥が5本ついている。
オーソドックスな逸品料理10種、
6種の御膳(鶏ユッケジャン、カツ卵とじ、鳥南蛮、チキンカツ、もも焼き)、
2種の鍋(鳥すき焼、水炊き)、こだわり卵の親子丼、銘柄鶏の唐揚げ御膳、
そして高級焼鳥店が作る鶏の旨みが凝縮された絶品ラーメン(鶏出汁そばと鶏白湯そば)という
鶏をベースにした幅広いラインアップ。
因みに夜のコース料理は3,500円~7,500円だそうだ。
この日は晴天の中、運動不足解消のため歩いてここまで来たので
喉を潤すため軽く一杯ビールを飲みたいと思ったら
カウンターの上に気になるグラスビールの紹介があったので
美味しさを探求した限定醸造ビール「白穂乃香」をオーダーした。
華やか、まろやか、そして上質で上品なうまみ。
さすがオリジナルビールはちょっと味が違っていた。
そしてビールのつまみに軟骨の唐揚げ550円も注文。
唐揚げが6ヶもあり、軟骨のコリコリした食感を楽しみながらビールをキューッと飲む。
最高!最高!ここには小さな幸せがあった。
これが念願の鶏出汁そば塩850円。
塩以外に醤油もある。
着丼して見ると第一印象は美しい。
鶏の旨味とすっきりしてコク深い味わいの上品なスープ。
麺は浅草開化樓の細打ちストレート麺を使用。
そこにもも肉、むね肉2種のチャーシュー、味玉、メンマに青ネギをトッピング。
最近塩分を控えめにしているせいか、ちょっと塩気が強かったが、
やはり高級焼鳥店の渾身の作品だけに素晴らしいらーめんであった。
高級焼鳥店だけにテーブル上に置いてある串入れ、各調味料の器もおしゃれでイイものを使っている。
冒頭に書いたが、ご覧のように左の建物が鳥せいさんだとはわかりずらい。
車で来ると住宅と勘違いして2回通り過ぎてしまったのも頷ける店だ。
蛇足になりますが鳥せいさんは近々、南青山に姉妹店「いち鳥」をオープンするそうだ。