祇園 権兵衛
京都市東山区祇園町北側254
TEL 075-561-3350
定休日 木曜日
祇園権兵衛は祇園四条通りから切り通しを北に少し入ると左側にある。
またCMや映画撮影などでよく使われる祇園白川の巽橋(たつみばし)へと真っすぐ続く。
大きな赤い提灯にもあるように当店は、そば・うどん・丼ものが有名。
当店の歴史は古く(京都の中ではそう言わないかもしれない)
1927年オープン、95年の歴史を誇っている。
店の造りも町屋造りで京都らしさを楽しめる古風な佇まいだ。
当店は戦前の雰囲気がまだ残っていて、
南座の役者さん、舞妓芸妓さんの間でも長い間親しまれている。
席は3タイプでテーブル9席、小上り席58席、座敷席18席もある。
メニューを見ると京都らしいものが並んでいる。
けいらん、志っぽく、のっぺ、鳥、親子、鴨、南蛮もなんばの名称。
あなごそばも珍しい。
丼ものではなんといっても、はも丼。
それに木のは丼とはどんな丼ぶりだろう。
お値段のことを舌代と表現。
ざるそばが1,100円と結構高めのCPだ。
スミダマンは日本一旨いと言われている親子丼(1,700円)を迷わず注文。
卵がふわっふわのとろっとろなんです。
それがぷりぷりの鶏肉と絡み合って極上のハーモニーを奏でている。
出汁の旨味もしっかりしていて美味しい。
日本一と言われるのがわかるような気がした絶品でした。
相方はやはり京都人が大好物というけいらん(1,100円)を注文。
けいらんは京都人のソウルフードと言われ、関東で言う玉子とじうどん。
大女将曰く「玉子があんの中に散るさまが湯葉のように見えると腕がいいって言われるのよ。」
また、「やわらかい京都のうどんは出汁があってのもの。
出汁に絡みやすい舌触りを考えます。」と店主は言う。
お出汁にひたる白身の淡味、これがわかるようになったら京都通と言われている。
権兵衛さんに到着した時は運よく並ばずに入れたが、
1時間後の権兵衛さんはご覧のようなウエイティング状態。
この時間は13:47ですから、いかに人気店かわかる。