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スミダマンのほのぼの奮戦記

~グルメ・旅・仕事・自然・地域~あらゆる出来事をフラッシュバック。

浦和エリア旨い店シリーズ ~番外編285~

2019-12-12 06:18:32 | 食~番外編(県外)

十割そば処 そば五郎

秋田県仙北市田沢湖生保内字水尻59-40田沢湖

TEL 0187-43-3511

定休日 無休

http://www.tsurunoyu.com/sobagoro.html

田沢湖駅前にある駅前物産館「市」の中にある

10割そばとラーメンを売りにしているお店だ。

旧古民家を移築して2006年4月にオープンした。

駅前広場はガランとしている中でこの建物の存在感は抜群だ。

店内はテーブル席18席、カウンター席5席とこじんまりした大きさだが、

その中で旧家の名残がけっこう見られる。

襖絵は修復して使用され、田沢の風景が描かれている。

これが当店の通常メニュー。

特に目立つのが本日のラーメン時価というもの。

ラーメンの時価とは初めて見た。

その理由は創作ラーメンをたまにやるのでその都度価格が変わるそうだ。

鶏ガラ醤油味だったり、たまに味噌、

豚骨太麺だったり細麺だったり、

日にちによって太麺もやし山の次郎系ラーメンだったりだ。

ラーメンに関してはずいぶん気まぐれな店だな!

壁には白板、貼り紙などで随分乱雑にメニューが書かれている。

本日の天ぷらは仙北市産の椎茸、紫芋、甘辛辛子に海老で4品盛り合せ600円。

汁なしラーメン醤油味が並盛700円、大盛り800円、特盛900円。

そば屋の限定中華そば、本日の醤油らあめんが700円。

がっつり五郎800円は辛油鶏つけ蕎麦で秋田で一番早く提供するらしい。

又、そばの香りが美味を誘う名物そば茶プリン250円も食べてみたかった。

そしてポットにはダッタンそば茶がセルフで飲める。

グループのほとんど全員が限定サービス品とメニュー内容の多彩さ、

ネーミング力に負けて五郎セット1,000円を注文した。

ご覧の様に十割もりそばにとり炊き込みご飯。

だし巻きたまごにエビ天が1本付いている。

ここの十割地蕎麦は田沢湖産の地蕎麦と県外産を

半分にブレンドした蕎麦好みの十割蕎麦。

添加剤のない天然の味だそうだ。

つゆはカツオ節と昆布とかえしだけで作っている。

能書きの割には残念ながらそのこだわりがいまいち伝わってこなかった。

こちらは比内地鶏せいろ1,000円。

当店の売りはそばのコシが最高、お値段リーズナブル、

出汁も美味しくそば湯も旨いとのことです。

ここの物産館には限られたスペースの中で様々なものが売られている。

たとえば秋田の米あきたこまち、そば粉、西明寺栗、朝採れの新鮮野菜。

なんといわなセットまで。

このコーナーは酒のダルマやさん。

地元のお母さんのお漬物、地元の銘酒の利き酒もできる。

秋田の方言はかなりの訛りでほとんどわからないが

その言葉の響きは東北の生活感が伝わってきて好きだナー。

・いっぺやらねが おらえさあべ(一杯やらないか 我が家において)

・えぐきたな まんず ねまれ(よく来たね まず座って)

・あまり んめくて どでしたべ(とっても美味しくて びっくりしたでしょ)

・まだ こちさきたら なでかでよれよ(また近くに来たら必ず寄ってね)

 


浦和エリア旨い店シリーズ ~番外編282~

2019-11-30 06:33:10 | 食~番外編(県外)

川魚料理 林家

群馬県邑楽郡板倉町板倉2337

TEL 0276-82-0031

定休日 不定休

雷電神社の参道、鳥居の前にある2軒の川魚料理店の内の1軒。

ご覧のように昭和レトロな雰囲気が色濃く漂う店構えだ。

田舎の街並みにすっかり溶け込んで自分的にはググーッと来ましたネ。

バスの駐車場の都合で入店したのは店の裏側。

木々が繁った裏庭を通って入った為、

正直あまりの田舎チックさにビックリした。

壁には手書きの筆文字で、うなぎ、なまず、こいこく、鯉のあらい、

天ぷらと川魚料理の定番品書きが書かれてあった。

これは完全にカントリーワールドの世界だ。

店の中に入ってさらにビックリ。

コンクリートの土間にレトロな机

(テーブルという表現よりは机と言った方が似合う)

椅子はパイプ椅子だ。

壁にはうなぎのポスターが乱雑に貼ってあり、

古い扇風機があるのも良い。

葛飾柴又にある寅さんの店「とらや」よりもインパクトは強い(笑)

これが川魚料理のフルコース。

なまずの天ぷらに鯉のあらい、それと小魚の甘露煮、

酢の物、煮野菜が付いてくる。

それに当然うな重と肝吸いが加わる。

最高のラインアップだ。

やはり田舎料理は郷愁を誘う何かがある。

大げさに言えばこれが日本の食文化だ。

うな重は見ての通り白っぽく仕上がっている。

おそらく白焼きを一回だけタレ付けして焼いたのでは?

味も浦和の蒲焼と違ってとてもアッサリ系。

でもこれはこれで旨いんだナー。

鰻の素地の味が直に伝わってきて

これもありかナーと感じさせた逸品だ。

肝吸いも浦和と違っていろいろ具を多くしてある。

所変われば品変わると言いますが、鰻の蒲焼も色々あるのですネー。

とても良い神社、とても良いうなぎ屋さんを知って幸せ気分になりました。

 


浦和エリア旨い店シリーズ ~番外編275~

2019-10-21 06:18:05 | 食~番外編(県外)

黒船亭

横須賀市久里浜8-17-5

TEL 046-835-0241

無休

東京湾フェリー久里浜港ターミナルの構内にあるバス団体客専用の魚介料理・海鮮料理店。

どうやら個人では利用できないらしい。本当かしら?

2日間お世話になった若いガイドさんが写ってしまったので失礼。

当店は130名も入れる。

団体、会食、パーティの予約営業をしている。

価格はリーズナブルな設定らしい。

三崎まぐろや新鮮な地魚を使用した料理が自慢との事。

これが到着した時にすでに並べられてあった料理。

まず一見してボリュームが多くメニューも多彩。

鯛のシャブシャブに地魚の刺身、、さざえのつぼ焼きに天ぷら、3貫の握り寿司に

その上炊き込みごはんまである。

入店前の門構え、すでにセットされていたのを見て

正直味はたいしたことないナと思ったが、この予想を裏切って味はグットだ。

おそらくバスガイドさんが到着時間を事前に連絡して、

それを受けて配膳したのだろう。

これで一体いくらのランチセットなのだろう。

ここはオススメできる店だ。

ここは久里浜港、幕末に黒船ペリーが来航した地だ。

ここ久里浜から千葉県の金谷港へフェリーが出ている港だが、

夜中の台風15号通過の為か車は一台もない。

運行が中止になっているのだろう。

我々もまさかここから浦和迄バスで7時間半もかかるとは想像もしていなかった。

首都高が横須賀から横浜の先まで通行止めで主たる目的の防衛大学校の視察もできず、

夜中の暴風雨で夜は眠れず、このシリーズの冒頭で書いた

「行きは良い良い、帰りは怖い」とは、こういうことだったのです。

 

 


浦和エリア旨い店シリーズ ~番外編274~

2019-10-17 06:21:59 | 食~番外編(県外)

中国上海料理 四五六菜館(シゴロクサイカン)新館

横浜市中区山下町166番地(中華街内)

TEL 045-664-4569

https://www.456saikan.jp/

横浜中華街、関帝廟前にある上海料理の当店。本館は昭和36年の創業。

他に伝統を味わう本館は市場通りに、

又2016-12-7付の番外編129でアップした別館は善隣門前にあり、

ここでは旬を楽しむことができる。

GIFT SHOPとしての土産館は市場通りにある。

当店では小菜・飲茶が楽しむことができる。

1990年にオープンした当新館は席数182席もあり、和様個室も完備されている。

小菜・飲茶をコンセプトに女性にやさしいメニューやお店づくりを目指している。

小さなお子様連れでも安心して利用できるベンチシートや

年配者にも優しい高座椅子も用意している。

本日のコースは上海コース 3,000円(税別)

これは本日の前菜

海老のチリソース・マヨネーズソース

当店の盛り付けは上品で美しい。

鶏の唐揚げ

ちょっと少なめに見えるのは既に数個食べてしまった為。

白身魚の甘酢 ニンニク風味

細かく切った赤・黒・緑の薬味が彩りのアクセントになっている。

四五六シューマイ

牛肉のオイスターソース

フカヒレスープ

麻婆豆腐

五目炒飯

杏仁豆腐

 


浦和エリア旨い店シリーズ ~番外編263~

2019-07-19 08:41:06 | 食~番外編(県外)

そば処(上三衣きずけの郷) 蕎粋庵(きょうすいあん)

栃木県日光市今市733-1

(日光街道ニコニコ本陣 商業施設内)

TEL 0288-25-5778

定休日 第3火曜日(変動あり)

https://www.nikko-honjin.jp

2015年4月27日にグランドオープンした道の駅

「日光街道ニコニコ本陣」は全国でも非常に珍しい

市街地にある道の駅で、その中に入店している蕎麦屋さん。

店内はテーブル席と小上り席、合わせて40席ある。

日光のそば粉と湧水を使用した腰のある

二八手打ち蕎麦を堪能できる蕎麦屋さんだ。

壁には浦和エリアではお目にかかれない

熊南蛮そば、炭そば合せ、ちたけそば、葉わさびそばなどの

大きな木板のメニューが掛かっていた。

厨房内は広く清潔そう。

その中で皆同じグリーンのシャツを着た店員が

この写真の中だけでも6人も働いている。

これが当店のメニュー。

皆写真付きでワンコメントが付いている。

その上、英語での説明文まで付いている。

日光はさすが国際観光都市、

外国人のお客も多く来るのだろう。

その文章を1つ紹介してみましょう。

冷かけとろろそば 1,150円

(とろろと温泉卵のマイルドなのどごしをお楽しみください)

Please enjoy mild going down

theat of Greated yam paste and Egg

boiled in hot spring.

一通り目を通して閃いたのが、この

「葉わさびそば」 850円

日光の特産、葉わさびのスキッとした

辛味をお楽しみ下さい。

Please enjoy retreshing taste of

Leaves wasabi.

鼻に抜けるワサビの香りが病みつきになりそうな味だ。

これは絶対にオススメの逸品だ。

もうちょっと食べたくなったので相方とシェアして

天ぷらの盛り合せを追加注文(850円)。

四季折々の山の食材を盛り合せいたします。

Assortment of each season

mountain food ingredients.

1~2ヶ食べた後に撮ってしまったので実際はもっと多い。

日光ひたしそばのオススメの召し上がり方。

つゆが温で1,150円(かき揚げとおそばを

つゆに浸してお召し上がり下さい。)

当店にはこれ以外にも興味をそそるメニューがあり、

機会があったらもう一度来たいお店だ。


浦和エリア旨い店シリーズ ~番外編259~

2019-06-22 06:06:47 | 食~番外編(県外)

しら河別邸日本料理 大森

名古屋市中区三の丸1-1-1 名古屋能楽堂内

TEL 052-218-2220

年中無休 夜は予約のみ 9:00~21:00

名古屋正門前に平成9年3月に完成した名古屋能楽堂内の建物の中にある当館は

浄心本店をはじめ市内に5店舗を有し、

多彩な名古屋独自の味を堪能できる日本料理店だ。

入口の所にあった看板には「お昼しませんか、能楽堂で。」

当店とは旬を味わう、粋に味わう、名城の袂。

能楽の懐にこの店あり。

唯一無二の香り髙き日本文化の上質空間の中で尾張の名工が醸し出す

多彩な名古屋独自の味が堪能できる。

お昼のお食事メニューは7種、御膳メニューが並び、

一番安いので1,620円からだ。

重厚で洗練された中にもゆったりとくつろげる感じの店造りだ。

店内は意外に広く、テーブル席54席、

部屋テーブル個室11部屋、全140席もある。

しかも全館バリアフリー仕様になっているとか。

今回はグルメツアーということで、ひつまぶし御膳3,240円だ。

もちろん数ある名古屋めしの中でひつまぶしは代表的な料理だ。

しら河のこだわりは素材への目利き、割きの技術、焼きの勘、

そして味を守り作る情熱。

その職人気質が生み出す逸品ということで食するのがとても楽しみだ。

一度で三通りの食べ方が楽しめるのがひつまぶしの楽しさ。

一膳目はそのままで食べる。

二膳目はお好みの薬味(わさび・のり・山椒など)を添えて食べる。

三膳目はお好みの薬味を添え、温めたお出汁をかけ、お茶漬けで。

それに茶碗蒸しとデザート付。

ところで当店のおもしろい情報を聞いた。

毎年2月3日、年に一度女将が和の仮装で皆様をお迎えするお化けの日。

いったいどんなのか一度見てみたいものだ。

店内の奥のコーナーにひときわ目立った存在感のある屏風が飾られてあった。

これは式年遷宮記念神宮美術館特別展

光~歌会始御題によせて~の出品作品だ。

日本画とステンドグラスの融合した硝子アート。

作者は硝子アート作家、藤田光子の作品だ。

世界最大の名古屋能楽で幽玄の世界に触れる。

直線の屋根が美しい、日本建築様式の優美な外観。

総木曽檜造りの能舞台と日本最大級を誇る630席の観客席。

世界遺産の能・狂言をはじめ、国際会議や様々な催しにも利用されている。


浦和エリア旨い店シリーズ ~番外編258~

2019-06-15 06:54:12 | 食~番外編(県外)

松阪 まるよし 松ヶ島店

三重県松阪市松ヶ島町445-1

TEL 0598-51-0404

定休日 火曜日(祝日は営業) 営業時間 10:00~15:00

https://www.matsusakaushi.co.jp/

「まるよし」さんは松阪牛の専門店。

創業は昭和36年で50有余年の歴史を有する。

現在、昭和52年に開店した当店(松ヶ島店)を含めて3店舗ある。

当店はロードサイド店の為バス3台を含む30台も置ける駐車場がある。

入口には髙級な松阪牛の専門店なのに、

ファミリーレストランのようなショーケースがある。

肉鍋980円を除けば他は皆数千円の値段。

このギャップがおもしろい。

当店の信念は「松阪牛を髙嶺の花にせず、最も美味しくお値段も大衆的に…」

このショーケースはその信念の一つの表現か?

他のショーケースには松阪牛に関する生産者、

買参者などを色分けした帽子が展示してあった。

当店は単なる松阪牛のレストランだけではなく、

松阪牛に関する情報を発信している店だった。

店内は広く、衝立で仕切られていて半個室化した造りに成っている。

全部で収容人数が115名とかなりの大型店で

団体客の受け入れ体制ができる店だ。

サブコンセプトとして武者小路実篤の

「この道より我が生かす道なし、この道を歩く」

をモットーにもしているとか。

店が大きいだけ厨房も大きく取っていた。

今や地方レストランの料理人の作業服もファッショナブルになって

白のシャツと黒のエプロン、そしてお洒落な黒いキャップを

かぶっていたのがなんとも印象的であった。

ちゃんとした牛を出す店にはこの様に

松阪牛の個体識別番号が表示してある。

当然松阪牛は三重県産だが、国産黒毛和牛は鹿児島県産を使用している。

幹事の話では今回の旅は伊勢神宮参拝&グルメツアーと

称したので松阪牛は奮発して

特上陶楽焼(130g ロースと肩ロース)6,480円に

したと言っていた。

このメニューは当店のオリジナルメニューで

三重県の万古焼きの陶板を使用し、その遠赤外線の効果により

お肉、野菜をふっくら焼き、当店自家製ダレで食す。

この写真を見てもわかるように、松阪牛は肉の芸術品の

異名を持つ霜降り肉になっているのが特徴だ。

これが当店のメニュー。

レストランでお手頃な価格でおいしいお肉を

当店の職人の目利きでおいしさを提供するとは言っているが、

やはり髙級牛.松阪牛の料理はどれも簡単には行けない価格だ。

尚、松阪では生きている牛を「まつさかうし」

牛肉のことを「まつさかぎゅう」と言うと

バスガイドさんが説明していた。

当店では様々なオリジナル商品、精肉も販売していた。

松阪牛すじ煮、松阪牛ビーフシチュー、松阪牛ビーフカレー、

松阪牛しぐれ煮(2015年三重セレクション選定品)、

松阪牛味噌漬け、松阪牛ビーフチップス、松阪牛肉みそ、

ステーキ肉、すきやき肉等々。

松阪牛とは但馬牛の他、全国各地から黒毛和牛種の子牛を買い入れ、

三重県松阪市及びその近郊で肥育された牛のことを言う。

品種としての呼称ではない。

日本三大和牛の1つと言われ、他に神戸牛、米沢牛を指しているが、

他に近江牛、前沢牛を入れることもあり、

公式には決まってないそうだ。

この松阪牛がなぜ有名になったかと言うと、

大正から昭和初期にかけて伊勢神宮への参路経路にある松阪には

多くの参宮客が訪れ、松阪の名を世に広めた所にあるとの事。

市内には通称「金銀」と言って

明治11年に松田金兵衛が創業した「和田金」、

明治35年に小林銀蔵が開業した「牛銀本店」が有名店としてある。

こちらがまるよし鎌田本店。

こちらは精肉店を中心にレストランがある。

松阪市に入る前のトイレタイムで寄った

桑名のサービスエリアにあった串焼き屋さん。

「その手は桑名の焼き蛤」という言葉で有名な桑名名物焼きはまぐり。

こんな大きな実の蛤は久しぶりに食べた。

歯ごたえがあってこれはイケたナー。


浦和エリア旨い店シリーズ ~番外編254~

2019-05-18 05:34:01 | 食~番外編(県外)

本舗 丹次亭

群馬県渋川市伊香保町水沢192

TEL 0279-72-3739

定休日 火曜日

営業時間 AM8:30~PM5:00

駐車場 収容台数60台と大型バス専用レーンも

http://shop.tanjitei.com/

水沢寺の近く、通称「水沢うどん街道」といわれる通りに13軒のうどん屋がある。

水沢うどんは、香川の讃岐うどん、秋田の稲庭うどんと並んで日本3大うどん1つと言われ、

ツルツルっとした食感の良さとコシが命、やや太めに切りそろえられた麺が特徴だ。

(2017-10-18付ブログ 大澤屋参照)

今回訪問したのは丹次亭さん。

実は当店は当社顧問税理士で約10年程前に突然、東京湾の屋台船で倒れ

亡くなった先生の実家だ。「近くに行ったら是非寄ってヨ」と

言われたことを思い出して行った。

当店は創業100余年という歴史があり、ゴールデンウィークということもあって

大変なウェイティング客、席に案内されるのに約30分も待った。

水沢うどんの由来は水沢観音に詣でる人ににとって参拝がてら手打ちの風味あるうどんを

口にすることがたのしみの1つとなって始まったと言われている。

店内は40名収容(4人×10席)のテーブル席と32名収容の座敷席3室と

我々が食した96名収容の(4人×24席)の大広間の3エリアである。

厨房の中は戦争状態。

多くの人が働く中で黒いTシャツにエプロンをしたガッチリした

男性の動きが気に成った。そうです、彼が亡き先生の甥の専務さん。

女性店員の話だと朝8時半から営業して現在4時までずーっと働きっぱなし。

疲れた!としみじみ語っていた。

お品書きは極めてシンプル。天ざるとざる、山菜付きの3種類。

逆に量が大・中・小と細かい。

メニューをよく見ると「うんどん」となっている。

うどんはうんどんの略語だそうだ。

ウェイティングで待ったが、さらにうんどんが出て来たのが注文して約30分後。

確かにうどんは茹でる時間がかかるがそれにしても待った。

おそらくすでに正常に作れるキャパシティを超えてしまっているのではないか。

天ざるうんどん(大盛り)1620円をオーダー。

丹次亭のうどんは俗に丹次うどん。

水沢観音うどんと言われ、その独特な風味が多くの人に愛されているとか。

良質の清水(名山榛名山麗の清水)を使い茹で上がるうどんは

透明感があり、コシも強い。出汁はあまり強くなく控え目だが

香りが良い。大盛りはうどんだけでなく天ぷらも1つい多い。

こちらはおみあげ・御贈答品として箱入りうんどん(半生、たれ、すりごま付)

も扱っている。1袋入りから9袋入りまで7種類ある。

これを毎年、中元歳暮として会計事務所からいただいているので

丹次亭のうどんは舌がその味を覚えている。

世の中でめでたきものはうどんそば

はじめつるつる(鶴々)あとでかめかめ(亀々)

 

 


浦和エリア旨い店シリーズ ~番外編253~

2019-05-17 06:23:54 | 食~番外編(県外)

草津ナウリゾートホテル 樹林ガーデン

群馬県吾妻郡草津町大字草津750

TEL 0279-88-5111

 

今迄、度々紹介している標髙1200Mの

マウンテンリゾートのナウリゾートホテルの玄関。

ここはベルツの森にたたずむ四季折々の自然に囲まれたリゾートスペースだ。

通常は朝食はマンションで、というのがこれ迄のスタイルだったが、

今回、ホテルのブレックファーストが食べたくなり「樹林ガーデン」へ。

何分、このホテルはアドリーム草津の隣にあり、歩いて1~2分で行ける為、

思いつきでこの様な行動ができるのがうれしい。

ここは朝7時からオープンし、最終入場が9時迄で

大人1600円、そして当ホテルのチラシを持参すると200円引きになる。

(ゴールデンウイーク200円、通常は400円引き)

このレストランは店名の通り、木々に囲まれた雰囲気が味わえ、

落ち着いた空間のビュッフェレストランで席は200席ある。

主には宿泊客の朝食会場なので浴衣客が居るのも草津温泉らしい。

和洋約40種のメニュー。

目の前で1つ1つ焼き上げるオムレツ。

このスタイルをとるホテル、旅館が最近増えてきている。

3種のスムージーが人気との事。

しかし受けた印象はインパクトが弱く、

これがナウリゾートのブレックファーストだという個性が

足らない様な気がする。

これが本日の私の朝食。

小分けに分かれたパレットは給食みたいであまり好きではない。

全体的に味はマアマアのレベルだ。

ホテルのエントランス正面にある大型暖炉のミニ版。

丸太を積み上げたデザインの暖炉で目を引く。

レストランの奥にデーンと置かれてあるグランドピアノ。

夜のバイキングディナーでは生演奏が弾かれるらしい。

その雰囲気を一度味わってみたいものだ。

樹林ガーデンの外にはナウリゾートホテルのジオラマ模型が飾られてあった。

そして隣にはアドリーム草津の模型も。

当ホテルとアドリーム草津は施設利用に関して提携を結んでいる。

ナウリゾートホテルの周りには他にリプレックス草津、

クルアート草津のリゾートマンションもある。

泉質主義 草津温泉、各旅館、ホテルの女将、女性従業員のポスター。

皆、黄色のお揃いの羽織を着ている迫力のあるポスターだ。

他の温泉地でも似たようなものを見たことがあるが、

これ程大勢の女将の居るポスターはあまり見ない。

これだけでも草津温泉が日本一の温泉かがわかる。


浦和エリア旨い店シリーズ ~番外編252~

2019-05-15 06:02:57 | 食~番外編(県外)

草津温泉 割烹 喜紫(きむら)

群馬県吾妻郡草津町大字草津154

TEL 0279-88-2248

定休日 水曜日

駐車場 数台有

http://www.kusatsu-kimura.com/

10日間という超長いゴールデンウィーク、行きつけの中華店龍燕の予約が取れず、

ネットで調べて見つけたのが当店。

開店して約20年、10年前にもらい火火事で建て替えて

再開したのが約10年前、草津では唯一の会席、

懐石割烹料理店だそうだ。知らなかったナー。

各所湯畑の程近くの閑静な場所にある落ち着いた

隠れ家的な料理屋さんだ。

写真に写っている女性が当店の若女将。

とても明るくサービス精神の旺盛な好感が持てる方だった。

当店の板前さんは、父親と婿さんがやっているとか。

当店はこじんまりとした店だが、随所に目が止まる

設えがされている。特に階段を登った

正面の壁は一面が間接照明でライトアップされた石庭のようで

素晴しい姿で目に訴えて来る。

当店は夜だけの営業(6:30~)で完全予約制に成っている。

通された部屋は約4畳半位の板の間の個室。

床の間には掛軸が飾られ、かわいらしい花が生けられていた。

小人数にはとても落ち着く居心地の良い空間が広がっていた。

当店は他にも6畳、10畳、大広間の部屋があり

全部で30席だそうだ。

稚鮎、うに豆腐、よもぎ麩の先付け。

当店は主人がひと手間ひと手間丁寧に作り上げた創作料理がウリだとか。

この先付けが出てきただけでそれが伝わって来た。

鯛、帆立、シマアジのお造り。

草津という山の奥の地でなんというお刺身の鮮度。

当店では上質の食材と空間で心ゆくまで至福のひとときが・・・。

なぜか、きゅうりと白菜とカブの漬物がサービスで出て来た。

こんな心遣いが嬉しい。

蛤のしんじょうのお椀。

器もなかなか素晴らしいものを使っている。

このお椀は特に絶品料理だ。

そして見た目にも美しい。

当店の夜のコースは5000円、8000円、12000円の

3コースがあり、このコースは5000円だ。

赤身のまぐろと赤海老の握り鮨のお凌ぎ。

空腹でビールを飲むと酔いが回ったり、胃がきゅっとなったり

するのを防ぐため、空腹を凌ぐために出るのがお凌ぎだ。

焼物、さわらの幽庵焼き。

さわらの上にのっているはかもじごぼう。

なんという包丁さばき。

これまた絶品が続く。

かぶの海老のそぼろあんかけの炊き合わせ。

上にのっているのは春の野草コゴミを真っ二つに切ったもの。

そしてかぶを正六面体に面取りした姿を見て下さい。

このかぶとコゴミを見て板長の心意気を感じてしまう。

新生姜の炊き込みご飯。

ほのかな生姜の香りが優しく主張した逸品中の逸品だ。

 

 

お腹の方もちょうど良い満腹感。

そして料理の間隔もちょうど良い。

まるで高級旅館で食事をしている感じだ。

素泊まりで夕食はこちらでという使い方にはピッタリのお店だ。

久し振りに草津で良い店を新発見したという喜びで一杯の夜だった。