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スミダマンのほのぼの奮戦記

~グルメ・旅・仕事・自然・地域~あらゆる出来事をフラッシュバック。

浦和エリア旨い店シリーズ ~番外編418~

2022-11-28 06:46:51 | 食~番外編(県外)

酒処 居酒屋 三四郎

群馬県吾妻郡草津町草津114-2

TEL 0279-88-2032

定休日 月曜日

営業時間 17:00~21:00

要予約

草津温泉には会社の保養所もあって数十回近く来ていると思うが、

こちらの三四郎さんには初訪問。

しかも草津に来たら必ず行く中華・龍燕の裏隣りで

以前から気にはなっていた居酒屋さんだ。

最近その三四郎が安くて美味しい人気店との噂を耳にして予約。

行ってきました。

ちなみに当店は開業37周年を迎えたとか。

店内の雰囲気はちょっと前の居酒屋さんといった感じで、

カウンター席と小上り席があり結構渋い。

午後5時の開店前に来て待っていたが、

すでに先客が来ていて外で並んでいた。

しばらくするとすぐ満席となり、予約のない客は皆断られていたのにはビックリ。

当店は予約必須の人気店であった。

カウンター席の奥にある厨房を盗み撮り。

どうやら年配のご夫婦と息子さん(?)の3人でこの日はやっていた。

店主は無口、奥さんは決して愛想の良い方ではない。

当店の人気は味の良さとCPの良さにあるようだ。

店の外に張り出されていたおしながき。

そして当店の名物・冬季限定のきりたんぽ鍋ときのこ鍋。

特にこのきのこ鍋は仕込みに時間がかかるため要予約とのこと。

残念ながら今回はそのことを知らず、頼むことができませんでした。

お通しはナスといんげんの煮物。

味が浸みたナスは深い味がして、これからの料理に期待感が膨らんだ。

大和芋磯辺揚げ(開業セール品)。

海苔に巻かれた長芋。

この手の料理、好きだナー。

居酒屋の定番メニュー、焼き鳥(国産もも肉)。

醤油味2人前(420円1人前)。

草津の夏の名物・高原野菜 幅広いんげん。

上品な甘い味噌だれが最高。

やはり旬の野菜はたまりませんネー。

本日のメインイベント、川魚のチャンピオン・鮎の塩焼き。

焼き具合もグッドで店主の腕の確かさが表れている。

続いて山奥の草津温泉の地でのサザエのつぼ焼き(佐渡産)。

山はきのこの産地。

その中でも舞茸は草津名物の1つだ。

舞茸天ぷら650円。

当店のトイレに達筆で書かれた迷文。

「急ぐとも心静かに手をそえて外にもらすな松茸のつゆ」。

映倫コードギリギリ、しかし風情を感じさせる。

また、小さな字で、しめじ、えのきも有るそうですって。

 


浦和エリア旨い店シリーズ ~番外編417~

2022-11-12 06:31:06 | 食~番外編(県外)

磯料理 一吉丸

神奈川県小田原市江之浦180

TEL 0485-29-0211

定休日 無休

完全予約制

R135号線、湯河原町と小田原市のほぼ中間、

江の浦港バス停を下った江の浦海水浴場の前に当店はある。

国道からは車がようやく1台通れるような細い曲がりくねった道でわかりづらい。

一吉丸さんは創業して70年という老舗の磯料理屋さんで写真の上が母屋(部屋は2階)、

下が離れ(2部屋)の民家で営業している。

そんな限られた座敷なので昼夜で各3組の完全予約制になっている。

今回は旅行同伴の知人がよく使っていて、

旨い魚が食べたいということで予約した次第。

こちらの座敷が予約した離れの部屋。

ここは全室個室のオーシャンビューで超美味の魚をいただきながら、

窓越しに相模湾を眺め、心地よい潮風に当たるという、

最高の贅沢な時間が堪能できる。

こちらはお通し2点。

もずくとマグロかカツオ(忘れた)の角煮。

いよいよ魚好きにはたまらない時間がスタートした。

最初からいきなり巨大な刺身の板盛が登場(3人前)。

圧巻のボリュームに一瞬息が止まってしまうほどだった。

相模湾で毎朝水揚げされる鮮度抜群の刺身料理がこれだ。

磯料理 一吉丸

それではわかる範囲で刺身の種類を紹介しましょう。

まず目玉の伊勢海老の活き造り(これはリクエスト)、

さざえの刺身、帆立、アジの活き造り、

センターに平目の活き造り(はじめは口がパクパク、尾がピクピク、生きていた)、

甘海老、カツオ、カンパチ、メジマグロ。

見事なラインアップです。

感動です。

こちらはトイレに行った時に撮った母屋の厨房風景。

当店は何と言ってもお造りと金目鯛のしゃぶしゃぶが有名な人気店だ。

ここで満足すぎる前半戦を終えて金目鯛のしゃぶしゃぶ後半戦に入る前に

前述した江の浦港の風景を紹介しましょう。

この港では定置網漁業、敷き網漁業、海面養殖業などが行われている。

さあ、メインイベントの金目鯛のしゃぶしゃぶ。

当然主役はキンメだが意外に脇役でも重要なのが長ネギ。

長ネギの投入するタイミングについて細かい指示があった。

もうこれはコメントは無理ですネ。

ただただマイウー!!で幸せの世界。

最後の〆のコーナーでまたまた贅沢な伊勢海老の味噌汁。

そして大〆の金目鯛のオジヤ。

もう最高の極地「結構毛だらけ猫灰だらけ」言うこと無し。

旨い!!

旨すぎ!!

デザート。

素朴だが〆にピッタシ。

一吉丸さん有難うございました。

また来ますネ。 

 

 

この日の番外編が県外、都内、県内合わせて417軒目になりました。 

先日の浦和エリア(浦和区、緑区、南区、桜区)の洋食屋が583軒目になります。

合わせてジャスト1000軒目を達成しました!!!

やったー!自分ながらよく食べ続けて来たものだと自画自賛。 

この記録がどこまでも続くか正直、最近自信が無くなってきました。 

そう気張らずにこれからは楽しく生きていこうと思う今日この頃です。

 

 

 


浦和エリア旨い店シリーズ ~番外編396~

2022-07-04 06:00:42 | 食~番外編(県外)

北海道らぁめん 伝丸 356号香取店

千葉県香取市北1-31-5

TEL 0120-355-529

水郷潮来のあやめまつりに行くつもりが、カーナビに水郷佐原あやめ祭を

セットしてしてしまったため大変遠回りになってしまった。

その道中のロードサイドにとても目立ったこの大看板を発見。

そのインパクトに引かれて入ってしまったのが当店です。

ロードサイド店としては店舗規模のわりに駐車場がばか広い。

場所は千葉県と茨城県の県境。

地主さんや大地主さんが多いのかもしれない。

因みに伝丸さんは静岡県(9店)を中心に東京(4店)神奈川(4店)

三重(4店)千葉(3店)埼玉でも1店営業展開している。

店内はボックス型テーブルを中心に余裕あるテーブル配置になっていて

ゆったりと食事を楽しめる。

当店の売りは三種の肉らーめんと称して「とろ肉」「大判豚」「特製チャーシュー」の

成熟味噌らーめんがあり、なんと650円(税別)と素晴らしいコストパフォーマンスだ。

伝丸餃子も3個180円と安い安い。

当店の注文方式のメインはタブレットシステムを採用している。

最近は人手不足、あるいは人件費の合理化のためか、

このシステム採用が増えてきているような気がする。

確かに慣れると便利だがアナログ人間の高齢者にはまだ抵抗感があるかもしれない。

当店は若干と言えども両方使いのところが好感が持てる。

客席のセンターエリアに厨房を設けるという、おもしろいゾーニングをしている。

思わずいつもの習慣でパチリをしてしまったが、

当店はチラッと見た感じ男性従業員の人数が多い。

壁一面大きく何かが書かれているので読んでみたら、スープのPRが書かれていた。

おそらくスープは自慢の逸品なのだろう。

当店の3つの旨さの秘密。

1)熟成味噌

仙台味噌、北海道味噌、さらにもろみを合わせ、甘みと旨みを最大限引き出している。

2)特製麺

強力粉と中力粉を独自のレシピで配合した特製麺。

パンチのあるスープを更に引き立てるそうだ。

3)三大肉

前述した伝丸三大こだわり肉を採用。

これが特製冷やしざるつけ麺968円(税込)。

タブレットの写真をよく見なかったため追加トッピングとして

味玉(110円)をオーダーしてしまい、玉子が2個になってしまった。

具材はなかなかのラインアップ。

かなりの味で結構いけました。

こちらは熟成味噌らーめん715円。

麺は、つけ麺と違って透明感があり、種類が違うのかも?

餃子6個で308円。

安いですヨネ。

コロナ禍で飲食店が大きく変化したものの1つがこのテイクアウトだ。

味噌らーめんも対象となっているのだからすごい。

 


浦和エリア旨い店シリーズ ~番外編325-Ⅱ~

2022-06-11 06:01:21 | 食~番外編(県外)

広東名菜 点心飲茶 菜香新館

横浜市中山区山下町192 中華街上海路

TEL 045-664-3155

定休日 第2火曜日

http://saikoh-shinkan.com/

2020-12-16付ブログ参照。

創業70余年。

当館は1988年5月21日オープン。

本格広東料理・飲茶・薬膳料理などの多彩な料理を

ゆったりとした空間で味わえるのが魅力の大型中華店で

大変人気がある評判のお店だ。

ロケーションは元町中華街駅から370m、徒歩3~4分のところにある。

当館は人気店のため予約が必要だと思い、

連絡したらゴールデンウィーク初日のこの日だけなんとか予約が取れた。

この日はあいにくの雨模様。

当館の予約が無ければ予定を変更したのだが・・・。

当館には中華街に詳しい業界人の紹介でフカヒレを食べに来て、

すっかり気に入り、また再訪した次第です。

当館はカジュアル、シック、和空間、モダン、チャイニーズと各階ごとに

テーマのある店内は軽い食事から宴会まで幅広く利用できる。

席数も454席という大型。

5階にあるティーラウンジ「清芳香」には約30種類の中国茶が揃い、

オリジナルスイーツと共に楽しむことができる。

ここ1階は72席ある飲茶フロア。

香港さながらの雰囲気の中、専門の技を見ながら50種類以上の

飲茶メニューが召し上がれる。

「菜香」は戦後間もない横浜の地で始まった。

中国・広東省出身の創業者夫妻がつくる温かな広東家庭料理の味が評判になり、

やがて行列のできる繁盛店となった。

スミダマンが通された2階(99名)のフロアーは、

とてもシックで大人な雰囲気のイイ感じ。

「菜香新館」は創業者夫妻の味を受け継ぐ一方、

広東料理、香港料理にその真髄を求め、かつ温故創新をモットーに飲茶を紹介するなど

広東料理の奥深さを届けている。

こちらのメニューは各コース料理メニュー。

特別な日の広東名菜コース10,000円、2013年開店25周年記念コース8,000円、

人気料理コース5,000円、飲茶コース3,500円。

こちらのメニューは点心とデザートメニュー。

特に点心の元祖海老のウエハース巻き揚げは絶品中の絶品で、

前回もおみやげで買って大好評を博した。

2個700円。

もう1つ変わったオリジナル商品として

菜香チャーシューメロンパン(数量限定)1個250円などもオススメか。

 

 

事前予約の時にできればオーダーもしてほしいと言われたので、

各コースの内容も分からず一番好評だという

精選人気料理コース5,000円を予約しておいた。

海踅三小石菜(くらげ入り季節の前菜三種)

蟹肉大生翅(かに肉入りふかひれスープ)

生汁大蝦球(大海老のマヨネーズ風味)

当店は海老料理を得意としている。

中でもおすすめなのがこの料理。

エビマヨブームの火付け役となった看板メニューだ。

南充冬菜餃(からし菜入り蒸しぎょうざ)

北京片川鴨(窯焼き北京ダック)

ここでコースの量とお腹の具合を相談して、

前述した元祖海老のウエハース巻き揚げ(2個700円)を追加注文し2人でシェア。

確かに当店の自信作だけの価値は充分ある逸品だ。

紅焼東坡肉(トンボーロ)

これが本日いただいた中で最高に美味しかった料理。

豚肉の硬さ柔らかさといい、表面の皮の焦げ目といい、

すべてのバランスが完全にコラボして口の中で響き合う。

これは星いくつあげても良い満足感をいただいた。

厦門炒米粉(アモイ風ビーフン)

鮮奶凍杏仁(なめらか杏仁豆腐)

蛇足になるが当館の総料理長は日本人が務めているそうだ。

1階にある売店コーナー。

前回でここのみやげコーナーのレベルの高さに感心したので、

今回は日頃お世話になっている方々に美味しさのおすそ分けとして

「元祖海老のウエハース巻き揚げ」「小籠包」

「菜香チャーシューメロンパン」などを買い込んで発送した。

 

 

 

 

 


浦和エリア旨い店シリーズ ~番外編61-Ⅱ~

2022-06-09 06:01:55 | 食~番外編(県外)

ベトナム料理 ジャスミンパレス

横浜市西区高島2-18-1 そごう横浜店10F

TEL 045-465-2111

定休日 不定休

https://www.stc-sunrise.co.jp/yokohama_menu.html

ゴールデンウィークの初日、あいにくの雨模様の中、横浜エリアに遊びに来た。

JR浦和駅からJR横浜駅まで乗り換えなしで約50分。

上野東京ライン、湘南新宿ラインが繋がったことによって

前さいたま市長が「お前、横浜中華街にランチしに行けるようになるゾ」と

言っていたことを思い出した。

横浜駅到着がお昼頃になり雨模様だったので

「ソウダ久し振りにベトナム留学生のダン・コック・トワン君が

経営している横浜そごうのダイニングパーク横浜の中に入っている

「ジャスミンパレス」に行ってみよう」となった。

当店には2回目の訪問。(2015-5-15付参照)

どうやら人気店のようでご覧のように若干のウエイティング状態であった。

ダン君はRCの関係で約10年前にカウンセラーという

日本の里親みたいな役割をスミダマンがして、

彼を物・心ともにサポートしていた。

そんな彼はアルバイトが高じてベトナム料理店を立ち上げ、

今や東京・神奈川・埼玉に数店舗展開している立派なビジネスマンに成長した。

そこへ2年半前、突然新型コロナウイルスの感染が飲食業界を襲った。

たぶんダン君のビジネスも今、荒波に揉まれていることでしょう。

そんな心配もあって来ました。

早速お店の人に聞いたところ「さっきまで居ましたヨ」との返事。

残念ながらすれ違いになってしまったが、

元気で頑張っているとの話でホッとした。

以前来た7年前は、この巨大なダイニングパークで売り上げが第2位になったと

誇らしげに語っていたのを憶えている。

これがオープンな店内風景。

店内のつくりはテーブル席のみで36席。

所々にベトナム風な飾り付けがあるが、

どちらかというと日本の洋食屋さんに近い雰囲気だ。

しかし客層はかなり違う。

コロナ禍で祖国ベトナムへ帰れないベトナム人らしき人々が大勢来て、

せめて故郷の味を楽しみたいと来た人が多くいたようだ。

右の方も左の方もベトナム語をしゃべっていたのが印象的であった。

こちらが季節限定おすすめセット6種と店長のおすすめメニュー6種。

1セットに3~4点くらいあって税込で1,500円から3,160円くらいと

価格もお手頃感があり、かつボリュームでも勝負している。

これが繁盛している理由ではないだろうか。

 

 

それではこれからジャスミンパレスのメニューを一挙に公開してしまいましょう。

ベトナム料理を食べた方はご存知だと思いますが、

パクチーなどの強味の香草を除けば日本人に合う料理だ。

有名どころでは、お米でできた麺のフォー。

生春巻の「ゴイ・クォン」、揚げ春巻「チャージョー」。

これが旨いんだナー。

日本のオムレツみたいなベトナムお好み焼き「パインセオ」、

空心菜のガーリック炒め等々が日本でも知られているベトナム料理かな。

海鮮のフォーと3種の春巻のよくばりセット税込1,500円。

これには海鮮フォーとアボカドの生春巻、揚げ春巻、蒸し春巻、

サラダ、本日のデザートが付いている。

味の方はちょっと繊細さには欠けるが日本人の舌に合い、

かなり旨い料理だと思う。

特に生春巻と揚げ春巻はスミダマンの大好物だ。

こちらはベトナム五目焼そばセット税込1,610円。

焼そば以外に青パパイヤのサラダ、生春巻、揚げ春巻、蒸し春巻、

スープ、本日のデザートが付いている。

ベトナム料理の薬味はやはり他国のものとは違う。

テーブル上には赤味を帯びた小麦、落花生、海老と書かれたもの、

チリソースの一種、そしてニンニクと辛い唐辛子のお酢漬けが置かれていた。

そごう横浜店10階のダイニングパークは本当に広い。

ショップが、A・名店老舗ゾーン、B・シーサイドゾーン、

C・グルメゾーンの3つに分けているくらいで32店舗もある。


浦和エリア旨い店シリーズ ~番外編366~

2021-12-08 06:42:33 | 食~番外編(県外)

郷土料理・甘い物処 四季彩

岡山市北区後楽園1-5

TEL 086-273-3221

定休日 年中無休

https://korakuen-shikisai.jp/

当店は岡山後楽園外苑に位置する和食のお食事処。

新鮮なネタと岡山の根菜類を使用した「岡山祭り寿司」が人気だそうだ。

地元では結納、婚礼、法要などの催事によく使われているようだ。

店内は1階椅子席が60名、2階座敷席が50名と広い。

1階の印象はごくごく普通の食事処だ。

会計カウンターの後ろにある写真が旭川の中にある岡山後楽園の全景がわかる写真だ。

岡山の代表的な郷土料理の岡山祭り寿司(1,750円)。

そばは茶そば。

ここは穴子も名物で穴子重(1,750円)。

一番豪華なのが華やか御膳(2,750円)。

他にかご盛りの四季彩弁当(2,100円)もある。

瀬戸内の幸を使った郷土料理のわりに全体的にリーズナブルな価格設定だ。

これはどうやら、ばら寿司お膳(2,300円)のようだ。

岡山ばらずしは瀬戸内海の海の幸と旬の野菜を華やかに盛りつけたお寿司。

江戸時代、備前岡山藩の初代藩主・池田光政によって質素倹約が推奨され

「食膳は一汁一菜とする」という倹約会を発布。

それに対して庶民が反発し「ご飯の上に乗せても一菜は一菜」と

ご飯の上に魚や野菜を乗せて「ばら寿司」として食べたのが始まりと言われている。

現在ではお祭りやお祝い時のハレの日に食べる郷土寿司として県民から愛されている。

一部屋の奥の壁にはずらり備前焼を中心とした地元名産民芸の陳列棚があった。

備前焼は日本六古窯の一つに数えられる炉器だ。

釉薬を一切使わず、酸化焰焼成によって堅く締められた赤みの強い味わいや、

窯変によって生み出される一つとして同じものがない模様が特徴になっている。

現在は茶器、酒器、皿などが多く生産されている。

食事処の棟続きでみやげ物売場もある。

岡山名産の白桃ジュース500円、岡山清水白桃もも大福や、

蒜山ジャージーソフトアイスなどが売られている。

 


浦和エリア旨い店シリーズ ~番外編361~

2021-10-25 06:26:50 | 食~番外編(県外)

天丼 あなごめし 関宿屋

千葉県松戸市本町7-2

TEL 047-361-0234

定休日 火曜日

https://www.sekiyadoya.com/

松戸の市街地の真ん中、旧水戸街道に面して明治38年、この地で蕎麦屋さんとして開店した。

元々は明治元年頃、流山で蕎麦屋として始まり、その後松戸に移転した。

当店の近くには姉妹店として、そば処「関やど」「せきやど治平鮨」がある。

ちょっと年季の入った落ち着いた雰囲気の

昭和の香りがする食事処といった感じの店内だ。

大きく2つのコーナーに分かれ、1つのコーナーの壁部分の飾り棚には

陶器とガラス器の器がコレクションのように並べられている。

奥には宴会用の座敷も用意されているようだ。

ちょっと失礼。

のれんの下から厨房の中をのぞいてしまいました。

こちらがお昼の天丼・うどんメニューとセットメニュー。

当店の売りは穴子と天婦羅のようだ。

壁には写真付きで季節のおつまみ単品メニューが貼られていた。

ここにも穴子煮こごり(1,100円)、穴ざく(酢の物・1,100円)、

甘えびや浅利のかき揚げ、生ガキや、

珍しいところでかきの天ぷらなどが並んでいる。

これが穴子めしセット(税込1,485円)。

穴子が当店の名物とあって見るからに美味しそう。

食感がサクッとしていて、一味も二味も違う。

これは高級な穴子だと断言できる逸品だ。

その上、穴子の煮こごり、穴子の湯葉巻きなど

当店ならではの添え物が付いている。

これがまたすごいんだナー。

デザートもゆず味の凝ったもの。

当店は松戸では代表的な料理店にちがいない。

上天丼(税込1,430円)。

相方曰く、見た目は普通の天丼だが、味は全く違う。

すごく美味しい。

具も帆立など珍しいものから当店売りの穴子など、

多彩な食材がびっしり入っている。

天丼もハイレベルの逸品だそうだ。

歴史を誇る当店の昭和10年頃の写真。

昭和初期を過ごした人が1人写っていて、

人から人へ引き継がれる、時の重みをこの写真は伝えている。

 


浦和エリア旨い店シリーズ ~番外編356~

2021-09-18 06:41:33 | 食~番外編(県外)

Cafe&Dining Bar Vingtie (ヴァンティエ)

群馬県渋川市渋川2728-1 (渋川女子高校西)

TEL 0279-25-8889

定休日 月曜日、第1・第3日曜日

ちょうどお昼時になり、どこかでランチをと車で走りながら探していたところ、

たまたま当店の前を通り奥まった所にお洒落な建物がチラッと見えたので入店。

これが実は大当たり。

こういう出会いが小さな幸せというのでしょう。

車を降りてしみじみ見ても、シンプルモダンの白亜の建物に

1・2階の布製の庇と鉄骨階段の赤がアクセントになったファザードが素晴らしい。

好きなタイプの建物だ。

当店はハンバーグやステーキの洋食系と

ピザやパスタなどのイタリアン系とワインのお店だ。

しかし、それだけではない。

さらにウイングを広げてカラオケルームと

そしてなんとシミュレーションゴルフまでやっている。

さらにペット可のテラス席もある。

店内の造り雰囲気も建物外観のイメージをそのまま持ち込んだ

落ち着いた大人の香りと随所に洒落たしつらえがある。

各テーブル毎にロールカーテンで仕切られ、

プライバシーを尊重しつつ、開放感も感じられた。

天井空間のシーリングファン、垂れ下がった鉢植えの緑、天井からの長いカーテン、

そしてワインのボトルを積み上げた空間とクラシック調の時計など、

インスタ映えする空間が広がっている。

入口玄関の隣りに置かれた熱帯魚の水槽も当店ではことのほか、

店内の空間に溶け込んですごくいい感じになっていた。

これが当店のメニュー。

オーダー方式はご覧のようにタブレット方式。

最近このスタイルが増えてきたようでアナログ人間としては気になるところだ。

もちろん、それほど大きなお店ではないので、口頭でのオーダーもOK。

パスタは5種類、ピザは6種類。

それにサラダ、ドリンク、デザートのセットがある。

ハンバーグ(180g)と赤城牛カット赤身ステーキ(100g)、

赤城牛サーロインステーキ(200g)もオススメだ。

ソースは3種類選べる。

豪州牛は一時販売中止、ポークは、やまと豚のブランドもの。

カレーも各種用意されている。

その他とってもお得なワンプレートメニュー、

追加トッピングもフライドガーリック、目玉焼きなど8種類もたのめる。

2Fのフロアーにはオンラインダーツ、キッズスペース、

開放感のあるテラス席ではペットOKで事前予約でバーベキューもできる。

1Fにはゴルフルーム、そしてカラオケルームもあるとか。

こちらのオーナーはなかなかの洒落者ではないか!

出てきたサラダを見てビックリ。

「なにこれ?!」

ワイルドだがお洒落。

かき混ぜながらキャンプ風に食べていくと普段のサラダの味と違った味に感じてしまう。

ベーコンペペロンチーノ 900円。

これをいただいているうちにスミダマンお手製の

ペペロンチーノ(2021-7-15付・料理~その8参照~)を思い出してしまう。

やはりマイペペロンチーノは、かなりのレベルに達しているネ。

赤城牛粗びきハンバーグ(180g)ライス・サラダセットで1,150円(単品850円)と

ハンバーグと赤城牛カット赤身ステーキ(100g)ライス・サラダセット2,470円(単品2,170円)。

ちょっとつまみ食い的にシェアして食べたが、ハンバーグもサイコロステーキも

旨味と余韻があって本当に旨かった。

フォークとナイフも結構年季が入っているが、

使い込んだ味が伝わってきていいですネ。

また、敷物の英字ペーパーもオーナーのポリシーが伝わってくる。

満足、満足とお腹を叩きながら玄関の扉を開けると

目の前にラブラドール・レトリバー犬がいるではないか。

ビックリしてちょっと後ずさりをしてよく見ると全く動かない。

ようやく、精妙にできた犬の人形だとわかり、思わずパチリ+パチリした。

 

 

 

今回ヴァンティエさんとは偶然の出会い(とは言ってもこの前は

何回も通っているはずで、そんなに気にしていなかったということ)だったが、

本当に旨い店を発見したという喜びと幸せを感じた。

これからは草津に行く時は必ず寄っていこうと心に刻んだ次第です。


浦和エリア旨い店シリーズ ~番外編355~

2021-09-09 06:23:44 | 食~番外編(県外)

手打ち十割そば 八兵衛

群馬県利根郡みなかみ町須川822-5

TEL 0278-64-0340

定休日 火曜日

昨日紹介した「たくみの里」の庄屋通りにある手打ち十割そばの

ちょっとモダンな田舎風の造りの八兵衛さんは

開業して15年ほどの蕎麦屋さんだそうだ。

入口を入った右側の部屋が10割そばを打っているそば打ちの部屋になっている。

都会の中の蕎麦屋さんと違ってこの部屋の空気もなんとなくのんびりしていた。

店に入ってテーブルの席にはちょっと時代がかった小上りの座敷席がある。

田舎の地にはまさにぴったりの佇まいだ。

当店はざっと30席ある。

当店はどうやら年配のご夫婦でやっているようだ。

厨房をのぞくと座席数のわりにけっこう広い。

コロナ禍の中でカウンターの上には全てビニールシートで仕切られていたため、

なんとなくしか様子がわからないが以前はオープンな厨房で

そば作りの様子が伝わってきたにちがいない。

これが当店のおしながき。

もり、ざる、天ざるの3種と、これ以上ない程のシンプルさ。

壁には天ざるの天ぷらの食材が2種書かれてある。

これが天ざる1,200円だ。

蕎麦の上にのりがかかっているのがうっかりした。

今はのりなしの蕎麦しか食べていない。

当店は本日25食のそば限定で売り切れ次第閉店の表示が外に出ていた。

この十割そばはそば粉が地元沼田産のもので蒸留水を利用した手打ちの十割だ。

天ぷらの野菜は舞茸、わさび菜、かぼちゃ、大根、伏見甘長(万願寺)。

店内にあるものと多少違う。

どうやら自家栽培の野菜を使っているようだ。

店の壁には若干色があせた色紙が6枚貼ってあったが、

そのうちの3枚はテレビ東京の馬と関係ある人らしい。

一滴甘露と書かれた文字の上には10周年を祝したご夫婦の似顔絵の絵が飾ってあった。

十割そばを天ぷらを美味しくいただいてお店を出ようとしたら、

なんとも母親想いの詩が目に止まった。

卒寿の母と還暦の私(平成17年9月21日付)。

ざっと計算すると大将は75歳になった方なのかな?

 


浦和エリア旨い店シリーズ ~番外編354~

2021-09-02 06:26:30 | 食~番外編(県外)

海・鮮・料理 よしだ

福島県双葉郡楢葉町井出字木屋126-1

TEL 0240-25-2253

定休日 日曜、祝日、第1・第3月曜日

営業時間 11:00~14:00

駐車場 有

無事に墓参りも終え、時計を見たら12時過ぎ。

どこかで昼食を食べようとネットで検索したら出てきたのが

常磐線竜田駅前の当店。

駅の周辺にはお店が何もなく、この2軒だけが輝いて見えた。

当店ともう一軒はラーメン・カレーライス・定食の武ちゃん食堂だ。

なんといっても海・鮮・料理に魅せられて即「よしだ」を選んだ。

なぜか2軒とも建物が新築したばかりのような新しさで気持ちが良い。

これが店内の様子。

ほぼ満席状態だったが並ばずに入れてラッキーでした。

正直こんな田舎の食堂なのにサラリーマンのようなお客が多い。

正にサラメシの雰囲気。

浦和エリアのランチと違うのは後から入ってきた人たちとの人とのつながり。

「ヨッ!久し振りだネ。元気?」

ここには都会にないアットホームなコミュニティーがある。

しゃべらなければわからない、人と人との絆があった。

お店の造りも新しいオープンキッチン方式を取り入れている。

この年配の方が当店の大将だろう。

お店の人に聞いたら当店は2年前にオープンしたばかりだとか。

これが注目のメニュー。

刺身定食1,380円、海鮮丼1,500円、本マグロ丼2,200円、中落ち丼950円、

ねぎとろ丼950円、鉄火丼1,380円、親子丼1,250円、煮魚定食1,100円。

その他に揚げ物料理(アナゴ丼1,100円、アジフライ定食950円など)がある。

そして壁にはおすすめメニューが張り出されている。

かつお、ブリ、真ダイ、アジ、マゾイの2点盛りができる刺身定食1,100円だ。

 他にヘェーと思ったのがシマエビ丼1,100円、

本田カレイの煮魚など地元ならではのラインアップだ。

このボリュームを見て下さい。

あじとブリの2点盛り刺身定食1,100円です。

小鉢も本格的なもの(煮物、酢の物)2点も付いています。

ブリとあじの刺身の切り方の贅沢なこと。

大きくて厚い。

口の中に入った時の圧倒的な存在感と海の旨みの拡がり。

これは浦和エリアではなかなかお目にかかれない。

質量を考えると都内価格の半分以下ではないでしょうか。

魚の仕入れ先を聞いたら、いわき市場と言っていた。

こちらが煮物と酢の物の小鉢と漬物。

こちらも全く手を抜いておらず、心が伝わってくる。

本当に素晴らしいです。

これが相方が注文した刺身定食。

6品もあり、どれもプリプリ、コリコリのすごさがある刺身だとか。

当店は海鮮定食屋さんのお手本のような店だ。

壁には「週末ならキャン」のポスターが。

おそらく楢葉町で週末はキャンプを、ということか、

「んじゃ やべ ならはさ」と方言でコメントが付いていた。

我々としては毎日よしだでランチキャン(Can)したいと思う位の大当たりの店でした。

ここが近くだったら是非行ってみて下さいと勧めたいが、いかんせん遠い。

そんなことで一期一会の出会いの素晴らしい食堂でした。

こちらが2020年12月1日に供与開始したばかりの常磐線竜田駅。

当駅は1日平均乗車人数158人という過疎の駅。

狭い日本も意外と広いと実感した一日でした。