語る、シェフ

小さなレストランのオーナーが、日々の出来事を語ります。

  目からウロコのお話

2009-06-09 00:20:40 | シェフが店を持つまで
今日は、店の池のポンプを新しくしました。
古いのは直して直して使っていたのだけれど、やっぱりモーターが限界なのか、
軸がぶれてしまって、止まってしまっていたんです。
でも、それと同じヤツは、軽く1万円以上するので、何とかならないかと・・・。
それで今日、水槽用のポンプを買って来てつけてみたんですが・・・いいと思いますよ。
1800円だったけど、これで十分だと思いますが、いかがでしょう?

ちなみに、今、店の池には、グッピーや後は良く分らないけど、いろいろ泳いでますよー!!
知り合いの元小学校の先生が、いっぱい、いろいろ入れてっちゃたんですよ。(笑)
グッピーとかは、水温が17~8度無いと死んでしまうので、冬は越せないと思うのですが・・・どうしましょう?


ところで、フィガロ・・・。
その時僕は、オーダーのサラダを盛り付けていた。
シェフは、かなり立体的な盛り付けを好むので、高く高く盛り付けていった・・・。
するとシェフが近づいてきた。心の中で「何か言われるかな?」と身構える。
そして彼は言った。
「おまえさ~誰のためにそのサラダ作ってるの?」
僕は、唖然とした・・・誰のためにって・・・。
そう、僕は確かに、シェフに気に入られるようにと、作っていた。
どうすれば、シェフに「いいねぇ~」って言われるかな?
その頃のぼくは、そんな事ばかり思って、作っていた。

そうなんですよ。お客さんの「わぁ~」という驚きや感動、食べると美味しくて幸せになる・・・。
そんな事を思いながら、料理を作っていく。
本当に当たり前のことなんだけど、技術以前の問題なんだけど、
その時の僕は、出来てなかったですね。

でも、シェフにそのことを指摘されてから、料理を作るのが楽しくなりましたよ。
なんだ、お客さんを喜ばせればいいんだ、シェフじゃないんですよね。

 

技術は変わらなくても、意識の違いでここまで変わるものか?
そんな事を経験できた、出来事でした。

    それでは、また。


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