語る、シェフ

小さなレストランのオーナーが、日々の出来事を語ります。

  意外な時間 

2010-07-31 01:04:55 | Weblog
今日はランチが終わってから、メトロに仕入れに行き、
帰りに田んぼに寄って、昨日脱走したような海老を捕獲しようと、
ちょっと寄ってみたのですが・・・夢叶わずでした。

車を止めて、近くでちょっとすくってみてから(網で)目的の場所に向かったのですが、
たどり着く事はありませんでした・・・。
途中の橋の上で、「投網」で魚を獲っているおじさんに話しかけられたのが、始まり・・・。

彼のターゲットは、「タナゴ」
今日はあんまり獲れなかったらしいが、1匹見せてもらうと・・・
すご~くきれい!!インターネットではみた事があるけど、本物は初めて。
彼は、20年ぐらいタナゴを飼っていたらしいです・・・もちろん繁殖を繰り返して・・・。
ところが、白点病?に罹り全滅してしまったらしいです。かわいそうに・・・。
もう辞めようと思うんだけれど、何となく獲りに来ちゃうんらしいです。(笑)

それで話しが終わる訳も無く、
「昭和24年に東京に出てきて大工に弟子入りした」ところから始まって、
「3年前に大工は引退して、今は楽しくやっている」と言う現代まで・・・。
しっかり、45分間お話しました。
僕はおしゃべりですが、人の話を聞くのも大好きですよ。
彼も、一生懸命大工さんの仕事をして、(そうそう家も大工の息子さんと建てたらしいですよ)
そのご褒美に、今の暮らしがあるんですね。

まだまだ話は続きそうでしたが、僕も仕事があるので、
「またいつか【田んぼ】で会いましょう。」と言って、別れました。
店に着くと、ちょうど開店の時間・・・収穫は無かったけど、タナゴの美しさが忘れられません。
僕も、いつか獲ってみたいです。

  それでは、また。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿