今日と明日は恒例の「ごっこあそび」の日です。今日はその初日でした。今年のテーマは「スーパーマーケット」。会場となる遊戯室のテーブルには、この日に向けてそれぞれのクラスで手分けして作られた商品がたくさん並んでいます。とり組さんが担当した「お肉・おかずコーナー」、はな組さんの「やさい・くだもの・おさかなコーナー」、つぼみ組さんの「おかし・パンコーナー」などいろんなの売り場がありますが、それぞれによくもまあこんなに本物のように作ったものだなあと、関心させられるほどの物ばかりです。お肉コーナーを覗いてみると、「すてーきにく」「ひきにく」「とりにく」「はむ」がちゃんと並んでいます。お魚コーナーでは、パックに入ってラップをかけ褄もちゃんと付いているお刺身(見ると今夜お刺身を食べたくなりますよ)や、氷の入った水(つもり)に浸してある(スーパーにありますね!)活きのいいお魚まであります。買い物籠、お会計レジ、買った品物を調理する所と、食事をする場所もあり、まさにここはスーパーマーケットそのもの。最初にお店の人の役をする子どもたちが衣装を着けて準備完了、いよいよ下館幼稚園スーパーマーケットの開店です!
お客さんになった子どもたちが、お財布を首から下げて続々お店に入ってきました。「いらっしゃいませー!」元気な呼び声が響く中、お客さんたちは買い物籠を持ち、それぞれに欲しい物の所でお買い物が始まりました。欲しい物がたくさんあるけれど一度に買えるのは4つまで。うーんどうしようかな・・・と迷いながら品物を選んだら、それを持ってレジに並びます。幾つもあるレジには長い行列(まさにスーパーの情景ですね)ができました。このレジもなかなか上手く作られていて、ピィッという音も出る代物。お母さんのお買い物に一緒に行って見ているからでしょうか、レジ係りの子も手際よくピイッ、ピイッと品物を捌いてお会計をしていました。買った品物はエコバックに見立てた手提げ袋に入れて、ある子は食事スペースへ、ある子は調理コーナーへ。お肉を包丁で切ってステーキを焼いたり、焼きそばを作ったり、自分で調理をしている様子もまた、日頃のお母さんのお料理の動作をよく見ているのだろうなあと思わされるものでした。「ごっこあそび」は、子どもたちが毎日の生活の中で何をどのように見ているのかの一端を知ることができる貴重な時間でもありますね。子どもたちは、自分たちが準備してきた物を使い、しっかりとその役になりきって、心から楽しい時間を過ごしている様子でした。閉店の時間になっても、みんなはまだまだ遊んでいたいようでしたね。大丈夫、また明日も続きを楽しめるからね。