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献立日報

二人の息子は自立して家を出て、子育て終了感満載な私。
食事を作る気が失せてしまいました。

41円はがき

2017-01-16 20:35:15 | 日記


白ご飯

揚げ出汁豆腐
木綿豆腐は水切りしておく
片栗粉をつけて揚げる
小口ネギを盛り 麺つゆを温めて上からかける

里芋とイカの煮物
昆布だしに砂糖・酒・しょうゆで煮汁を作り下茹でした里芋とイカを煮る
イカは火が通ったら取り出し里芋だけ落し蓋をして煮込む
食べる直前にイカを戻しいれる

アイスプラントのサラダ
「めぐみの郷」でアイスプラントを買ってきた
一口大にちぎり 玉ねぎのスライスとクリームチーズの角切りをトッピング

しめじとわかめのお吸い物


久しぶりに手芸の道具を押し入れから出してきた
ふと気が付くと 押し入れの前には葉書が一枚落ちている
その葉書は未投函の41円の葉書だった
内容は会社説明会への参加・不参加を問うもので 都合が悪ければ訪問日を記入するようになっており、大学名・学部名・学科名・氏名・住所・帰省先を記入する欄がある
あて先はとらじまとこたつねこが勤めていた会社の「採用担当行」
記入の形跡はなく とらじまもこたつねこも見た覚えがない
今やその会社も2008年に倒産して存在しない

久しぶりに出した手芸用具は4~5年前に空き箱を利用して作ったもので そんな葉書は入っていなかった
一体どこから紛れ込んできたのか・・・

会社が倒産して8年以上の月日がたち生活は貧しいながらも落ち着いてきた
とらじまはいつも人手に渡った社屋を横目に見ながらパートにでかける
パート先はその以前長く勤めていた会社を通り越した先にあるのだ
そして社屋が目に入ると胸が苦しくなる

29歳まで勤めていた懐かしさで苦しくなるのか
もう戻れない月日を思い苦しくなるのか

倒産してしばらく こたつねこは意味もなく会社を見に出かけていた
人手に渡るまで 不動産会社の貼り紙が入り口に貼られ 荷物もなく がらんとしていた
積み重ねたものが足元からすべて崩れ去ったような喪失感は半端なかった

葉書は41円切手で平成元年から平成6年まで使われていたものらしい
結婚前にとらじまは会社のパンフレットに小さく写真がのったので そのパンフを持って帰ってきていた
多分それに挟まっていたものだろう

こたつねこと相談して一応取っておくことにした
ちょっと前のこたつねこなら「捨てろ」と言ったかもしれない
取っておくという選択が取れるだけの余裕ができたのだろうと 少し安心した