献立日報

二人の息子は自立して家を出て、子育て終了感満載な私。
食事を作る気が失せてしまいました。

昨日見た夢2

2020-11-05 22:21:57 | エッセイ
夢の中の自分は一体誰なのだろう?

夢の中で私は魔女だった
お姫様、でなく「お嬢様」が住んでるはずの「お城」にいて「執事」のような中年男性もいる。
その魔女の住む「お城」は最近現実の私がスマホで検索した中古マンションの間取りにそっくりで、お城のベランダ、と認識している中古マンション物件の写真で見たベランダでお姫様でない娘が一人いる。
魔女は執事と娘に「お嬢様がいないのは、シャボン玉館のお姫様に取られたのよ」と言い、助けに行きましょうと促す。
この城の主であるはずの「お嬢様」はいないので3人で探していたと思われる

執事と娘は魔女に近寄ってきて3人で輪になって手をつなぐ
魔女の私は「できるかな?」と不安になりながらつないだ手を前後に振ると3人はゆっくり浮かんで、空を飛んで「シャボン玉館」に向かう

「やったぁ、私、まだ飛べるんだ!」夢の中の魔女の私はそう喜ぶ


目が覚めて、一体この夢は何に影響された夢なのだろう?とおかしくなった。
金曜ロードショーでハリー・ポッターを観た影響なのだろうか?「シャボン玉館」って一体何?

私が魔女で空を飛ぶってあり得ないのに、夢の中で足が床から離れていく映像は妙に生々しかった

時折こんな変な夢をみる
そしてこんなふうにその日のうちに書き留めないとキレイサッパリ忘れてしまう

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海の見える町

2018-11-03 19:30:40 | エッセイ
海の見える町に行く

歩き疲れて駅前でランチ
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2018-07-05 14:04:31 | エッセイ
雨に打たれて
私の身体は砂糖菓子のように砕け溶けて
土に流れ 土に染み込めばいい

20歳を過ぎた頃
雨が降るたびにそう思っていた

最近また同じように雨空を見上げる

憂う心は歳をとらない
私の存在が妨げになるという思いと
それは慢心だと嘲笑う気持ちと
大きな息を吐いても取れない胸のつかえとが
助けを求めるように雨空を見上げる

雨は激しい
脆い私など簡単に粉々に砕いて
洗い流してくれそうだ

そして土に染みこみ
静かに深く深く落ちて
いつか浄化したらいいのに
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カマドウマ

2016-04-29 21:14:53 | エッセイ
「迷彩の柄でカッコイイ」
毎日昆虫の図鑑を眺めている小学校4年の長男の視線の先に開かれたページに載っていた昆虫は「カマドウマ」

それまでに「見てみたい」と長男が切望した昆虫は「オケラ」と「ハンミョウ」
どちらも私は見たことがなかったのだが 
この「カマドウマ」は遥か昔に見たことがある
主人が「これは便所コウロギだ」と口を挟んできた

そうだ そうだ
昔 実家の玄関の下駄箱の下に入り込んでいて
母と二人で追い出した覚えがある
家の縁の下に結構いたのだ

実家に行って 床下収納を外して長男は縁の下に潜ったが何もいない
実家の場所は変わっていないのだが 10年ほど前に同じ場所に家を建て直したのだ
そしてその時 建てる前の土地に「防虫加工」をしたと母は言う
庭にある倉庫の下も 隣との境の塀の脇にも どこにもカマドウマはいなかった

ちょっと私の苦手な場所にいる虫だし どうもきれいな虫とは言い難いので
「いないね、仕方ないね」とお茶を濁していた

夏休みのある日担任の先生から電話が入る
「居ました!カマドウマ!!体育倉庫にいたので捕りにきてください!私は出勤していますので!!」

個別懇談の時に私はうっかりカマドウマ探しの話をしてしまったのだ
それを担任の先生は覚えていてわざわざ電話をかけてきてくれたのだった・・・
私は愕然としつつ 長男に虫かごを持たせて 暑い夏休みの一日に小学校へ向かった

途中で出会った同じクラスのお友達と担任の先生とで蒸し暑い体育倉庫の中を奔走しているのを横目で眺めつつ
長男は虫かごに「カマドウマ」を収めて満足気だった

カマドウマは年明けくらいまで家の玄関で普通のバッタのように屑野菜を餌に飼われる事となった
長男はどう思ったか判らないが
とにかくゴキブリのような長い触角を合わせて会話しているような 多少気味の悪い虫だった
これがうっかり家の中に逃げてしまったらゴキブリのように繁殖するのではないかという不安の中で過ごし
逃がすことなく 全個体が寿命を全うした時 かなりほっとしたのを覚えている

 



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ゲンゴロウ

2016-04-28 19:59:46 | エッセイ
「お年玉でゲンゴロウ買ってもいい?」
家族で出かけたホームセンターのペットコーナーで小学校低学年だった長男が水槽を指さしてそう言った
小さな水槽に5センチくらいの丸いゲンゴロウがくるくる泳いでいる
値札を見ると「2400円」
お年玉は長男のものだが ゲンゴロウに2400円も使うなんて私には考えられない
「ゲンゴロウなんて駄目だよ お年玉は大切に使いなさい。 ゲンゴロウは捕りに行こう」
ゲンゴロウなんてどこにでもいる と その時は思った

あの丸い大きなゲンゴロウは絶滅危惧種だと調べてから気づく
しかし 車で30分ほど出かけた「無名池」に生息しているとの報告が上がっていた
休みごとに車を出して 自然公園の水場を探す

小さい水生昆虫ならたくさんいるのだが
やっぱりあの丸いゲンゴロウは全く見当たらない
それでも長男は3センチほどのゲンゴロウのような水生昆虫を捕まえていた
「でもこれはガムシ」

その後日に また違う水生昆虫を捕まえたようだ
「でもこれはコオイムシ」

水生昆虫の魅力がわからない私にとってゲンゴロウもガムシもコオイムシも大して違いがないのだが
長男はやっぱりゲンゴロウを探しているようだった
昆虫園や水族園で展示されているゲンゴロウを食い入るように見つめていた

真夏のある日 家族で人口島のレジャープールに出かけた
休日の混雑でチケット売り場は行列ができている
私はチケットを買うために並び 主人は子供と行列を離れていた
ふと子供たちの方を見てみると ゴミが浮いているような噴水池で何かしている
「ハイイロゲンゴロウがいる!」
長男は興奮気味だ

ちょっとガムシより色が薄くて小さい水生昆虫を長男は捕まえて
レジャープールの流れるプールや造波プールは上の空だった

そしてその頃からようやく長男の「ゲンゴロウ」熱は冷めていった

あの2400円のゲンゴロウが長男の水生昆虫の興味の入り口だったのだろう
その後「タガメ」がいるといって田んぼの畔道ばかり出かけたこともあった
小学校4年の時に 市の広報誌で募集していた「田んぼため池探検隊」に入り
ため池のかいぼりという ため池の水を抜いて 中の生態を調査したり捕まえたりするという
とんでもない行事に雨の日に参加し 
その後風邪をこじらせて2週間学校を休む羽目に陥ったこともある

中学の時 理科の研究でゲンゴロウの生息を調べて賞を取っている生徒がいた
長男は中学生になる頃には すっかり水生昆虫熱は冷めていた
興味を持つ時期が もう4~5年ずれていたら いい研究になったのに、と母の私は勝手なことを思い溜息をついた

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