1日の終わりに ~森真理マンドリン教室~

マンドリンと共に暮らす日常のあれこれを、ほぼ毎日綴っています。

都内と横浜の差

2013年07月28日 | Weblog
いやー、毎日暑いですね。
夏だから暑いのは当たり前ですが、蒸し暑いのは辛い。

今日は、二重奏の練習を東神奈川(横浜駅から京浜東北線でひとつ東京寄り)で。
7時半頃建物を出たら、とても心地良い風が吹いていました。
都内に住む友人は、「やっぱり横浜は東京より涼しい」と。
私も仕事などで東京から横浜に帰ると、そう思うことが多いです。
やはり、山と海が近いせいでしょうか。東京に比べたら田舎、ってことかな。

昨日は、仕事で横須賀へ行きました。
そこでまったく同じようなことを思ったんです。
横須賀は横浜より涼しい。暑くても、過ごしやすい感じ。
東京在住の仕事仲間は、私の10倍くらい体感温度の差に驚いていました。
建物や人の数が違うんでしょうねー。

ところで、横須賀芸術劇場をご存知でしょうか。
劇場内がとても素敵なんですよ。
ウィーン歌劇場に似ていませんか?

ここを午前・午後借りると、土日料金でも20万円以下という破格のお値段です(入場料無料の場合)。
比較対象にオーチャードホールの料金を載せようと思ったら、高過ぎてびっくり。126万円(大ざっぱに料金表を見る限り)。

横須賀芸術劇場のようなホールが都内にあったら、もっとチケット料金が安くなるのでは。
いや、都内にあるということなら使用料金が跳ね上がるので、結局は同じことですね。

夜も更けてだいぶしのぎやすくなりました。
私の家の付近は、横浜中心部に比べるとかなり涼しいだろうと思います。
緑が多くて閑静な町です。
窓を開けっ放しで呑気に眠れます。
多少不便でも、環境の良さが気に入っています。
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誕生日に

2013年07月27日 | Weblog
昨日は私の誕生日でした。
Facebookにたくさんのメッセージをいただき、ありがとうございました。

誕生日は仕事を入れないでゆっくり過ごしたい、と思っていました。

が、しかし。

いろいろなことが重なって、普段以上にあたふたとしていました。
でも終わってみれば、楽しい1日でした。

朝。

夫がいつもより早く出勤のため、夫、娘、と駅まで車を2往復。
通常は2人まとめて一度に送っています。

9時に、発表会のリハーサル会場取り。
昨日が、横浜の施設10月分の空き部屋申し込み開始日だったんです。
残念ながら希望していたところは埋まっていました。
とりあえず、取れるところは取りましたが、不便なところなので悩ましい。
ここを保険にして、来月地区センターの抽選に行くか・・・

など悩んでるうちに出勤時間になってしまいました。

まずひとつめの音楽教室へ。
ここは自宅から車で25分ほどです。

途中、教室のそばにあるガソリンスタンドに寄って洗車を依頼。
レッスンが終わったら引き取りたかったんですが、2時間以上は置いておけないとのこと。
生徒の入れ替え時間(10分)で取りに行き、駐車場に入れて、また戻ってレッスン。
これが慌ただしかった・・・。
でも、手洗い洗車はドライブスルー洗車より断然きれいになりますね。
ひさしぶりに室内清掃もしてもらって、すっきり。

昼。

ですが、このまま次の音楽教室へ移動。
車で5分ほどです。
こちらで1時間レッスン。

このあと、病院へ。

父が再入院してしまいました。
いよいよ透析治療を始めることに。
これから1日置きに3時間、ずっと透析をする生活になるそうです。
でも、行ってみたらとても元気そうで、安心しました。
母と落ち合って、病院の食堂でお昼を食べました。
誕生日に両親に会うのはうれしいものです。

急いで帰宅。

体験レッスンがあるので、掃除。とにかく掃除。
幸い息子がいたので外回りとキッチンを頼み、私はそれ以外をがんばりました。
ふー、やればできる。(でも、やったのはほとんど息子)

体験レッスンの生徒さんを迎えに、駅へ。
レッスン後、駅までお見送り。

これでこの日の仕事は終了しました。

夜は、誕生日会!
家族で待ち合わせして、インド料理の店へ。


タンドリーチキン、シシカバブ、サラダ・・・などなど、カレーの前にたくさんお料理が出てきました。
その上ナンはもちろん、たくさん種類があるカレーも食べ放題。
そして飲み放題。
それで90分2500円、というびっくり価格なのでした。
娘が言っていた通り、店員さんがいいインド人ばかりで、とても楽しかったです。
ぜひまた行きたい。
ひさしぶりに限界まで満腹になりました。


そんな誕生日の1日でした。
また今日から、気分も新たに元気に明るくがんばります。
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2013年07月23日 | Weblog
今日の雷雨はすごかった。
仕事の帰り、新橋でちょうど電車が行ったばかりだったので、ホームで10分待つなら京浜東北でのんびり座って帰ろう、と思ったのが大誤算でした。
落雷の影響で運転見合わせになった東横線の振替え乗車で、大混雑だったんです。
そのとき東横線に乗っていた人はさぞかし怖かったことでしょう。線路を歩いたそうです。
それと比べれば混んでるくらい、なんてことないです。

夫が「ダブルトーン」というドラマを見ています。
この中のセリフが気になって気になって。

「お亡くなりになられた」

これが何度も出てくるんです。

「お亡くなりになった」か「亡くなられた」が正しい。

検索すると、住友生命のHPでも「お亡くなりになられた」が使われてる!


今、「失礼な敬語」野口恵子著を読んでいます。
常々自分が気になっていた言葉(誤用例)に関して、すっきりきっぱり説明があって、読んでいるととてもいい気分です。

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懐かしい場所

2013年07月21日 | Weblog
今日は、高校マンドリン部OB合奏団の練習に行ってきました。
思い起こせば、私が出席するのは今年初かも…。

マスカーニの仮面など、この合奏団にとってはなかなかに難曲が多いです。
コンスタントに月2回練習している成果で、みんなかなり弾けてる!
地道な努力はすごい、と思いました。
私はこれから追いつかないと。

仲間たちに久しぶりに会って、一緒に弾いて、楽しい時間を過ごしました。
OB会という気心の知れた関係は、なんだかほのぼのとしていて、他で弾くのとは違う感じがします。
私にとっては懐かしい場所なんです。

練習後焼き鳥屋に行き、4時間以上飲みました。
明日仕事なのに起きられるか不安。
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朝の詩

2013年07月20日 | Weblog
立ち仕事をして足が痛いです・・・。
でも、たまにこうして仕事で制服を着ると、自分の体形の変化を思い知らされて、いいですね。
こんなに毎日暑いのに、どうして少しも夏ヤセしないのかしら。

電車で移動中の楽しみは、Huluで海外ドラマを見ることと、先日記事に書いたお気に入りのブログMaru in Michiganを読むことです。
今日は1歳2ヶ月のところまで進みました。

お誕生日の様子がとてもかわいらしかった。
ゲスト用に作った写真集も本当に素敵。
日々撮影している写真の中から月1枚を選んで12か月分。
本人が大きくなってからこれを見たら、本当に愛されて育てられたことを実感することでしょう。
親としても、振り返って本当にしあわせな気持ちで満たされるだろうな。

一茶君の成長ぶりを見ながら、自分の子供の小さかった頃を思い出しています。
タイミング良く、昨日の産経新聞 「朝の詩」に掲載されていたこの詩を読みました。


ぬくもり
大阪市 富川愉美子 47

十七才の息子の頭を
ぐっすり寝ている間に
そっとなでてみた
幼子だったあの時と
同じようにくり返し
くり返しなでてみた
ずいぶん大きな頭に
成長したけれど
小さい時のぬくもりが
あの頃と同じように
私の手の平に伝わった


すっかり大きくなった我が家の子供たち。家を出る日もそう遠くないはずです。
小さい時は、早く大きくならないかな、と思っていたものですが、振り返れば本当にあっという間でした。
一緒に暮らせる残り少ない日をたいせつにしようと思います。

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留守電で

2013年07月18日 | Weblog
いやー、昼から暑かったですね。
2日ほど涼しかっただけに、この暑さはつらい。

先日外出から帰ったら、家の電話の「メッセージあり」ボタンが点灯していました。
再生してみたら、中高年の男性の声で、


・・・・・
あのー、Aです。ご無沙汰しています。
このたびは結構なものをありがとうございました。
・・・・・


お中元が届いた、というお礼の電話でしょうか。
でも、Aさんという知り合いはいないのです。
そもそもお中元を発送していません。


・・・・・
えー、また飲みでも行きましょう。
では、どうも。失礼します。
・・・・・


困ったなー。
この人はお礼を伝えたつもりになっているでしょうが、送り主には感謝の気持ちは届いていないんです。
当人に教えてあげたいところですが、番号はわからない。

自分もメッセージを録音するとそれで済んだ気がしてしまいますが、やはり直接伝えるか、手堅くお礼状が良いみたい。


以前、とある会社宛の見積書がFAXで我が家に届いたことがあります。
これは送信者が明記されていたので、間違っていることを連絡しました。
いろいろ気をつけないと。
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このブログが好き

2013年07月17日 | Weblog
以前フェイスブックで見かけた、かわいい赤ちゃんと柴犬の写真。
それから月日が経ち、この本の記事を見ました。

本の元となったブログ(Maru in Michigan)を先日見つけ、一茶君(赤ちゃん)が生まれる頃までさかのぼって読んでいます。
今、生後半年のあたり。
ブログのトップページを開くと、だいぶ大きくなった現在の一茶君がいるので、我慢してそこは見ないようにしています。
近いうちに追いついてしまうと思いますが。

著者は、アメリカ人のご主人とミシガンに住むジョンソン祥子さん。
赤ちゃんと犬がかわいいのはもちろんですが、写真そのものがとてもきれい。
文章は短めで、写真が主体のブログです。

生まれたての頃は家の中の写真がほとんどなんですが、何しろお家が広い。
ごちゃごちゃしたものが一切ありません。
時折写るご主人の実家や親戚の集まりの様子も楽しいです。
食事会のテーブルセッティングや、クリスマスの暖炉の様子とか、もう、うっとり。
たまに日本の物が出てくるのも、いい感じです。

成長とともに屋外の写真も増えていきます。
散歩している庭が草原というか森というか、(日本の)個人邸のスケールではありません。
広々していて、見ているだけで気持ちが晴れます。

そして、何より憧れるのは、登場人物が(犬も)まったくあくせくしていない(ように感じられる)こと。
いつも家族一緒で、愛に溢れて笑顔いっぱいで、心穏やかに暮らしているんです。
日常のわずらわしいことを一切削ぎ落としたような感じがします。

ちょうど週末に、会社を舞台にしたドラマ(「半沢直樹」と「七つの会議」)を見て、陰謀とかパワハラとかの山盛りで精神的にへこんでいたので、その落差たるやものすごいものがあります。
人生で本当に大事なことって何だろう。
その究極のものがMaru in Michiganにあるような気がします。

疲れたときにでも、ぜひご覧ください。
このページの写真だけでも、じゅうぶんにほっこりできます。
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トレモロの回数

2013年07月16日 | Weblog
今日は16日。
ということに午前中気付きました。

当然ながら昨日は15日。
おさらい会リハーサル用の施設の抽選申し込みの締切日でした。

あー・・・忘れてた。

横浜市の施設の抽選申し込みは1日~15日。
16日が抽選で18日が発表。

毎年やってわかっているつもりだったのに、後回しにした結果がこれです。
空きを狙うしかありません。
いやぁ、参ったな。



今日は、トレモロのことを書きます。

トレモロの回数を数えるかどうか。
回数とは、四分音符のダウンアップをいくつ入れるか、ということです。

私はもともと「回数決めない派」です。
高校の部活で教えられた時に、そうだったから。

「派」は適当ではない言い方でしょうか。
流派、派閥・・・
ちょっとそんな感じがするので。

大学のクラブは「回数決める派」でした。
ついでに言えば、右手の小指も楽器に付ける派。

これに最初とても戸惑いました。
それまで自由にコントロールして弾いているつもりだったのに、回数を決められるって。

でもそこにいる限りその弾き方をしなければならないので、やりました。
やっていれば慣れるもので、それなりにできるようになりました。

ただ、どうも納得がいかなかった(書けばとても長い話・・・)上に、自分はこのままじゃ上手くなるどころか下手になる、という確信があって、1年で部活を辞めました。
その後片岡先生に個人レッスンを受けるようになって、今に至ります。

今日は、月1回の、柴田先生のレッスンでした。
トレモロは、回数を決めるのも決めないのも、どちらもできるほうがいい、というのが先生の考え方。
というわけで、私の苦手な回数を決めるトレモロを練習しています。

四分音符100で、6回。
6回は難しい。
八分音符で動くのが難しい。
で、どうも不自然。
速いダウンアップであってトレモロではないような気がします。

自由自在に弾けるようになれば自然に聴こえるようになることでしょう。
メトロノームに合わせて、少しずつテンポを上げながら何度も弾きました。オデルの1巻の曲を。

私の教室に新しく入会した生徒が、学校のクラブで「回数決める派」なんです。
立場上、「回数決めても弾けるけれど、私は敢えて決めないで弾いています」ならいいけれど、「私は回数を決めないで弾いているので、決めたら弾けません」というわけにはいきません。
そんな事情もあり、まじめに取り組んでいます。
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プレソ月例会

2013年07月15日 | Weblog
今夜はひさしぶりに過ごしやすいです。心地よい風がありがたい。

先週の演奏会に来てくれた生徒(ご高齢)は、ステージ上の私を見つけられずに終わったそうです。
入退場のとき、目を凝らして見てくれたそうですが、上手下手両方から入場したので、タイミングが合わなかったのかも。
吹く楽器の人がほとんどで、それ以外はごく少数なので見つけやすいかと思ったんですが、全員同じような衣装で、遠目では厳しいか・・・。

もっと言えば、マンドリンの音もまったくわからなかったと。
初めて聴く曲だから無理もないか・・・。
もっと詳しく事前に説明しておけばよかったです。
パイプオルガンの音もわからなかったらしいので、いわんやマンドリンをや。

そんなわけでほとんど闇鍋状態(?)で聴いたらしいですが、演奏自体は楽しんでくれたようで、よかったです。


今日はプレソの月例会でした。
来年の演奏会に向けて始動しています。
プレソにしては低音パートの出席率が悪かった。
みなさんいろいろ事情はあるんでしょうが、全員出席がプレソのポリシーなので、どうにか都合をつけてほしいものです。

それでも合奏は楽しい。
ドリーの3楽章が気に入っています。あのメロディーは泣ける。
スヴェンソンのロマンスも、これからが楽しみな曲です。

帰りは、都立大学駅そばの店で軽く飲み会。
やたら安かったです。飲み放題が120分で千円。
お料理も半額特典が何品かあって、しかも個室で。

途中、憧れのマンドリニストから指揮者に電話があり、少し代わってもらいました。
本当に緊張しましたが、うれしかった。
私のHPも見てくださっているとのことで、うれしいやら恥ずかしいやら。
恥ずかしいなら書かなきゃいいんですが、書くのが好きなんです。
今日はいい日でした。


画像は、昨日の「ひつまぶし」。

家の近くに、共水うなぎ(大井川・共水うなぎは健康で美味しく育てる為、飼育尾数に制限があり 全国で30数件の鰻店のみでしか味わうことのできないブランド鰻、だそうです)の店があるんです。
この暑さ、そして連休、加えてお盆、ということもあって、予想以上の売れ行きだったらしい。
19時にして「うなぎ売り切れ」の断り書きが店頭に。
我が家は予約をしていたので、かろうじてだいじょうぶでした。
でも、全員分のうな重を作る量の鰻がないとのことで、私はひつまぶしを注文しました。
錦糸卵は無い方がいいかも、と思いつつ食べてみたら、いやーおいしいこと。
出汁も、とてもおいしかった。
ひつまぶしもいいですね。
でもやっぱり今度はうな重が食べたい。  
   
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演奏会、無事終了

2013年07月09日 | Weblog
いやー、本当に毎日暑いですね!
我が家は、レッスン室と寝室にしかエアコンが無いんです。
リビングはたいそう日当たりがよく、恐ろしいほど室温が上がります。
風通しはいいんですが、日中は結構つらい。
そのリビングにあるPCから投稿しています。
暑いなー。
と言っても仕方ないんですが、つい口から出てしまいます・・・。

さて、

6月15日(土)の片岡マンドリン研究所発表会から約半月の間に、本番が4回あったんです。
その最後を飾る演奏会が、日曜日に終わりました。

横浜楽友協会第35回記念定期演奏会。

前回の記事に書いた公演です。

本番の前日がリハーサル。
場所は磯子公会堂でした。
前回が戸塚フォーラム、次は磯子、本番はみなとみらいホール。
家から近くて本当にラクです。
普段の練習が遠いところばかりなので、地元はいいなぁとしみじみ思います。

前回より楽器の種類も増え(たように思う。バンダも客席から演奏)、本番に近い状態でした。
途中何度か返しながら、3楽章に突入。
初回で気になっていたマンドリンの8分の12のところは、先生が振りながらOKを出してくれました。
というわけで、今思えば私は1回弾いただけでこの日は終了。
みなさんは、このあと噴水、松、とリハーサルは続いたのです。
本番の前日の夜遅くまで、大変です。

一夜明けて、演奏会当日。

いいお天気でした。
気温も上がるそうで、私が招待したご高齢の生徒さんの健康状態が少々心配になりました。

リハーサルは、プログラムの逆の順からということで、噴水と松を客席で聴きました。
アレクサンダーのレッスンで、「演奏会当日は極力会場内を歩き回るように」と言われているので、客席のいろいろな位置からステージを眺めたり天井を見上げたり。
みなとみらいホールの大ホールでは、10年くらい前に演奏したことがあります。
それ以降も客席には何度か足を運んでいます。

3階席や2階席でのバンダ、客席のあちこちから響く水鳥の鳴き声。
そして重厚なパイプオルガン。
この会場ならではの演出が満載でした。
聴いていて本当に圧倒されます。

この広い会場で、迫力のある音に慣れたお客様の耳に果たしてマンドリンの音は届くのか・・・。
自分で確かめたいところですが、そうもいかず。
本番の配置では、チューバがすぐ隣でした。
だいじょうぶかなと思いましたが、祭りのリハーサルが終わり、音量面での問題はなかったようでほっとしました。

全てのリハーサルが終わったときに、先生から本番に向けてのいいお話がありました。
こういうひととき、とても重要ですね。奏者の気持ちがひとつにまとまる感じ。

広すぎる楽屋でお弁当をいただき、準備をして、いよいよオンステージです。
私にしては珍しく緊張していましたが、レッスンを受けたように客席を見渡し、頭が動けて身体が動けて・・・を実践しました。
マンドリンの出番は3楽章なので、それまでは楽器は持たずに、ゆったりと椅子に腰かけて、曲に身を任せました。

かっこいいファンファーレで始まる1楽章。
練習のときに小田野先生が指示したことを、みなさんがきちんとこなして、のびのびと演奏しているのがわかりました。
3楽章が始まり、楽器を手にとって・・・
あとはあっという間でした。

4楽章は晴れ晴れとした気持ちで、みなさんの熱演を楽しみました。
冒頭のパーカッション、ズチャーチャーチャーチャ・ズチャーチャーチャーチャ(と書いてわかっていただけますか?)の部分、かっこよくて胸が震えますね。
踊りだしたくなるようなにぎやかさ、迫力あるラスト。

拍手のときに、先生がマンドリンを一番に立たせてくれました。
貢献度から言ってバンダが先でしょう、と思っていたので、自分が呼ばれてるとはまったく気付かず、周りのメンバーに「マンドリン、マンドリン」と教えてもらって立ち上がった次第でした。
マンドリンのアンサンブルだと、こういうシチュエーションはまずないですねー。
よっぽどのソロでもなければ。
というわけで、とてもうれしい経験でした。

オケの管楽器の人は、たいていの管弦楽の曲でソロがあるんですね。
それもかなり重要な。
それをいつもこなしているんだから、本当にすごい精神力ですね。
私なんてたったあれだけでも、

「もしここで入り損ねたら」
「ピックが弦に引っかかって、変なトレモロになったら」
「臨時記号を間違えて半音高かったら」

などと考えるものです。
その他にも、私には「本番の咳」という恐ろしいトラウマがあるんです。
静かなシーンで、「もし今咳が出たら」と思うと、したくもなかった咳が出そうになって身もだえするという・・・。

あるいは、
「足台を倒して派手な音が響いたら」
「譜面台を倒して前の人の頭を直撃したら」

などなど、不安要素は山ほどあります。

そういうことを振り払ってみんな演奏してるんだなぁ(そんなことを思ってるのは私だけ?)。
いやー、本当にすごいことですね。


とにかく祭りは無事に終わりました。
客席でどう聴こえたかはあとで友人に聞くとして、とにかくホッとしてステージを降りました。
メンバーのみなさんからは、よかった、と声をかけていただき、うれしかったです。

祭りのあと、休憩20分。

ここで着替えて、後半は客席で聴かせていただきました。
噴水のハープとパイプオルガン、キラキラと水のはじける様子。
私の一番好きなジャニコロの松にうっとりし、アッピア街道松の怒涛の盛り上がりに電撃が走り・・・。

アンコールは2曲
レスピーギのイタリアーナと、星条旗よ永遠なれ、の2曲。
ああ、私も弾きたい。どんなチョイ役でもいいから星条旗仲間に入りたかった。
本当に楽しいんですよ。客席でも楽しかったけれど、弾いていたらもっと楽しいだろうな、と。


終演後、いつもの習慣でどんどん片付けなどしたいところでしたが、楽屋で休んでいてくださいと言われました。
みなさんが大忙しにしているのに、なんとも落ち着かない気分でした。

大きな楽器を運搬したあとに、アーティストラウンジで中締め。
先生からの感想、エキストラや幹部からのひとことなどがあり、その後打ち上げ会場へ移動しました。

打ち上げでは先生と近い席で、ローマの祭りを初めて振ったこと、マンドリンの生演奏を聴くのも初めてだったこと、などの話を伺いました。
その後は大いに飲み、しゃべり、時間も延長して楽しい会をご一緒させていただきました。
楽友協会の方には本当によくしていただきました。
気付けば11時近かったですが、家が近いのでこれも気が楽。


日曜日からずっと頭の中がローマ一色です。
今もBGMとしていろいろ聴いていますが、このマンドリンはちょっと「?」と思いました。音はきれいだけど。

ロリン・マゼール指揮 クリーヴランド管弦楽団 1976年

いかがでしょう。
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