1日の終わりに ~森真理マンドリン教室~

マンドリンと共に暮らす日常のあれこれを、ほぼ毎日綴っています。

ワイナリー訪問

2009年11月29日 | Weblog
穏やかに晴れた平日、勝沼ぶどう郷へ行ってきました。

映画「サイドウェイズ」を観て、ぜひともワイナリーへ行ってみたい、と姉。
私の知り合いがアドバイザーとしてご活躍のワイナリーがあるので、お邪魔することにしたんです。

新宿から特急に乗ると、急に旅行気分が盛り上がります。
深まる秋の景色を眺めながら、あっという間に大月に到着。
そこから電車を乗り換えて、勝沼ぶどう郷へ。

駅の周りはどこを見てもぶどう畑でした。さすが、ぶどう郷。
ワイナリーもたくさんありましたが、お目当ての「まるきワイナリー」へ直行しました。

知り合いといってもお会いしたのは1度だけ。
数年前の清里マンドリン音楽祭でした。
川口先生の高校・大学の先輩にあたる方です。
その後、ハンドルネームでのメッセージのやりとりしかなかったので、現地に着いて本名がわからないことに気付きました。
幸い、なんとか無事に取り次いでいただけてよかったです。
ひさしぶりにお会いしたら、なんと先ほど駅でお見かけした方でした。
私たちを迎えに来てくださったそうでしたが、お互い確信が持てず(顔の記憶はあいまいだし、お互い本名を知らないし、私たちはタクシー乗り場に直行せず、駅をうろうろしていたので)、駅では合流できなかったんです。

そんな、少々不安な幕開けでしたが、その後は順調でした。
まず、ワインホールのテラスから素晴らしい景色を見てから、畑を見学。
ぶどうを搾る機械や、発酵中工程、お宝でいっぱいの熟成庫など、ゆっくり見せていただきました。

熟成貯蔵庫には各年代のさまざまな種類のワインが眠っていました。
一升瓶による特殊な熟成で、奇跡の古酒と言われているそうです。
結婚記念日や成人式などのお祝いに利用される方が多いとか。
35年前くらいのものまで、毎年ぶんたくさんあるそうです。
ワインボトルにすると約10万本もの一升瓶。
これだけの本数を並べるのも、注文を受けて取り出してボトル詰めするのも大変な作業だと思います。
全部で時価いくらになるのか、想像もつかないです。
古酒はだいたい1万5千円から1万円くらいで販売しているそうです。

その後店に戻って試飲タイム。
ずいぶん前に大会社のワイナリー(というか、工場)に行ったときは、ただ好き勝手に試飲するだけだったんですが、今回は詳しい解説付きです。
味の違いがより一層わかった気がしました。

10種類近く飲ませていただいて、姉と私が購入したのは同じ2種類でした。
甲州のワインは、普段の日本食(刺身や肉じゃが)にとてもよく合うそうです。
こってりしたフランス料理やイタリア料理に合わせると、あっさりし過ぎて平板な味、と思われがちだけど、新鮮な素材の味を生かす日本食にぴったりだとか。
確かに、ワイナリー特製のスモークドたくあん(絶品でした)との組み合わせで、ますますワインがおいしく感じられました。

そこから、イチ押しの温泉と食事を楽しみに、山梨市駅方面へ。
少しぬるめの、とろりとした温泉にゆっくり浸かり、うな重を食べました。
観光客相手のレストランなどとは違う、いい店でした。
こういうのは、現地の人に教えてもらわなければわかりません。

澄み切った空気と美しい山々、おいしい食事と温泉。
半日の日帰り旅行で、秋を満喫できました。
今度はぜひ桃の花の季節に行ってみたいです。
その頃は、まさに桃源郷なんだとか。
まずは、2月の江ノ島ワイン会での再会を約束して、帰途につきました。
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日本大通りの銀杏並木

2009年11月23日 | Weblog
今日の色づき具合はこんな感じでした。
遠くに見えるのは大桟橋に停泊中の飛鳥Ⅱのようです。
ここより、県民ホールと山下公園の間の銀杏のほうが黄金色になっていました。
青空に映えてとてもきれいでした。
勤務中だったので、その写真は撮れず。

出勤前に、昨日録画したETV特集「ピアニストの贈り物~辻井伸行・コンクール20日間の記録~」を見始めたら、つい見入ってしまいました。
優勝、という結果だけを知っていましたが、そこに至る道のりがとても興味深かったです。
テキサスの、町を挙げての後援ぶり、辻井さんのホームステイ先のご夫婦のあたたかさが良かったです。
お家がとても立派なのもすごかったですが、心のこもったもてなしと慈愛に満ちた眼差し、そして、最終審査発表で檀上に上がった辻井さんに、ビデオカメラを操作しつつ「ノブ!」と声援を送る姿。
ああいう形でコンクールにかかわることができるのは、とてもうらやましいです。

審査結果は、3位なし、2位は韓国のソンさん、優勝者は辻井さんのほかに中国の方もいらしたんですね。知らなかった。
それにしてコンクールがとても過酷。
弾く曲がものすごく多いです。
室内楽と、さらにコンチェルトが2曲、そしてリサイタル(時間指定の自由曲)。
コンクールの本番に弾くだけでも大変なのに、毎日10時間も練習をするらしい・・・。
いやー、それぐらいが普通にできなければ、コンクールを戦いきれないんでしょうね。

一般的に、ピアノの人は練習量がものすごいらしいですね。
8時間程度毎日弾くのは当たり前だそうです。
だから、リサイタルの日などは、むしろ楽だとか。
管楽器の人は、舌や唇に不都合が生じるからそのような長時間練習はしない、と聞いたことがあります。

8時間ねー・・・
1人で黙々と8時間も弾いたことがないです。
ピアノの人からすると、「なんでやらないの??」という感じらしいです。
なんでって、なんでだろう。
そのくらいのことができなければ、やってるとは言えないんだろうなぁ。

というわけで、これからやります。
もう遅いけど。
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フランス国立リヨン歌劇場管弦楽団

2009年11月21日 | Weblog
演奏会に行ったのは先週のことです。
チケットが高価だったので、席種をどうするか考えました。
でも、リヨンまで行くことを考えたら安いものだということで、S席を購入。
とてもいい席で、いい演奏と、素敵な指揮を堪能できました。
本当に行ってよかったです。

生演奏というのは、何事にも代えがたい魅力があります。
曲そのものの力はもちろんですが、奏者とホールと観客で一体となってつくりあげる、特別な時間。

この演奏会のとき、隣の席の人の様子は最初からただならぬものでした。
常に身を乗り出しているので、背中が背もたれにつかない。
そしたら案の定、「火の鳥」の大団円のあとものすごいブラボーのご発声(?)でした。怒ってるのかと思うほど大声で、びっくりしました。

大野さんの指揮はとても素敵で、彼が目の前にいたら、自分の能力以上のことができるような気がしてしまいます。
残念だったのは、この日、プレトークがあるのを知らなかったこと。
プログラムについて、おもしろおかしく解説してくれたそうです。
早めに行っておけばよかった。

プログラム

ドビュッシー/牧神の午後への前奏曲
ストラヴィンスキー/バレエ「火の鳥」組曲(1911年版)
プロコフィエフ/バレエ「ロミオとジュリエット」op.64から
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つくれぽ

2009年11月20日 | Weblog
アップルパイはおいしく焼けました。
レシピはクックパッドを参考に。
出来上がり写真を撮って、つくれぽを送ればよかったな。
パイは焼きたてが一段とおいしいですね。
りんごはまだまだあるので、今日はオレンジページに掲載されていた焼きりんごを作ろうと思います。

昨日は、1日休みだ、という安心感から、結局何ごともなし得ずに終わりました。限られた時間でやらねばならない、という状況じゃないと、仕事が捗らないんだなー。

モスバーガーのとびきりハンバーグサンド・チーズが食べたい、と娘。
冷たい雨の中を出かけるのも気が進まず、宅配依頼の電話をしました。
が、しかし。
お昼時だからか、1時間半かかる、というんです。どれだけ人手不足なんでしょう。
いくらなんでもそんなに待てないので、お店に食べに行きました。歩いて5分ほどのところです。
混んでいたけれど持ち帰りの人ばかりで、店内は落ち着いたいい雰囲気でした。
モスは高いけど、おいしいです。
とびきりハンバーグサンド、よかった。
でも、間に挟まっている根菜とチーズのソテーが冷たかったので、ちょっと残念。これも熱々だったらな。

モスバーガーで、ゆるんとした時を過ごし、ゆっくり食材と日用品の買い物をしたら、夕方になってしまいました。

こんな日も、いいか。
仕事のない雨の日は、いいな。
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秋の夜長に、ひとりビール

2009年11月19日 | Weblog
チヂミを肴に、ひとりでビールを飲んでいます。

仕事帰りに乗っていた東海道線が、沿線火災の影響で途中駅でストップ。
こういうときって、判断に困りますね。
そのまま運転再開を待つか、別ルートにするか。
今日はちょうど乗換えの階段に近い場所に乗っていたのと、たまたま並走する京浜東北線が到着する気配があったのとで、乗換えました。
その後、思ったより早く東海道線は運転再開になり、結果的に、横浜到着は1分ほど早かっただけでした。

その車中で、「帰りにビールを買ってきて」と家族からメールが。
ちょうど電車内のモニターで琥珀エビスのCFを見ていたので、琥珀エビスを買いました。普段は金麦なので、ちょっとぜいたく、です。

ビールを飲むならお風呂上がりに、と思ってお風呂から出たら、家族は既に飲み終えて就寝態勢に入っていました。確かにもう12時過ぎ。
でもせっかく(?)なので、ひとりで飲んでいます。
しかもロング缶です。
チヂミはピリ辛でビールに合いますね。

明日は、姉と秋の遠足として勝沼のワイナリーに行く予定でした。
が、事情があって急遽日程を変更したので、明日はぽっかりオフの日になりました。
そんな気楽さも手伝って、今日はビール片手に夜更かしです。

明日は、普段手が回りきらない部分の掃除等をし、アップルパイを焼こうと思っています。
紅玉はもう買ってあります。

いやー、それにしても静かな夜です。
生徒さんが絶賛していたYoutubeのカラーチェの前奏曲を探しましょう。

たぶん、これです。
Raffaele CALACE - Preludio N° 1


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ほぼ日手帳買いました

2009年11月18日 | Weblog
月・火、と仕事が詰まっていて更新できませんでした。
今日は午前中はのんびり。
こんな日が週の半ばにあると、なんだかいいです。
そのぶん、今日は帰りが遅くなりますが、それでも朝のこういう時間が過ごせるのはいいな。

昨日は寒かったですねー。
きりたんぽ鍋の準備をしていて、白菜ひと玉を切り分けるときに、包丁で左指をぐっさりやってしまいました。
あー、と思いながら包丁がスローモーションのように指の上に・・・
自分でやってるのに、どうして止められないんだろう。
かなり出血しました。
本番直前じゃなくてよかった。


新しい手帳が店頭に並ぶ時期ですね。
この2年ほど、「夢をかなえる手帳」を使っていましたが、思い切って他のものに替えました。
ほぼ日手帳。
有名ですね。
気になっていた手帳です。
新聞の「cousinタイプ(大きいサイズ)が人気で品薄」という記事に後押しされて買いました。

選んだのはこれ。
今改めて見ると、高いですね。手帳のわりに。
値段はともかく、予想以上に大きくて重いんです。
ほぼ日ストアで買ったので実物を見ていなかったんです。
届いてびっくりしました。
でもまぁ毎日持ち歩こう。

ほぼ日の、ここが気に入って買いました。

----------
1日1ページの「ほぼ日手帳」は、
『不思議の国のアリス』の中に出てくる歌
「なんでもない日おめでとう」のこころをもった手帳です。
とくに変わったことのない「なんでもない日」でも、
それを手帳に書き記すことで
なにか特別なことがある日と同じくらいに
いつくしんであげよう、ということなんです。
----------

これを読んで、毎日をたいせつに過ごせそうな気がしました。

新しい手帳に来年の予定を書き込みつつ、いい出会いに恵まれる1年であることを期待しています。
演奏の予定がたくさん入りますように。
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マンドリンコンサート2009

2009年11月16日 | Weblog
演奏会は無事終了しました。
ご来場くださったお客様、ありがとうございました。

2009年11月15日(日)
マンドリンコンサート 2009
横浜市立南高等学校マンドリンギター部OB合奏団
みなとみらいホール 小ホール
13時半開演
入場無料・チケット不要

1部 マンドリンギター合奏
パリの行進/ポピー
サウンドオブミュージック/ロジャース
すべての山を登れ/ロジャース
オアシスにて/マルティ
熱情/ブランゾーリ

2部 クラリネット合奏
リュートのための古風な舞曲とアリア/レスピーギ
アニー・ローリー/スコットランド民謡
ロンドンデリーの歌/アイルランド民謡
春の日の花と輝く/アイルランド民謡
峠の我が家/アメリカ民謡
木管五重奏曲よりディベルティメント/ハイドン
歌劇「ドン・ジョバンニ」より お手をどうぞ変奏曲/ベードーヴェン
ラデッキー行進曲/シュトラウス

3部 マンドリンギター合奏
歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」より 間奏曲/マスカーニ
トランペット吹きの休日/アンダーソン
そり滑り/アンダーソン
海の組曲/アマディ


本番は、今までで一番いい演奏でした。
ホールの響きと、お客様のあたたかい気持ちに助けられた部分がかなり大きいと思います。
これならなんとかなるかも、とやっと思えたのは11月に入ってからでした。
そのくらい演奏上で心配ごとが多かった。
そして昨日の演奏。
この追い込みは、さすが南高生というところでしょうか。

集客と当日の出来は、予想をかなり上回るものでした。
マンドリンギター部の緑色の部旗が飾られたロビーで、終演後にたくさんのOBに再会できたのはうれしかったです。
昨日の演奏を聴いて、また楽器を始めようと思ったOBも多かったようです。

アンサンブルクラリスさんや、たくさんの音楽部OBの力を借りて実現した演奏会。
打ち上げも多いに盛り上がり、南高生のよさを再確認した1日でした。
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横浜市立南高等学校マンドリンギター部OB合奏団演奏会

2009年11月11日 | Weblog
マンドリン連盟誌に情報を載せていただきました。
が、「南高校マンドリンギター部OB会」という演奏会タイトルなので、一体どこの南高かわからない、というお声もあり(確かに、全国にはたくさん南高校があることでしょう)、「横浜市立」を加えてみました。


2009年11月15日(日)
横浜市立南高等学校マンドリン部OB演奏会
みなとみらいホール 小ホール
13時半開演
入場無料・チケット不要


プログラム

1部 マンドリンギター合奏
パリの行進/ポピー
サウンドオブミュージック/ロジャース
すべての山を登れ/ロジャース
オアシスにて/マルティ
熱情/ブランゾーリ

2部 クラリネット合奏
リュートのための古風な舞曲アリア/レスピーギ
アニー・ローリー/スコットランド民謡
ロンドンデリーの歌/アイルランド民謡
春の日の花と輝く/アイルランド民謡
峠の我が家/アメリカ民謡
木管五重奏曲よりディベルティメント/ハイドン
歌劇「ドン・ジョバンニ」より お手をどうぞ変奏曲/ベードーヴェン
ラデッキー行進曲/シュトラウス

3部 マンドリンギター合奏
歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」より 間奏曲/マスカーニ
トランペット吹きの休日/アンダーソン
そり滑り/アンダーソン
海の組曲/アマディ


こう書いてみると長時間の演奏会のようですが、各部30分ほどです。
10分休憩が2回。
終演予定は4時前です。
当日は付近で横浜国際女子マラソンも行われるそうです。
マラソン観戦で疲れた足休めのご来場も歓迎いたします。

2年前の高橋勝司先生追悼演奏会のために集まったOBの面々。
マンドリン部は20年ほど前に部員減少のため廃部になっていました。
そのため、ブランクの長いOBばかりでの演奏でしたが、本番直前の驚異的な追い上げで、なかなかまとまったいい演奏ができました。

追悼演奏会が終わって、このまま解散はさみしいという声が多く、その後も活動を続けてきました。
その成果を発表するのが今回の演奏会です。
同時期に結成した、ブラスOBのクラリネットアンサンブルもゲスト出演してくれます。

マンドリンギター部は、私が現役の頃は部員が60名弱いた記憶があります。
当時はとにかく毎日よく練習したし、活気があって楽しかった。
そんなわけで同期の出演者がとても多いです。
卒業して約30年、またこうして一緒に演奏できるとは思ってもいませんでした。
まだまだ発展途上ではありますが、今現在自分たちにできる限りのいい演奏をしたいと思っています。
どうぞあたたかい目で応援してくださいませ。
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発砲事件、そのとき

2009年11月06日 | Weblog
今日起きた発砲事件、前に住んでいた家の付近が現場でした。

たまたま仕事帰りに実家に寄った私。
実家と引越し前の家は徒歩3分ほどの距離です。
そこから行きつけの病院に行く途中、宮元町1丁目の交差点を、けたたましいサイレンを響かせて緊急車両が多数走って行きました。

診察を終えて実家に帰るときには、ヘリコプターが何機も上空を旋回。
これは火事ではなくて事件かな、と思いつつ実家に戻ったら、テレビで生中継をやっていました。
南区、とまでしか表示されていませんでしたが、あの風景は吉野町駅そばの横浜信金とローソンの間の道!驚きました。
もともとあまり治安のいい土地柄ではないですが、発砲とは。
無差別乱射ではなかったのがまだ不幸中の幸いでしょうか。
それにしてもびっくりしました。

今日診察に行ったのは、どうも最近動悸息切れがひどいので。
自宅の階段を上がっただけで、100メートル全力疾走をしたあとくらいの状態になってしまうんです。
もともと甲状腺に持病があるので、それが悪くなったのか、と思いました。
でも診察室に入るなり、「かなり貧血がひどい」とのこと。
顔(正確には目。下まぶたの内側)を見て明らかだそうです。
血色素量が女性の基準値は11.5~15.0なんですが、私はたいてい一桁です。
それが一段とひどいようで、「見たところ、これじゃ6か7」だとか・・・。
そんなに足りないんじゃ肩こりと息切れがするわけですね。

ついでに甲状腺の検査もして、鉄剤が処方されました。
好きじゃないんだなぁ、鉄剤は。飲んだあとむかむかする。
これを数か月は続けなきゃならないようです。ゆううつ。

血液検査って高いですね・・・。
なんか、高すぎるんじゃないかしら。
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深き山に澄みける月を

2009年11月04日 | Weblog
昨日の聲明の公演『西行マンダラ』はとても印象深いものでした。

私は初めての体験でしたが、当日のスタッフの中には、国立劇場や紀尾井ホールで聲明の公演に携わった人が多かったです。
ホールはどこであれ、とても人気なんだとか。
昨日もチケットは完売でした。

天台宗と真言宗が共演(という言い方で正しいのかしら)するのは珍しいそうです。
オープニングは、法螺貝の吹きかわし。
マンダラ世界の参入の意味も含んでいるそうです。
あんなにそばで法螺貝を吹くのを見たのは初めてでした。

出演者(僧侶?お坊さん?同じ意味?)のみなさんは、3階と2階の上下の扉から入場です。
こんなにたくさんのお坊さんを間近に見るのも初めて。
梵語の讃歌をしながら2階通路とステージまで移動する演出でした。
数か所から聴こえる声でホール全体が包まれ、なんともいえない気持ち。
声の力はすごいです。
途中で蓮の花びらに模した紙を撒くのがきれいでした。

帰り道の月を見て、西行が大峰修行の最中に深仙という場所で月を見て詠んだ和歌を思い出しました。

「深き山に澄みける月を見ざりせば 思出もなき我身ならまし」

想像していたよりもはるかに山また山に囲まれた深い峡の底で、まじかにみえる峰にかかった「月」をみ、その驚くほど単調で静寂で無音の音を発している光景を目の当たりにして、この世にこんな風景もあるのか、この「月」をみなかったら来世までもってゆくこの世の思い出とてなかった。(解説より)

驚くほど単調で静寂で無音の音。
それを月が発しているんですね。
深い峡の底で(しかも修行の最中に)見る月とは比較にならないとは思いますが、昨日の月は本当に静かでした。
無音の音。
引越したこの地では、無音の音を感じられる気がします。
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